寝屋川事件とは?事件の概要と裁判の判決は?死刑囚・山田浩二の現在に迫る

これが寝屋川事件が注目されるきっかけとなった大きな点です。第一審で死刑判決が確定してしまったという事はなかなかあることではありません。

普通であれば、容疑者の生死が関わる判決故に控訴をし納得のいくまで裁判を行うのが常です。しかし寝屋川事件は山田浩二自らが控訴を取り下げたことで一審のみで刑が確定してしまったのです。

寝屋川事件裁判③弁護側が控訴するも山田浩二が控訴を取り下げ

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担当の弁護士は当然この判決を不服とし一審終了後即控訴を行いました。しかし山田浩二はこの控訴をあろうことか取り下げてしまいます。

この異様な流れに寝屋川事件はよりいっそう世間の注目を浴びるようになります。

何故山田浩二がこのような不自然な決定をしたのかというと、直前にあった刑務官とのトラブルが原因だったといいます。一体刑務官と何があったのでしょうか。

寝屋川事件裁判の真実

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控訴取り下げのきっかけはなんとボールペン1本をめぐるトラブルでした。この些細なトラブルがこの事件を混迷させます。

山田浩二が手紙を書くために借りていたボールペンの返却時間を過ぎてしまったのです。それを問い詰めた刑務官と山田浩二は口論になりパニックと自暴自棄に陥った山田浩二が勢いで控訴を取り下げたのでした。

山田浩二の弁護士はこの冷静さを欠いた行動を取り消すために取り下げの無効を主張しています。

真相解明のために

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この記事を読む方の中には、寝屋川事件のような重犯罪者の死刑が早急に決まったのに何故わざわざやり直さなければならないのかと思う方もいるでしょう。

であれば、寝屋川事件のタイムラインや山田浩二の証言を思い出してみてください。実態のない同乗者や曖昧な動機等、寝屋川事件には解明しなければいけない謎、矛盾がまだまだ残っています。

罪を確定させるだけではなく、寝屋川事件の真相を解明しなければ裁判をやる意味がありません。裁判は罪を裁くためだけにやるのではありません。

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現状のまま、遺族に説明できない点を残したまま寝屋川事件を終わらせるべきではありません。寝屋川事件にはまだまだ解明されなければならない謎があります。

寝屋川事件裁判は「出来損ないのお芝居」との声も

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この寝屋川事件裁判での山田浩二の様子に対して、報道関係者からは「弁護士が仕立てたシナリオを演じている」との声がありました。

寝屋川事件に関する証言をポツポツではあるがしていたにも関わらず弁護士が付いたとたん黙秘を貫くようになった等の行動の変化や誰かに指示されたような回答をしていることなど理由は様々です。

真偽は定かではありませんが寝屋川事件裁判は裁判員裁判であったため、有利になりやすくなるよう指示をしていたのではないかという声も上がっております。

寝屋川事件前後の犯人・山田浩二の行動

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視点を変えて、今度は寝屋川事件当日の山田浩二サイドのタイムラインを見ていきましょう。寝屋川事件に繋がるきっかけがあるのか、隠されたなにかがその中にあったのかをまとめていきたいと思います。

山田浩二は輪姦イベントに参加

アダルトサイト主催のこのイベントが開催されていたのは寝屋川事件の少し前、8月9~10日。同級生らの話によると同性に性的興味を示すなど性癖に難があったという話もありました。

寝屋川事件直前にお盆休みを使って地元大阪へ

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輪姦イベント後の翌11日、山田浩二は大阪に向かう道中秋葉原へと立ち寄っていました。しかしこの際驚きの出来事が起こります。

職務質問をされる

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なんとこのとき、秋葉原で女性のナンパに失敗し、その苛立ちからか車を急発進させたところを警察に目撃されパトカーに止められ職務質問をされていたのです。

さらにその時車内を調べられバイアグラやスタンガン、手錠が発見されていたそうです。しかし、警察は薬物反応も陰性で且つスタンガンは電池が入っておらず使えない状態だったことから見逃されてしまいます。

もしこの段階で犯罪歴の照合や警察のネットワークでの共有がしっかりされていれば寝屋川事件が起こることも、寝屋川事件がこんな結末になることは防げたのではないかと思うと悔やまれます。

山田浩二は刑務所に面会へ出向いた後に実家に帰省

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13日、大阪にたどり着いた山田浩二は寝屋川事件当日、平田奈津美さんと星野凌斗くんが最後に監視カメラに映った少し後に付近にある別の防犯カメラへ車が映っているのが確認されました。

そしてこの後から、平田奈津美さんと星野凌斗くんは消息が途絶えてしまいます。おそらくここが寝屋川事件発生の瞬間でしょう。

そしてこの後山田浩二は大阪刑務所を知人を訪ねて訪れています。この時2人はどうなっていたのか、それすらも寝屋川事件は山田浩二が黙秘を貫くためわかっていないのです。

粘着テープを購入

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そして13日のお昼0時、山田浩二は柏原市内のコンビニエンスストアで粘着テープを購入する姿を確認されます。

これは寝屋川事件被害者・平田奈津美さんの遺体に巻かれていたものと同じものだったため寝屋川事件に使われたもので間違いはありません。

ちなみに平田奈津美さんの死亡推定時刻はこれのおよそ5時間前の午前7時半ごろでした。この時すでに平田奈津美さんは亡くなっていたということになります。

遺体の遺棄

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そして同日夜、山田浩二が実家に到着する少し前の午後10時半頃。平田奈津美さんの遺体発見現場となる高槻市にある会社駐車場の近くに40分近く滞在する不審な車が防犯カメラに映されていました。

その後山田浩二は実家に帰宅。それとほぼ同時刻に遺棄された平田奈津美さんの遺体が発見され寝屋川事件が世間に露呈することになるのです。

山田浩二は福島で除染作業の仕事に復帰、その後大阪へ

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大阪のみならず世間全体が寝屋川事件で騒ぎになる中、山田浩二は平然と通天閣観光を楽しんだり幕張ではカレーに舌鼓を打っていました。その様子はSNSサイト、Facebookで公開されています。

寝屋川事件のような凶悪犯罪を犯した後の人物が平然と隣にいたかもしれないと思うと何とも言えぬ恐ろしさを感じます。

仕事場、福島へ

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そして16日には福島へ戻り出所後携わっていた福島の除染作業へと戻っていきます。しかしその僅か4日後の20日、寝屋川事件現場にわざわざ戻ります。

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