メタニウムの全種を振り返る!インプレやおすすめ度が高いのはどれ?

2014年から2015年にかけて、メタニウムユーザーが発売を予想していたのが、13メタニウムのDC搭載モデルでした。ところが2015年発表されたのは、2013年メタニウムとは似ているが全く新しいメタニウムのDCモデルでした。

更に進化した『DC』

08メタニウム以来のDC搭載モデルとなった15メタニウムDCですが、その中身は大きく進化していました。08メタニウムではDCモードが4通りでしたが、15メタニウムでは5通りに、さらにPE、ナイロン、フロロカーボンとラインの種類でも選べるようになり、よりきめ細やかな設定が行えるようになりました。

『15メタニウムDC』のスペックとインプレ

15メタニウムDCのスペック

本体材質/マグネシウム合金

自重(g)/190(NG、HG)、195(XG)
最大ドラグ力(kg)/5
ギア比  /6.2(NG)、7.4(HG)、8.5(XG)
スプール糸巻量(lb-m)/ 12-120、14-100、16-85、20-70
ハンドル巻上長(cm/回転) /66、79、91
ベアリング数/ローラー  9/1
本体価格(税抜)  ¥57,800(全モデル共通)

15メタニウムDCのインプレ

2018年現在で最新のDC搭載メタニウムとなります。基本的なスペックは13メタニウムに準ずるものの、前作DC搭載メタニウムからDCは大きく進歩しました。その一つがDC設定のライン選択。実際のベイトリールのキャストにおいて、ナイロン、フロロカーボン、PEでは同じ『ライン』で一括りにはできないほどの違いがあります。

抜群の飛距離と安定したキャスティングを保つため、リールがライン種別まで考えて調整してくれる。釣り人はただ釣ることを考えればいい。目の前の一匹を釣り上げる集中力を保つために、これほど心強い味方はいないでしょう。

『16メタニウムMGL』の特徴と評価

2016年発売。メタニウム初『MGL』スプール搭載

ユーザーが驚く発表となった15メタDC。その答えとして示されたのが、この16メタニウムMGLでした。15メタニウムDCは、この16メタニウムのDC搭載モデルだったのです。一説では発売順が逆になった理由に、名称にもなっている『MGLスプール』の仕上がりが間に合わなかったため、ともいわれています。

13メタニウムを飛躍的に進化させた一台

13メタニウムに搭載されたSVSインフィニティは革新的だったものの、ユーザーの目は冷ややかでした。ブレーキブロックが多すぎたこと、そのため外部調整があまり効かなかったことが原因でした。

16メタニウムに搭載された『新SVSインフィニティ』はその反省を生かし、ブレーキブロックを4つに減らし、それらを全てONにしておけば、あとは外部調整ですべて賄えるという革新的なブレーキシステムに生まれ変わりました。

側面ブランキング『マグナムライトスプール』

シマノが新しいスプールに求めたのは、慣性モーメントの更なる抑制。そのために、新しいマグナムライトスプールでは側面への穴あけ処理が行われました。これによって慣性モーメントを10%低減、飛距離は20%向上しました(メーカー発表)。同時にこれらはバックラッシュの抑制にも大いに役に立っています。

『16メタニウムMGL』のスペックとインプレ

16メタニウムMGLのスペック

本体材質/マグネシウム合金

自重(g)/175
最大ドラグ力(kg)/5
ギア比  /6.2(NG)、7.4(HG)、8.5(XG)
スプール糸巻量(lb-m)/ 12-100、14-90、16-80、20-65
ハンドル巻上長(cm/回転) /66、79、91
ベアリング数/ローラー  10/1
本体価格(税抜)  ¥44,100(全モデル共通)

16メタニウムMGLのインプレ

2018年現在非DC搭載メタニウム最新モデル。13モデルのモデルチェンジですが、かなり大幅な変更が加えられており、別モデルとしても差し支えないでしょう。特徴的なのはやはり前述の『MGLスプール』。ベイトキャスティングの要となる場所だけに、この変化は見逃せません。

ルアーごとに行う適切なブレーキ設定と丁寧なサミング、そして正しいキャスティング姿勢を身につけることによって、はじき出されたルアーの飛距離は15メタニウムDCを凌駕する、とも言われています。

メタニウムおすすめの一台・活躍シーンと選び方・使い方

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