松川事件とは?国鉄三大ミステリーとなった冤罪事件の真相とその後に迫る

松川事件の真犯人は?

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先ほどもお話しした通り『松川事件』という狐に包まれたような出来事は、でっち上げられ、黒幕、犯人に仕立て上げられた複数名の人たちが無事に無罪を証明できたからと言って、解決したわけではありません。

肝心な『松川事件』を引き起こした張本人の黒幕が誰か分かってもおらず、いや正確には国家、警察、検事は正確に知っていたかもしれませんが、検挙されていない現状がありました。

では黒幕は一体誰なのでしょうか?次にその真相の1つについて掘り下げて考察していきます。

松川事件の「真犯人からの手紙」とは?

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『松本事件』の始まりから13年後、2019年(令和元年)現在から約60年前の昭和33年に、不可思議なエピソードが起こりました。

その不可思議なエピソードとは、自らを黒幕と名乗る人物から『自分たちがやった』と証言する1つの『手紙』が、でっち上げで被告として立たされている人たちの1人の弁護人に届くというものでした。

『諏訪メモ』と同じくらい衝撃的な文章を受け取った弁護人、更には有名な推理小説家の見解では、『黒幕』本人の可能性が高いと考えられるそうです。残念ながら真実は分かっていません。

松川事件の真犯人目撃者は水死体で見つかった

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『松川事件』という狐に包まれたような出来事の『黒幕』を見たという人物はどうやら3名ほどいるらしく、その1人は舞台となった鉄道近くでなにやら怪しげな奇行をしている人物を見たらしいです。

その様子を目撃した1人は『松川事件』の1年後、つまり翌年に水死体として発見され変死を遂げてしまいました。

しかし、この情報が本当かどうかは定かではなく、もしかすると噂や都市伝説であり事実無根の可能性があります。

松川事件の真犯人は国が関与しているとの噂も

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国家の元で動く機関の警察・検察が権力を行使して、でっち上げの事象を隠蔽、捏造、改竄などで集めて別の人物を『松川事件』の黒幕にでっち上げるという、悍ましい所業を働いたという事。

つまりその一連のでっち上げ工作を指示したのは『国家』であり、本当の黒幕は国家が関与していて事実や真相をうやむやにして、闇に葬るための必死の処置であったとい『噂』も囁かれています。

松川事件当時の警察の悪意ある捜査

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『松川事件』という陰謀説が囁かれる狐に包まれたような出来事に携わった、日本国の機関の1つの『警察』はでっち上げ工作をするなど、マズイ対応、闇が深い所業を行いました。

もう一度どんなでっち上げ工作であったか。どんな対応、所業を行ったかまとめて見ていきましょう。

松川事件の容疑者に自白を強要

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『松川事件』とは結果的に一切関与していない、1人の人物を全く別の案件・事案で検挙し身柄を拘束しました。

その後、言葉と肉体的な暴力で、精神的に追い込んで『自分がやった』など、濡れ衣を着せる人物たちが黒幕だと強要させて自白させたのです。

そんな人間不信、社会不審に陥ってしまうほど長年不幸に見舞われた人物も、『松川運動』『諏訪メモ』などの支援、影響を受けて最終的には無実の罪であったことが証明されました。

供述調書を操作して改ざん

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『松川事件』の汚い警察は、あることないことを勝手に都合の良いように『改竄』するという悪事を働いたのです。そうして無実の罪である複数名を完全に黒幕としてでっち上げ陥れようとしていたのです。

アリバイを隠す証拠隠蔽

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更に『松川事件』の汚い検察は黒幕として仕立て上げ複数名が、無実の罪であると証明し、黒幕を否定するような、内容が記された『諏訪メモ』を伏せておくという『隠蔽』もしました。

『諏訪メモ』の存在が明るみになっていなかったら、一番恐れていた事態が現実になっていたかもしれません。それもひとえに大衆、民衆による働きかけ、サポート『松川運動』があってのことでしょう。

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