「存在の耐えられない透明さ」とは元少年A酒鬼薔薇聖斗のホームぺージ!

この名前は1984年に出版されたミラン・クンデラ作の小説のタイトルです。

内容はというと浮気癖のある男性と結婚した女性の様子を描いた恋愛小説です。文学好きな酒鬼薔薇聖斗がなんらかのインスピレーションを刺激された作品なのかもしれません。

男性と女性、2人の感情の重さの比重がチェコの歴史背景と絡めて描かれるこの作品は人との関係性について深く考えさせられる本です。

酒鬼薔薇聖斗が起こした事件ってどんな事件?

この記事を見に来ているほとんどの方は酒鬼薔薇聖斗とその事件について知っていてさらに知りたいという方だとは思います。

が、知らないという人のために酒鬼薔薇聖斗の事件についてのざっくりとした解説と詳しい記事を置いておきます。

神戸連続自党殺傷事件

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海外の専門家も犯人像の考察をするほどに話題となった1997年に起きたこの事件。残虐さとまさかの未成年犯罪という面から大きな衝撃が走りました。

殺害した男児の首を切りその血を飲んだり首を見ながら自慰行為に及ぶなどという異常行動から社会は驚きと恐怖に包まれ、少年法の是非が問われる転機となりました。

被害者は全部で5名

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この一連の事件の被害者は全員小学生で、怪我を負ったのが3名。2名は亡くなってしまっています。

第1の事件(2月10日)

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常日頃から猫等小動物を殺し、弄ぶと言った残虐性を覗かせていた酒鬼薔薇聖斗。この事件で初めて人間をターゲットにします。手近な女子児童をゴム製のハンマーで殴りけがを負わせるという事件でした。

この際、怪我をした被害者女児の父親が犯人がブレザー姿に学生鞄を持っていたことから近隣の各中学校に犯人捜しのために生徒全員の写真を公開、捜査に協力することを要求しますが学校側はこれを拒否します。

この時に写真公開に踏み切っていれば事件は防げたのではないかと学校及び警察は後にバッシングをあびました。

第2の事件(3月16日)

ここでついに死者が出てしまいます。道を尋ね、教えてくれた女児にお礼代わりに金槌で頭を殴打し死亡させます。

さらにその後間髪入れず別の女児を小刀で刺し重傷を負わせます。一命は取り留めたもののかなり危険な状態となりました。

第3の事件(5月24~26日)

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最期にして最大の被害者は酒鬼薔薇聖斗の弟と同級生で彼自身も面識のある男児でした。人気のない場所に連れ出して首を絞めて殺し、その遺体の首を切断しました。

そしてその遺体の首を鑑賞、じっくりと堪能した後自身も通っていた中学校の校門前に犯行声明の手紙とともに遺棄します。

6月28日に逮捕される

逮捕され、酒鬼薔薇聖斗は少年院に送られて2005年までの8年間を少年院で過ごします。事件についてのさらに詳しい内容や家族との関係を知りたい方は是非こちらの記事をご覧になってみてください。

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