テント&タープのロープワークの定番をわかりやすく解説!動画と写真でチェック!

テントやタープを設営するときのロープワークの定番からいろんな種類のロープワーク、日常でも活用できるロープワークも結構あります。ロープワークが使えたら便利そうだけど、覚えるのは面倒くさいと思っている人にも簡単に使えるロープワークを紹介します。

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テントやタープをしっかり固定する理由

テントやタープが倒壊する?!

テントやタープが倒壊して怪我をするということがあります。テントを支えるポールがぐにゃりと変形したり、テント自体が破損し、破れたりします。テントやタープの倒壊でけが人がでることがないように十分注意しましょう。しっかりと固定できていれば防ぐことができることも多いと思います。

テントやタープを倒壊させる雨

テントやタープを倒壊させる原因の一つに雨があります。テントやタープを張っているときに雨が降ると大丈夫かな、と心配になります。雨をきちんと逃がせるようにしていれば問題ないですが、上に水が溜まるようなら降り続いた雨がどんどんたまり、倒壊させる危険性があります。

テントやタープを倒壊させる風

テントやタープにとって危険なのは風です。風でテントやタープが破れることだってあります。風対策として、設営場所を考えたり、車を風除けに使ったり、風を逃す設営方法をとったり、安全に設営するいろんな手法がありますが、風が強い時はタープは撤去する判断も必要です。

ロープワークっていったい何?

ロープワークとは?

ロープワークといえば登山をする人だったり、海の男たちが使うイメージを持っていませんか?ロープはワークは日常生活においても有効な手段として使える技術です。また、救助などでも活躍する信頼性の高い技術なので知っておくとかなり便利です。

キャンプを行う際にロープワークを知っていれば、様々な場面でロープだけで代用できるようになります。キャンプ上級者を目指すなら知っておきたい技術がロープワークです。キャンプで使えるロープワークもたくさんあります。

ロープワークの呼び名

英語での呼び名、日本語での呼び名、両方使われています。日本語での呼び名は結びのイメージが容易です。英語での呼び名は、語尾がヒッチ、ベント、ノットなどが多く、結びの種類わけがされています。英語での呼び名は結び方と使い方のイメージがしやすいです。ロープワークが応用パターンが多いので英語の呼び名で覚えた方が良さそうです。

基本のロープワーク

ロープワークは応用パターンが多いです。ロープワークを使いこなすにはロープの持ち方を固定したほうが覚えやすく応用がききます。左手にロープの長い方、右手にロープの先端がくるように持つなど固定してください。
実際に使うロープワークはコブを作る、対象物に結ぶ、輪っかを作る、ロープとロープを結ぶ、これらに目的や用途にあった結び方があります。ロープワークの基本は、すばやくできる、ほどけない、ほどく時にほどきやすい、です。

ロープワーク①:テントやタープを固定する「もやい結び」

もやい結びとは

もやい結び(Bowline knot)は輪っかを作るときのも使います。テントやタープを固定する場面でももやい結びを使用します。素早く結べて、強度が強く、ほどきやすい結び方です。船と船をつなぎ合わせることを舫う(もやう)といいます。「キング・オブ・ノット」と呼ばれています。

キャンプでタープを設営するとき、木と木の間にロープを張ります。その際片側はもやい結びにしてほどけないようにします。簡単にむすぶことができるし、テンションがかかった状態では緩まないのでとても便利です。

ロープワーク②:自在金具いらずの「自在結び」

自在結びとは

自在結び(Taut-line hitch)、自在金具はテントやタープの張り具合を調整する金具です。自在金具がないとしっかりとテントやタープを張ることができないというぐらいの必須アイテムです。ロープワークの自在結びを知っていれば自在金具がなくてもしっかりとテントを張ることができる技術です。

キャンプで使用するのは、テントを張ったり、タープを張ったりするときに、テンションを強めたいときに使います。木と木の間にロープを張った場合は、片側をもやい結び、もう一方を自在結びにするとテンションをかけやすくなります。

ロープワーク③:引っ張る力で強く結べる「ふた結び」

ふた結びとは

ふた結び(Two half-hitches)、簡単で緩みにくいので仮止めなどに使います。とりあえず、何かに結びつける時にふた結びを使う感じです。テンションをかければかけるほど結び目がきつく締まってほどきにくくなることがあります。仮留めといっても十分な強度があります。

ひと結び(Half hitch)はとても便利な結びです。ハーフヒッチのみでは使いようがないのですが、結びの組み合わせでハーフヒッチが活用される場面があります。応用が利くロープワークのもっとも重要な結びの一つになっています。

ロープワーク④:荷台の荷物を固定「トラッカーズ・ヒッチ」

トラッカーズヒッチとは

トラックの荷台に積んでいる荷物を固定する時に使っていたのが由来です。テンションの調整ができること、滑車の原理で3倍から5倍の力でテンションをかけることができることが特徴です。強いテンションをかけたいときなどはトラッカーズヒッチを使うと少ない力で強いテンションをかけることができます。

キャンプで使う場面は、タープを張る時も使います。トラッカーズヒッチは滑車の原理を活用することができるのでもっと力が必要な場面で使うことができます。例えば丸太を運ぶなど重い木材を運んだりする際に便利です。

ロープワーク⑤ロープとロープをつなぐ「一重つなぎ」

一重つなぎとは

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