ハリと糸を結ぶ方法は、たとえばループノットでもよいでしょう。オフセット系のハリには糸を通す穴があるので、この結び方を使えます。まずは糸を緩く堅結びにして、糸の先端をハリの穴に通し、先ほど作った堅結びの穴に通します。あとは通した糸を反対側の糸に巻き付けて、締め込めば完成です。
テキサスリグを作る場合
オフセット系のハリには、テキサスリグも向いています。この仕掛けは、水底を探るための仕掛けです。水底で疑似餌を積極的に動かすため、下手すると根掛かりが頻発してしまいます。その弱点を、オフセット系のハリを使うことでカバーするのです。仕掛け自体は単純で、糸にあらかじめオモリを通しておいてから、疑似餌を刺したハリを結びます。
ハリと糸の結び方は、結びやすいやり方で構いません。たとえば、ハングマンズノットでもよいでしょう。ハリの穴に糸を通したら、通した糸の先端を反対側に巻き付けます。巻き付けながら締め込んでいけば、ハングマンズノットの完成です。
Contents
オフセットフックの使い方③ 釣り方
積極的に動かしていく
オフセット系のハリに疑似餌を刺す際には、ハリの先を疑似餌の内部に刺し込みます。そのため、疑似餌に魚が食いついても、ハリはすぐに刺さりません。魚のアクションに合わせて、釣り竿をうまく動かしてやる必要があります。その意味で、魚がヒットしたら積極的に動いていく必要があるのです。
積極的に動かすという意味は、それだけではありません。そもそもオフセット系のハリを使うのは、障害物のすき間に隠れているバスを釣り上げるためでした。ということは、障害物に根掛かりすることを恐れずに、攻撃的に攻める必要があるのです。そのためにも、積極的に動かさなければなりません。
オフセットフックの種類① ワイドタイプ
グラブ(大きなワーム)に向いている
オフセット系のハリについて、今度はその種類を見ていきましょう。まずは、ハリ先のカーブに注目しましょう。反り返ったハリ先が、ハリ本体とどれだけ離れているでしょうか。ハリ先と本体の距離が長いものは、ワイドタイプに分類されます。
ワイド系のハリは、それだけ大きな疑似餌を刺すことができます。ハリ先が疑似餌からはみ出しやすいので、魚の口に引っ掛かりやすくもあります。その一方でハリ自体が大きいため、口の大きな魚でなければ食いつかないという面も持っています。
オフセットフックの種類② ナロータイプ
ストレートワーム(細身のワーム)に向いている
逆に、ハリ先と本体との距離が短いものは、ナロータイプに分類されます。小さめの疑似餌をセットするのに向いていて、口の小さな魚でも飲み込みやすいです。またハリ全体がスリムなので、より一層根掛かりしにくいというメリットもあります。その反面、大物は狙いにくいでしょう。
オフセットフックの種類③ ハリが太めのタイプ
鋭さは劣るが強度はある
ハリの太さも大事な要素です。ハリが太めの場合、鋭さは落ちますが、その反面強度は高くなります。オフセット系のハリは、障害物や強く食いつく魚に対して、攻撃的に動かす使い方をします。そのため、強度が重要な要素になるのです。太めのハリは、大物を相手にするときに向いています。
オフセットフックの種類④ ハリが細めのタイプ
強度は劣るが鋭さはある
一方でハリが細めだと、強度が落ちる半面、鋭さは増します。そのため、小物を狙うのに向いていると言えます。小物は噛みつく力が強くないので、鋭いハリで口に刺さりやすい必要があるからです。小物であればさほど重くないので、ハリの強度もそこまで必要ありません。
オフセットフックのおすすめ①TNSオフセット(ハヤブサ)
オフセット系のハリは、ハードな使い方に耐えられるものでなければなりません。その意味では、このTNSオフセットがおすすめです。様々なサイズがラインナップされていますが、どのサイズでも一定の強度を確保できる材質で作られています。入門編としても大変使いやすいアイテムです。
オフセットフックのおすすめ②316エキストラワイドゲイプ(がまかつ)
ワイドタイプのハリで大物を狙いたいという場合は、このアイテムがおすすめです。数あるオフセットフックの中でも、特にビッグサイズのアイテムです。特大サイズであるにもかかわらず、一定の鋭さも維持しているので、大物を釣り上げやすくなります。
オフセットフックのおすすめ③マルチオフセットフック(オーナー)
様々なサイズがラインナップされている、オーソドックスなタイプのハリです。魚が食いついた際に、ハリの先が疑似餌からうまく飛び出すような形状になっています。初心者からベテランまで、大変使い勝手の良いアイテムです。
これで大型ブラックバスとの格闘も怖くない!
障害物をかきわけて、大物のブラックバスを力いっぱい釣り上げるのは、バス釣りの大きな醍醐味です。そのためにはオフセットフックを最大限に活用して、攻撃的な釣りをマスターする必要があります。今回ご紹介したことを参考にして、あなたもぜひ大物を釣り上げてみてください。