幻の巨大ザメ「メガマウス」サイズ4m超え、重さ1t超えのサメの生態や特徴は?

メガマウスの生態② 生息地域

太平洋およびインド洋などの熱帯から温帯に住んでいると考えられています。また、熱帯域でのみ小型の個体が発見されることから、産卵は熱帯域で行われ、その後温帯域へと移動するのではないかと推測されています。日本や台湾での発見が多いですが、これは「メガマウス」が生息する水域、水深での漁業が両国で盛んであるという文化的要因があるためで、両国海域が主たる生息域と同義ではありません。

メガマウスの生態③ 生息数

「メガマウス」の生息数については、その発見例自体があまりないことから詳細なことはわかっていません。これまで合計60件ほどの報告例がありますが、深海性の魚であることから死亡してみつかることも多く、生きていてもその自重から水揚げされると潰れてしまうため、生きたまま水族館等に引き渡されることも困難です。現在日本で展示されているのは全て生体標本となります。

メガマウス発見の歴史

初めはハワイから

「メガマウス」が初めて発見されたのは、何と観光地で有名なハワイオアフ島沖です。1976年ハワイオアフ島沖で米海軍の海洋調査船がシーアンカーのテストを行っている最中に発見しました。こうしてたまたま発見されたサメが専門家に調査され、新種の「メガマウス」として知られるようになったのです。

ついにインド洋でも発見される

次に発見されたのは、同じアメリカのカリフォルニア州サンタカタリーナ島沖合。そして、3匹目はついに太平洋を飛び越え、オーストラリアのパースにある川の河口近くのインド洋に至ります。それが1988年8月。3匹目の発見にいたるまで何と12年もかかってしまいました。

オスだけではなくメスまでも

これまで見つかってきた「メガマウス」は、偶然か全ての個体が「オス」でした。最初の「メガマウス」のメスの個体が見つかったのは、日本の博多湾です。1994年11月にこの初めての「メス」の個体は博多湾に流れ着いたところで発見されました。貴重な世界初のこの個体が海外の研究者も加わって解剖され、その後、海の中道マリンワールドに納められています。

現在では60を超える発見数

そんなホントの意味で幻の魚だった「メガマウス」ですが、現在では60件を越える報告数、未報告分まで含めると100件に迫るまでに増加してきました。どうして急激にこれまで増加してきたのかは、未だ不明ですが、日本でも増えてきているので、これからの生態解明が楽しみです。

メガマウスと地震の関係

メガマウスの発見と地震の発生が合致?

深海に生息する「メガマウス」が浅瀬で発見されるとマグニチュード5.0以上の地震が起こる。。。「幻の魚」という神秘性は、そんな「ナマズと地震」のような噂話まで誘い込みます。結論からいうと答えは「ノー」。研究者や識者の意見を総合すると、そもそも「メガマウス」は生体の追跡調査すら満足に行えていなく、そういった仮説を検証すること自体が難しいようです。さらに、もともと「メガマウス」は深海といっても水深200メートルまでが精一杯で、何より夜間は浅い水層に上がってきて食事をするので、そういった意味でのこの仮説には無理があります。

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