事故後の家族の様子とは
23歳という若さで亡くなられた草刈雄士さん。家族の深い悲しみは、想像に絶するものがあります。
雄士さんの葬儀は2015年2月18日に密葬で行われ、草刈正雄さんと、妻の悦子さん、長女の紅蘭さんと次女の麻有さんのほか、親族や友人など、30名が出席されたそうです。
雄士さんの遺影は、赤いジャンパー姿で微笑んでいる写真だったとのこと…。
噂された草刈正雄さんと雄士さんの確執
草刈正雄さんは以前、子どもたちとの関係について、『長女と長男が小さかった頃は、僕はいい父親じゃなかった。感情的になって叱ることがよくありました』と語っています。
息子の雄士さんが誕生したのは、草刈正雄さんが39歳のとき。年齢の壁にぶつかり、気持ちが荒んでいた時期だったそうです。
ほかにも「僕はお手本となる父親がいなかったから、どう接していいかわからないんですよね」と話し、息子の雄士さんとは、その微妙な親子関係を修復できないまま、永遠の別れを迎えてしまったようです。
草刈正雄さんは雄士さんのホームページを立ち上げた
草刈の個人事務所は雄士さんのホームページを立ち上げ、毎月14日の月命日に彼の遺した絵画をアップしている。四十九日には、雄士さんが組んでいたヒップホップグループ「KANDYTOWN」が亡き友に捧げる楽曲を発表した。
その冒頭、メンバーが黙祷を捧げるなか、草刈のナレーションが流れる。
〈おれの愛する雄士。こんなことを言うのも変だよな。でも、パパが結構好きな4つの言葉があってさ。『ごめんな』というのと、『許してくれ』、『愛しているよ』、『ありがとう』〉
(引用:【草刈正雄 亡き長男の月命日にはHPに遺した絵画を公開(NEWSポストセブン)】)
生前はアーティストとして、絵画制作にも積極的に取り組んでいた雄士さん。草刈正雄さんは、息子の絵画をホームページ上で掲載し、月命日に更新。数々の作品を紹介しました。(※現在は削除されています)
草刈正雄さんの言葉がその悲しみの深さを物語り、胸が詰まります。
長女・紅蘭さんのタトゥーの意味
長女の紅蘭さんは、事故直後、体調を崩すほどの大きなショックを受けますが、雄士さんがニューヨークに留学したがっていたという意思を継ぎ、紅蘭さん自身が渡米。
右足首に、雄士さんの顔と、「大好きな弟よ、永遠に」という意味の文字のタトゥーを掘りました。
草刈正雄さんは当初、「入れ墨は仕事の幅を狭める」と反対しましたが、最終的には、姉としての愛情表現を許したそうです。紅蘭さんは「弟のまんま顔入れました。愛しすぎているので」と、その理由を語っています。
日本の芸能界が誇る名優「草刈正雄」!今後の活躍にも期待
いかがでしたか?草刈正雄さんの息子として産まれ、音楽や絵画の才能を開花させつつも、23歳という若さでこの世を去った雄士さん。痛ましい事故により、若い才能が失われたことが残念でなりません。
今や芸能界が誇る名優となった草刈正雄さんですが、そこには「息子の死」という深い悲しみを乗り越えたからこそ生み出される、大きく、深い人間的な魅力が、力強い演技に表れているのかもしれませんね。
マルチな才能と、親しみやすいキャラクターで、老若男女の心を掴む草刈正雄さん。今後の活躍に、ますます目が離せません。