今年の春に、藤竜也が日活時代に相手役として共に活躍していた松原智恵子と「徹子の部屋」に出演。その際に、毎年、藤原智恵子の家の庭で開催される柿取りパーティーに参加しているとお話していました。現在も現役時代と変わらず、友人たちと柿取りパーティーとは。何とも微笑ましいエピソードですね。
日活OBとの交流も!
最も話題になったのはこのパーティーではないでしょうか?日活OB会とも言われる、日活で人気を博した俳優陣が集まった「日活旧友会」。結婚後、50年近く姿を見せなかった芦川いづみも出席。当時は71歳でしたが、変わらない美貌で70歳とは思えない美しさを維持。きれいすぎる!と話題になりました。
同じ年に活躍していた俳優の謎に迫った記事も併せてどうぞ。
現在の夫・藤竜也との出会いは?
今年で結婚50年を超えた藤竜也と芦川いづみ。その結婚の裏には、心ない意見や声も。また、その逆境を助けてくれたのが当時大人気トップ俳優だった石原裕次郎の助けがあったからの様です。
石原裕次郎が恋のキューピッド?!
当時、芦川いづみは日活の看板女優。藤竜也はまだまだ駆け出しの俳優として「格差婚」と揶揄され、映画会社からも止められるほど、周囲からの風当たりは相当のものだった様です。ところが、その逆境に共に戦ってくれたのが、トップ俳優で今でも名が知られている石原裕次郎でした。
風当たりも圧力も強かった2人の結婚を誰よりも祝福し、彼のおかげでたくさんの人が結婚式に参列したそうです。更に、お金のなかった藤竜也のためにタキシードもプレゼントしたとか。藤竜也自身も彼のおかげで結婚ができた。と感謝をしているそうです。
結婚後は謎に包まれる
看板女優としてその名を広めた芦川いづみ。結婚後から現在まで完全に芸能界を引退。プライベートが明かされたり、エッセイ本を出す等は一切しませんでした。藤竜也自身、芦川いづみが「藤竜也と結婚したから…」なんて絶対に言われないように、必ず俳優として成功すると心に誓っていたそう。
そんな藤竜也を芦川いづみが陰ながら支えていたようです。だからこそ、藤竜也が現在は大御所俳優と呼ばれるほど、長い間俳優人生を送れるのではないでしょうか。
芦川いづみの黄金時代
芦川いづみの全盛期は今から約50年程前。それでも、彼女が出演してきた作品は色あせることなく現在も愛される作品ばかりです。つい最近も、とある映画館があまりのリクエストの数に半信半疑で「芦川いづみ特集」と題して作品を日替わりで上映したところ、その映画館のお客さんの数が今まで一番多かった。という事態に。
更には、当時彼女に心奪われた方たちだけではなく、彼女が引退後に生まれた50代、40代の方も大変多かったそうで、色あせない芦川いづみの女優姿は、時代を超えてもなお、たくさんの人に愛されていることを証明しました。最後に、芦川いづみの代表作をご紹介します。
「堂堂たる人生」
当時のトップ俳優だった石原裕次郎の相手役といえば、結婚した実の妻・北原三枝ですが、彼女は結婚を機に引退。その彼女の後釜としてヒロインを務めたいたのが芦川いづみでした。
OLに憧れる寿司屋の娘役で、相手役である石原裕次郎とぶつかりながらも、陰から支える心強いヒロインを演じた「堂堂たる人生」。おもちゃメーカーで働く熱血サラリーマン、石原裕次郎が、芦川いづみらと奮闘しながら、この映画のトレードマークでもある汽車のおもちゃを売り出し、会社を救うという物語です。
「青年の椅子」
こちらも、石原裕次郎がサラリーマンとして奮闘するお話。ところが、こちらは正義感の強い営業部員の石原裕次郎が、会社に渦巻く陰謀に立ち向かっていきます。その世話役として、有能なタイピスト芦川いづみが登場。働くことを夢見て奮闘するヒロインという先ほどの作品と打って変わり、頼りになる相棒役を務めました。
芦川いづみは現在も美しい!
長らく、テレビの世界からは距離を置いていましたが、50年ぶりとなる公の場では、70歳を超えた女性とは思えない美しさを披露した芦川いづみ。日活時代の友人との交流も続き、訃報の際には新聞社にお悔やみのメッセージを残すなど、少しですが現在でも彼女の様子を伺えることができます。
現在は80歳を超えていると思われる芦川いづみ。今後の様子にも、陰ながら応援していきたいところですね!