ヨーロッパオオナマズは泳ぐモンスター!どんな生態なのか!?
淡水魚ではチョウザメに次ぐ大きさ
日本最大のナマズ「ビワコオオナマズ」が70~80センチです。世界最大のヨーロッパオオナマズは通常サイズで1~2メートル重さ15~20kg 正式記録として残っているものはイタリアポー川で捕獲された体長2.78m 体重144kgの個体です。
驚愕の最大5メートル級!?
なんと5メートル級の個体の噂もあります。これはチョウザメとの見間違いではないかとされていますが、もし本当に5メートルのヨーロッパオオナマズが実在しているとすれば重さ700kgになると予想されています。おなかの中に大人が二人すっぽり収まっても余裕があります。さすが世界のモンスター怪魚です。
そんなモンスターの気になる生態はコレだ!
主に淡水に生息する【硬骨魚綱 ナマズ目 ナマズ科】流れの穏やかな大きな河川や比較的暖かい湖などに生息していますが、汽水域(海水と混じった箇所)でも見られます。寿命が30年以上、飼育の場合だとなんと60年以上と長生きの魚で、聴覚に非常に優れています。
ヨーロッパオオナマズの泳いでいる姿がコチラです。自分から人間を襲う事はないと言われていますが、まだまだ小さい個体でも、これだけの数がいると少し恐怖を感じます…!欧州の河川に行かれる方は要チェックです。
ヨーロッパオオナマズとは大きさ以外にどんな特徴があるのか
日本のナマズと結構似ています
小さい歯がびっしり生えた平べったい大きな口、上あごに2本の長いひげ、下には短いひげが4本生えています。背びれは鋭く小さめで、体の半分以上が尾びれの基底!住んでいる場所で色合いが少し変わり、非常に滑らかな皮膚は茶褐色やオリーブ色でまだら模様をしています。風貌は日本のナマズと非常に近いです。
小型犬も丸呑みにする狂暴性
ヨーロッパオオナマズは水中の甲殻類や魚を主食としていますが、大きな個体のものは…なんと水辺に来たハトやカワウなどの鳥類、さらには原産国のドイツで散歩中の小型犬や、猫までヨーロッパオオナマズに食べられた!という事件の報告が多数あり、その貪欲な食欲が伺えます。
人も襲われる!?人食いの噂が立つ巨大ナマズ
泳いでいた子供が飲み込まれた!という噂もありますが、人を食べ物と認識して襲っているわけではないようです。釣り師などが触れようとした時に手をパクリとやられてそのまま水中へ引きずり込まれたなどの事件は実際にあり、釣り師は運良く逃げ出す事ができましたが、溺れていた可能性も十分あります。これが人食いと言われるゆえんかもしれません。