【短編】サクッと読める!意味がわかると怖い話15選【解説付きで紹介】

怖い話を示唆する人形

…あれ?一人の友人は、彼女と通話していましたよね?

通話中は着メロが鳴らないはずなんですが。つまり、彼女がいると豪語する友人は、架空の彼女と会話していたのです。友人に、彼女など最初からいなかったのでしょう。ある意味怖い話ですが、ほかのエピソードとは違って、ちょっと面白い内容ですよね。

よく聞くと怖い話5選

血まみれの怖い人

本当の意味を理解すると怖い話のほかにも、話の中に出てくる言葉をよく聞くと怖い話もあります。一見、普通の会話なのですが、真意を考えるとものすごくゾッとする内容だったり。ほかにも、セリフを漢字に置き換えると恐ろしい意味になるエピソードばかり。

  • はなしたくない
  • 結婚前夜
  • 分かち合い
  • さんぽ
  • ぬきるぬす

上記の5つは、よく聞くと怖い話の一覧です。これから紹介する内容を理解すれば、怖さのあまり言葉を失ってしまうでしょう。

よく聞くと怖い話① 「はなしたくない」

駅のホーム

物語は、一人の青年が先輩から怖い話を聞かされるところから始まります。先輩いわく、駅に酔っぱらった女性がいたそうです。女性はふらつきながら、駅のホームから落ちそうになりました。男性が女性と引き止めようとしますが、男性は自分もホームから落ちそうになり、手を放してしまいます。女性は、そのままホームから転落して、見殺しにされました。

話を聞いた青年は聞かなきゃよかった…と後悔。先輩は「はなしたくなかった」と一言こぼしました。実はこの「はなしたくなかった」の「はなし」は「話し」ではなく「離し」を意味しているのです。つまり、女性を転落させて見殺しにしたのは先輩自身…

身近に犯罪者がいるかも?という話でした。

よく聞くと怖い話② 「結婚前夜」

お嫁さん

結婚式を控えた人が、久しぶりに父親とお風呂に入りました。父親との数十年ぶりの裸の付き合いに気分を高めながら、病気の母親が明日の結婚式に来られそうか、父親に尋ねます。
父親は、母さんは来られなさそうだ…と悲しげにつぶやきました。翌日、結婚式場に母親からピアスが贈られてきます。そのピアスを付けると、ウェディングドレスに似合っていて、感動のあまり泣いてしまいました。

…ちょっとおかしなことに、気付きませんか?

この物語の語り手は、ドレス姿で母親から贈られてきたピアスを身に付けています。そう、女性なのです。つまり、冒頭では父親と娘が一緒にお風呂に入っていたということになります…普通、結婚を控えた女性が、父親と一緒にお風呂に入らないですよね?
ある意味、ものすごく怖いゾッとする話です。

よく聞くと怖い話③ 「分かち合い」

アクセサリー

女の子の友人同士で、それぞれの好きなものについて語り合っています。一人の少女はアクセサリーを集めるのが好きで、友達と趣味を共有。しかし、ある日無断で友人の好きなものを使ったとして、少女はのけ者にされてしまうのです。

少女は「みんなの好きなものが勝手に自分に集まってくる」と言います。実はこの「好きなもの」は、よく内容を聞くと、友人達のボーイフレンドのことなのです。少女は友人からアクセサリー感覚でボーイフレンドを奪って、のけものにされています。それでも、ボーイフレンドたちは少女にメロメロで、自然と少女の元に集まってくるのです。

女性の魔力を描いた、なんとも怖いエピソードですね。

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