高速リサイクラー2.0
高速リサイクラー2.0は高速リサイクラーの次上位モデルです。基本的な構造や機能については同じですが、デザインがよりすっきりと洗練されている点や、3ボールベアリングが内蔵され、巻取りがさらにスムーズに行うことができます。スプールをセットするシャフトが短いものと長いものと2種類付属していますので、連結スプールにも問題ありません。
高速リサイクラーとリサイクラー2.0の違い
デザインが2.0の方がより洗練され、すっきりした印象です。スプール取り付けシャフトに短いものが追加されています。長いシャフトも一新され、取り付け可能幅が広くなり連結スプールにも対応しました。ベアリングが3個になり、より滑らかにスピーディーに巻けるようになりました。
高速リサイクラーDS フル装備
高速リサイクラーDS フル装備には、スプールが2つついているのが特徴です。塩抜きまでできてしまう高速リサイクラーの最高機種です。4ボールベアリングが特徴で、高速リサイクラーの5.5倍スムーズな巻替えが可能です。2つのスプールがあるため、面倒だったラインを逆巻きも容易に行え、PEラインを無駄なく使用することができます。塩抜き専用のスプールが付属しており、ラインの塩抜きも楽々です。ゆるゆるに巻かれる上に、お湯の通りがよくなる穴が空いていますので、塩抜きも気軽にできるようになっています。脱水パックも付属しており、水がよく切れ乾燥も早い点も高評価です。まさにフル装備、至れり尽せりのモデルです。
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ラインの塩抜きはなぜ必要なのか
PEラインはもともと水を含むものではないので塩抜きは必要ないという方もいますが、撚り糸であるという点で、やはり塩を含みますし、触るとベタベタします。また、リールも長い間塩に触れていると腐食の原因にもなりますので、塩抜きはやはり、ラインの持ちにも関係しますし、大切なリールや竿にも結果的にプラスになります。高速リサイクラーを使用して、塩抜き作業後はしっかりとリールも拭きあげて塩を取り除きましょう。拭き取りはマイクロファイバークロスがおすすめです。塩抜きしたラインはツルツルして本来の手触りが蘇ります。仕上げに、フッ素コーティングスプレーをすると完璧です。
高速リサイクラーでPEラインの逆巻きをしてラインを大切に長く使おう
逆巻きも簡単に行うことができます。巻き替えの際、ライン購入時の空スプールをとっておくととても重宝します。もともと丈夫なPEラインではありますが、ずっと使い続けているとケバ立ってきたりと傷みが目立ち始めます。逆巻きをして天地をひっくり返してあげることでさらに長く使用することができます。
ラインメンテナンスのお供にオススメ商品
PEライン用コーティングスプレーです。その名もPEにシュッです。ラインの表面にフッ素の保護膜を形成することで、摩擦係数を減らし、スムーズなキャスティングをサポートし、手応えのある飛距離を実現します。ラインの劣化低減はもちろん、ライントラブル、ガイドの磨耗も低減し、大切なラインを守ります。ナイロン、フロロカーボンにも使用できます。使用方法も、釣行後、ラインを水洗いして乾燥後にシュッと吹きかけるだけなので簡単です。
高速リサイクラーを自作する
思わぬ事故や大切な釣具の故障を招く恐れがありますので、自己責任ではありますが、自作することも出来ます。必要なものとしては、電動ドリル、六角軸アーバーセット、空スプールです。電動ドリルはホームセンターなどで安く購入できますし、お持ちのものでもなんでも大丈夫です。回転すれば良いだけなのでパワーを気にする必要はなく、安価なもので構いません。空のスプールは、あると便利ですので、捨てずにいくつか取っておくとよいでしょう。シールで隠れていますが、ほとんどのスプールは真ん中に穴が開いていますので、空いているものを使用します。六角軸アーバーセットは、電動ドリルにバフや丸砥石などを取り付けて使うアダプターです。スプールの穴にアダプターをセットします。このアダプタはボルトの回す方向が逆になっていますので注意しましょう。それを電動ドリルに取り付け、電動ドリルのスイッチを入れます。リールをフリーにし、片手でドリルを持ち、もう一方の手でラインに軽く手を添えます。コツとしては、スプールの左右に均等に巻くようにします。ドリルの回転スピードを調整し、ラインの巻き取りが完了します。
ラインマーキーと高速リサイクラーの違い
第一精工からラインマーキーという製品もあり、高速リサイクラーとの違いがわからない方も多いようですが、マーキーはラインをスプールからリールに巻き取るためのものです。高速リサイクラーは、スプールからリールに、リールからスプールにと、どちらからも巻き取れるもので、リサイクラーの方が使うシーンは多いはずです。ラインメンテナンスをするときには、リサイクラーがあればとても便利です。
高速リサイクラーでラインメンテナンスをしよう
高速リサイクラーの使用方法と3種類のモデルをご紹介しましたが、使い方も簡単で、とっても便利なツールであることをお伝えさせていただきました。ラインメンテナンスは大事なことだとわかっていても、なかなか手が進まなかった方も高速リサイクラーさえあれば、難なくラインメンテナンスができちゃいます。ぜひ、高速リサイクラーを手に入れて使ってみましょう。