インフレーターマットとは
安眠に必須のマット
寝袋などの下側に引くマットで、キャンプでも家庭の布団のようにくつろいだ安眠が得られるアイテムです。装備している栓を開くと、空気を半自動的に取り込んでふくらみ地面の凹凸を緩和してくれます。
断熱効果もあるので、冬時期などには地面から来る冷気を抑えてくれる役割もあります。登山やキャンプはもちろん車中泊にも便利です。またインフレーターマットは機能や厚さにも違いがあり、用途によって使い分けができます。
インフレーターマットの特徴
コンパクトさが売り
エアベットなどとは違って収納がコンパクトなので、とにかく移動する時の持ち運びが楽です。この携帯性に加え、中のウレタンスポンジがクッションの役割を発揮します。バルブを開けると自動で膨張するので手間いらずです。もちろん中の空気量の微調整もできます。
インフレーターマットの種類
大きさから見るインフレーターマット
一般的にインフレーターマットには、大きさでダブルとシングルの2つのサイズがあります。テントの床面を全体に覆うのがダブルサイズです。子供がいる家族でのキャンプなど、複数の人で使用するのに適しています。
シングルタイプは登山などで寝袋の下にひいて使ったり、ツーリングキャンプやソロキャンプはもちろん車中泊にも向いています。またモデルによっては、連結が可能となっているものもあるのでチェックが必要です。
厚みから見るインフレーターマット
寝心地が変わる厚みは幅が広く2.5cm-10cm程となっています。厚さが増してくると寝心地もよくなります。大体4cm以上から寝返りによって起こるストレスが減るといわれています。ただ、厚くなればなるほどかさばることが多くなるため、特徴であるコンパクトさが失われます。
インフレーターマットの選び方
選び方の需要なポイント3つ
インフレーターマットの選び方で重要なポイントを3つご紹介します。単独か複数人か、使用場所などによっても違ってきますが、押さえておきたい重要なポイントをご紹介していきます。
選び方のポイント① 使用する時のサイズ
180cm-200cmと全身がすっぽり収まるものから、120㎝-150㎝と足が出てしまうものまで様々です。横幅をみてもダブルとシングルでは違います。ソロツーリングキャンプや登山などでは、持ち運びを考えシングルの短めがいいです。ファミリーキャンプなどではダブルサイズがいいでしょう。
選び方のポイント② マットの厚み
2.5cm-10cm程となっているインフレーターマットの厚みですが、厚さで寝心地も断熱性も変わってきます。ストレス軽減に厚めのものにしたいところです。しかし車で目的地に直接行ける場合以外は、荷物の量を減らしたい場合が多いので3-4㎝位がいいでしょう。
選び方のポイント③ マットの収納性
ファミリーキャンプなどではより大きなものが必要となりますが、登山などでは、なにより収納がコンパクトなものが必須となります。こういう場合は逆に収納したサイズからインフレーターマットを選ぶのも一つの手です。
インフレーターマットの使い方
自然に膨らむのを待ってあとはポンプを
付属のバルブを開放すると自然と空気が入ります。種類にもよりますが、1分間位放置していると、ある程度寝られるくらいまで膨らんできます。もう少し空気を足したい場合は、空気を送る穴が持ち手の部分にあるのでそこから空気を足していきます。
空気入れは電動のポンプと手動のポンプがあります。基本的にシングルタイプは手動ポンプで問題はありませんが、ダブルタイプの大きなものは、充電式の電動ポンプがあれば早く膨らませて便利です。
インフレーターマットを買う前に
スペックをしっかり確認
アウトドアで快適に眠るために使うインフレーターマットですが、大きさも厚みも本当に多彩な種類が発売されています。それぞれ長所も短所もありますので、それぞれの商品のスペックをよく確認して選びましょう。
シングルマットおすすめ18選
おすすめ① ハイランダー インフレーターマット 5.0cm
準備が楽になるインフレータブルマットです。厚みの方もしっかりしていて、耐久性もあり高評価の声が高いマットです。滑り止めが裏側に付いていて、野外で使用するのに役立ちます。コストパフォーマンスが良いインフレーターマットです。寝心地は最高の声もありますが、枕の頭部分は口で空気を入れる構造となっています。
収納サイズ・素材
- サイズ:幅65×長192×厚み最大5cm、
- 収納サイズ:幅20×高65cm、重量:約1.6kg、
- 表生地:ポリエステル100%スエードタイプ/PVCコーティング、
- 裏生地:ポリエステル100%(75D/190T)/PVCコーティング
②コールマン イージーフォールディングキャンプマット
4㎝程の厚さでは段違いのコンパクトさが人気のマットです。滑ることもなく、折り目にある段差も気にならないので寝心地が好評です。装備のバルブは2か所付いているので膨らみが早くとても便利です。収納の時間が早いのも良い点です。バルブをゆるめて、たたんでいき座布団の様にするだけなので手早くできます。
収納サイズ・素材
- サイズ:使用時/約183×61×3.8(h)cm、
- 収納時/約35×32×9(h)cm、
- 重量:約1.3kg、
- 素材:ポリエステル、PUフォーム
③モンベル コンフォートシステムパッド キャンプ50
ツーリング用には最適のインフレーターマットです。巻き癖が付かないのにコンパクトさは充分でバイクにぴったりです。エアーも十分吹き込んでやると、底付きすることもなく熟睡を約束してくれます。空気を入れるのも大人であれば、空気入れで2-3分で入れることができます。
収納サイズ・素材
- サイズ:長さ180×幅60×厚さ5cm、
- 収納サイズ:φ10.2×60cm、
- 素材:40デニール・ナイロン・ドビー、
- 重量:1,114g、
- カラー:グラスグリーン(GRGN)
④サーマレスト プロライトプラス レギュラー
申し分のない使い心地とコンパクトさが高評価のインフレーターマットです。驚くほどの断熱効果で底冷えせず、快適に眠れます。自身の体温で暖かくなってくるので、氷点下を下回る場所でも安心して睡眠がとれます。滑り止めがある表面は寝ている時の姿勢を安定させてくれます。収納時は一般的な枕くらいにコンパクトになります。
収納サイズ・素材
- サイズ:約183×51cm、
- 厚み:3.8cm、
- 重量:570g、
- 材質:50Dミニヘックスポリ、50Dポリエステル、R値:3.4
⑤キャプテンスタッグ インフレーティングマット
バルブを開けるだけで膨らむのが早いと評判のインフレーターマットです。特に空気を入れる必要がないのはいいところです。収納時も非常にコンパクトなので、バイクなどに積載しても通用します。車中泊用にするのにも向いています。特にハイエースオーナーには車とサイズがぴったりなのでおすすめです。
収納サイズ・素材
- 製品サイズ:(約)幅110×長さ182×厚さ3.5cm、
- 収納サイズ:(約)外径60×厚さ320mm、
- 製品重量:(約)15g、
- 材質:表地/ポリエステル(PVC加工)
⑥ロゴス セルフインフレートマット・SOLO
この価格帯では寝心地が一番とも呼ばれるインフレーターマットです。地面の凸凹が気にならずに眠れると大好評です。軽いので持ち運びがしやすく、何処へでも持っていけ一つあると大変重宝します。設置も楽ですが、たたむとコンパクトになるので後片付けのことを考えると非常に良い品の一つです。
収納サイズ・素材
- サイズ:(約)190×65×5cm、
- 収納サイズ:(約)16×61cm、
- 総重量:(約)1.8㎏、
- 主素材:ポリエステル、ウレタンフォーム