メタルジグとは
メタルジグとは、どのようなものをいうのでしょうか?みなさんお使いのメタルジグについて詳しくお伝えします。
メタルジグとはジグの一つで鉛でできている
メタルジグというのはジグのひとつで、鉛を使用して作ったジグのことです。鉛をとかして、魚の形にかためて、それにホログラムなどをはりつけたものです。
メタルジグの自作がなぜ注目されているか
メタルジグを根掛かりして失くしてしまったときに、また購入すると、コストがかかってしまいます!そんなときにメタルジグを自作すると、とても経済的です!メタルジグを初心者でも簡単に作れる方法をご紹介します!
メタルジグを作成するさまざまな方法
自分でメタルジグをつくる手段はいろいろあります。まずは、かなづちで中通しのシンカーを叩いてのばす方法です。そのほかには、ステンレスを削ってつくる方法もあります。
ただ、これらの方法では、いつでも同じ品質のジグができません。そして、数多くつくることができません。いつでも同じ品質のジグを数多くつくる方法は、鉛を溶かして型に流し込むという方法です。
メタルジグを自作する方法①シリコンか石膏で型をとる
石膏、または耐熱のシリコンで型をとります。耐熱シリコンを使うほうが、うまくいきやすいですし、型が長持ちしてよいですが、コスト削減をねらうなら、石膏のほうがおすすめです。
初めてメタルジグを作成するかたは、まずシリコンで型をとる方法から初めてみてください。
メタルジグの型をとる方法
粘土板のようなもの(木の板でもよい)に油ねんどを平らに敷きつめます。そこに、型をとりたいジグを埋め込み、型枠(家にあるおもちゃのブロックや、板きれ、牛乳パックでもよい)で周りを囲みます。そこに耐熱シリコンまたは、石膏を流し込んで型をとります。
型をとるジグについて
型をとるジグについては、営利目的でない場合、市販のものを使ってもよいですが、うまくメタルジグの自作が出来るようになってくると、型も手作りしてもよいでしょう。
造形の方法は、削りやすいバルサを使います。この作業のときに、アイの径や、ワイヤーの太さを決めておかなければなりません。うまく、削れたらセルロースを使って、5回くらいディッピングとやすりを掛けてください。
メタルジグの型をシリコンでとる
メタルジグの型を石膏でとる
油ねんどを使って、ジグを埋め込み、周りをブロック(牛乳パックなどでもよい)で囲ったあと、最初に作りたい型のジグにゆっくりと石膏をかけます。これにより、空気の泡が入るのを防ぎます。
その後型紙の周りから石膏をゆっくりと流していきます。固まるまで五時間以上待ちます。石膏が固まったら、逆さにして粘土のみをはがします。反対側も同じ要領で石膏を流します。完全に固まったら、囲いをはがして、石膏を二つにわけたら完成です。
初めてメタルジグの型を取るときの注意点
石膏で型をとるときに最初の片面が、固まって粘土を外した後、もう一方の面をする前に、鉛の注入口と空気穴をつくっておく必要があります。粘土でこねて作ります。広い注入口にしてください。空気穴の方は、鉛の逆流を防ぐために細くします。
シリコンでする場合は、両面が完成してから、彫刻刀で掘ってもよいです。この場合先に、片側を掘って、その周りをマジックでなぞって、反対側と合わせて位置を写してからもう一方を掘って下さい。
メタルジグを自作する方法②鉛を流し込む
メタルジグの型が出来たら、次はいよいよ鉛を流し込んでいきます。鉛にはすずを加えたほうが、頑丈になりますが、鉛のみの場合でもそれなりの硬さはあるので、すずが用意できない場合は鉛だけでも結構です。
メタルジグの型に、針金をおきます。アイの所にきちんとおいてください。そのあと、溶かした鉛を流し込みます。
二枚の木の板で鉛が漏れないように挟み込む器具をつくる
厚さ十ミリ程の木の板を型よりも大きめにカットしたら、長めのボルトを入れるために穴を開けます。板二枚で、型を挟んだら、開けた穴にボルトをいれて、固定してください。
ご家庭に万力があるようでしたら、それを使ってもいいでしょう。あるいは、クリップでうまくとめられるようでしたら、そちらでも代用できます。
メタルジグの型に鉛を流し込む
鉛を溶かすときには、ある程度深い鍋がよいでしょう。100円均一などで売っているようなケーキ作り用のなべがよいですね。まずは、流し込むテストを行ってください。始めの一回目は、型を温めるためにワイヤーなしで、試してみます。
その次に本番を行ってください。型を温めなければ、鉛を流し入れたとたんに固まるので、ジグの表面がきれいに仕上がりません。型を温めるために使った鉛は、また溶かして再利用できます。
メタルジグに鉛を流し込むときのコツ
湯口がふさがって、中に空間ができないように、いっぺんに溶けた鉛を流し込まないようにしましょう。だからといって、少し間をあけて流し込むと、型の内部で鉛が分裂してしまいます。ポイントは、ゆっくりと細く間をあけずに流し込むことです。
メタルジグにおすすめの鉛と必要な道具
鉛は、純度の高いものや、亜鉛やスズが入っているものもあります。削ったり、バリ取りをしたりする場合は、上の画像のようなものが良いでしょう。しかし、純度の高いものは、そうでないものより、柔らかくなります。価格はあまり変わりませんので、ご自分の使いやすい方を選んでみてください。
近頃のIHコンロでは、約250℃ぐらいまでしか温度が上がらないものもあります。鉛が溶けるのは320℃ぐらいなので、250℃までしか上がらないものは使えません。それに加えて鉛を溶かしていくと、有毒ガスが出る場合もありますので、場所を選ぶ必要があります。そんなとき、持ち運びに便利なカセットコンロが必要なのです。