メタルジグを簡単に自作する方法|初心者でも簡単に作れる!

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鉛は有毒です。高温で溶かした場合、有毒ガスが発生して、吸い込んでしまう場合もありますので、念のために防毒マスクをつけるようにしてください。

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シリコンで型をとるときに、鉛の注入口と空気穴をつくらなければなりません。その場合、彫刻刀で掘っていきます。そのほかには、細かいバリ取りの作業にも使います。彫刻刀セットを用意することが不可能な場合は、切り出し刀と丸刀だけでも用意してください。

メタルジグの型を流し込むときに注意すること①やけど

鉛を溶かすときは、とても高温になるのでやけどに注意してください。軍手をつけて作業をするなど、やけど予防対策を行ってください。軍手をつけることのもう一つの利点は、皮膚から鉛が体内に、吸収されることを防ぐということです。

皮膚から体内に入ってしまった鉛は、まったく排出されることなく、体の中に残ってしまうのです。これは、健康面から見ても危険です。

メタルジグの型を流し込むときに注意すること②時間

流し込んで、そのまま時間が経過してしまうと、型の温度が高くなって、型が変形するので、鉛の色が変わったら取り出してください。だいたいの時間は1分程度です。ジグは大変熱いので、素手で触らないようにしてください。

メタルジグの型を流し込むときに注意すること③気化

LMoonlight / Pixabay

鉛を高温で溶かしていくと、わずかですが鉛が気化して有毒ガスが発生することがあるので、吸い込んでしまうと危険です。充分注意をしてください。

メタルジグを自作する方法③アイをつくる

メタルジグの部品は、二つです。型をつくった、鉛を流し込む部分と、ステンレスの針金で出来た、アイの部分です。鉛を流し込むテストがうまくいったら、今度は、ステンレスの針金でアイを作ります。

用途にあわせて、硬質ステンレスを使っても良いでしょう。コスト削減のためにできるだけ、家にあるもので代用しましょう。

メタルジグのアイを簡単につくる

ラジオペンチとペンチ(プライヤーとワイヤーリングプライヤーなどでもよい)を使って、加工していきます。Uの字になるようにします。メタルジグの型に、アイをセットしたら、先程と逆のアイの一番上にあたるところに、マジックでしるしをつけます。

マジックでしるしをつけたところが、Uの字の一番底になるようにペンチで曲げていきます。

メタルジグのアイにおすすめのステンレス線

メタルジグのアイは、ペンチなどで加工しなければ作れません。太いステンレス線(1.5mmなど)は、加工しにくいです。反対に、細い針金(1.2mmなど)では、強度が弱くなります。ですので、1.4mmぐらいが手頃でしょう。
このステンレスの針金は、ステンレスばね線といいます。直線の針金で、硬質です。値段は少し高くなりますが(2メートルで550円ぐらい)、メタルジグのアイを作るなら、加工しやすい針金です。
ステンレスの針金が巻かれた状態で、販売されているものは、直線の状態にしてからアイの制作を行う必要があります。この商品は直線の状態にする作業をしなくてよいので、簡単ですね。

メタルジグのアイをつくるときのコツ

メタルジグのアイをつくるときのポイントは、まず長さをそろえなければなりません。そしてアイのサイズも統一するのです。ペンチと手を使って、思うようにできない場合は、市販のステンレスプレートを使います。

アイの端から端までの長さにボルトをとめます。これがアイの取り付け具になります。アイの大きさはボルト径です。これを使った、アイの作り方は、ワイヤーを必要な長さに切ったら、二つのボルトに重ね合わせた状態で、手を使って少しカーブさせ、ペンチなどで、かしめます。

アイをうまく仕上げるコツは、ステンレスワイヤーのアイになるところの、上と下をナットではさんでかしめることです。

メタルジグを自作する方法④ホログラムを貼る

メタルジグにホログラムを貼る作業が最終段階です。これが出来上がれば、ご自分で作成したメタルジグを使って、アジングなどはいかがでしょうか?

アジングに関連する記事はこちらです。

ここまできたら、作業もいよいよ大詰めです。ホログラムを貼って仕上げていきます。ホログラムをしっかりと、貼り付けることによって、魚が獲物と間違えて、食いついてくる確率が高くなるのです。

メタルジグにホログラムを貼る

ホログラムを鉛で作ったメタルジグに貼り、お好きなデザインで魚らしく目などを油性ペンで書きます。最後にコーティングの作業を行います。作業を簡単にするために、ウレタンコート剤の中にメタルジグを漬け込むやり方をします。

ウレタンコート剤をメタルジグに施していく作業よりも、やりやすいですし、仕上がりも上手にできるのでおすすめです。最後は、スプレー塗料などで塗装をしてください。

コート剤の代用品

コーティングをするときに、健康面の安全性を考えると、水性ニスがよいでしょう。危険な溶剤(塗料を溶かす溶剤)が入っていないので、安心です。この方法では、先にスプレー塗料などで塗装を施してからコーティングすることになります。

欠点は、出来上がりが硬く仕上がっていないために、作ったメタルジグがいたみやすいことです。

メタルジグにおすすめのホログラム

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材質はPET素材のものがよいでしょう。釣り道具販売店で売られているような、ストレッチ素材のものは、コーティングがとても困難です。コーティングをウレタンで普通に行うと、白く変化したり、しわができたりします。

ほかにも、テープになったホログラムテープもありますが、これもやめておいたほうがよいでしょう。ウレタンコート剤でコーティングしたときに色が落ちてしまったり、使っていくうちに、紫外線の影響で色がぬけて白っぽくなってしまったりするからです。

メタルジグにホログラムを貼るコツ①

メタルジグの曲がっている部分に、ホログラムシートを貼るときには、普通に貼っても端からとれてきたりして、とても難しいですね。ですので、ルアーをおおうようにホログラムシートを貼ってください。貼るときのコツは、ホログラムの両端、真ん中を張らすように、引き伸ばすことです。

メタルジグにホログラムを貼るコツ②

メタルジグの汚れを取って、きれいにしてください。。シンナーなどで、油汚れを充分に拭いて綺麗にしておくとよいでしょう。コーティングを、換気をして2、3度行ってください。換気をするためにメタルジグを干しておく、場所を作っておくとよいでしょう。これでジグが、硬くなります。

ホログラムを貼る部分はシンナーなどをつかって、汚れをとって綺麗にします。こうすることで、しっかりと付いてホログラムが取れなくなります。

メタルジグの自作動画①シリコンを流す前の準備

上の画像は、メタルジグにシリコンを流す前の準備段階です。上記でご紹介した方法とだいたい同じですが、少し違う部分があります。メタルジグを作成する方法は、皆さんいろいろですので、作成していく中で、自分のやりやすい方法で作成してください。

メタルジグの自作動画②シリコンを流し入れる

シリコンを流し入れる方法も、皆さんいろいろですので、ご自分にあった方法で行ってください。

メタルジグを作成している様子③鉛を流し入れる

鉛を流し入れる時は、熱いですので充分注意して作業を行ってください。

メタルジグを自作するときにあると便利な道具

上記の動画でも紹介されていましたが、初心者の方は、シリコンをはがす道具として、Mr.シリコーンバリアーを使った方が、便利です。
シリコンを流し入れる前に、シリコンがいくら必要なのかを計算して硬化剤を混ぜた方が経済的です。硬化剤を混ぜてシリコンをたくさん準備してしまうと、もったいないですし、足りないと途中で流し入れるシリコンの準備をしなければならないので面倒です。
あらかじめブロック枠の体積を計算して、必要なシリコンの量だけはかりで、測って硬化剤を混ぜて準備しておくとよいでしょう。

メタルジグ自作の効果

ご自分でメタルジグを作成するメリットは、コスト削減の要素が大きいですが、自身で作成したメタルジグは、愛着もわきますし、一度やってみると意外に面白くて、一つの趣味になるかもしれません。皆さんも一度お試しください。

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