そもそもパロマーノットって?
狙いたい魚やこだわりたいアイテムによってノットにもたくさんの種類があります。そのノットの中でも最高クラスなのがパロマーノットです。このやり方はラインをルアーやフックにつける際の結びつけ方のことを言います。簡単に覚えることができる結び方で、幅広いジャンルで人気があります。簡単に習得できるその手順も一緒に見ていきましょう。
主な使い方とその幅の広さ
パロマーノットの役割としては糸同士を繋ぐようにするのではなく、ルアーなどをラインと結ぶために使われているノット(結び方)のことを意味します。他のノットと同じくらいのさまざまなことに広く応用、利用できる性質を持っているので、オフショアジギングやバスフィッシングなど、さまざまな釣りで活躍します。
パロマーノットは他の結び方とどう違うの?
パロマーノットがなぜ人気で支持されているのか、大きな理由は2つあります。1つ目は誰にでもできる簡単な結び方であること。そして2つ目はルアーや針の結びの中で最大の強度を発揮するということです。簡単な結び方でなぜ驚異的な力を発揮するのか、それは2つ折りにしたラインをリングに通すというやり方にあります。
パロマーノットの強度は最強⁈
パロマーノットを使用する際にはおすすめのラインがあります。太めなタイプで、糸質は強度の高いものを選ぶと効果が高くなります。とくにフロロカーボンラインやナイロンラインで20lb以上が理想的です。そしてバラつきなくしっかりと結べば最大限にパロマーノットの凄さを発揮でき、引っ張り強度を100%にすることも可能になるのです。
パロマーノットの強度
実際の強度はどのくらいなのか。検証結果では30lbのフロロカーボン ラインを使用し、結び目がいったいどこまで耐えることができるかを検証したデータがあります。結果結び目が荷重の限界まで耐得ることができたという結果が出ています。平均強度を数値化すると88.9%〜約90%と非常に高い値であることが明らかになっています。
パロマーノットは最強の結び方と言われている
結束もダブルライン、サルカンとの接続の際もダブルラインとすべてがダブルの構造で出来ているからこそ強い結びが実現できます。長いルアーがついたまま結ぶのはループを金属部にくぐらせなければならないので困難に思われますが糸の玉結びや玉止めのように覚えれば誰でもできる簡単な結び方です。またハーフヒッチしやすい結び方でもあります。
ハングマンズノットとパロマーノットの違い
ここからは2つのノットの違いとメリットデメリットを見ていきましょう。パロマーノットとハングマンズノットの違いは、どちらも優秀で抜群の強度ですが、使いやすさにもそれぞれ特徴がありますのでご説明します。
パロマーノット
2本の糸をうまく緩むことなく、また糸がクロスせずにしっかりと巻いていけばどのノットにも勝る強度を得られ、確実で確かな手応えと狙った大きな魚でもしっかり捕らえられるブレない結束強度を実現できるのがパロマーノットです。
ハングマンズノット
強力なパロマーノットに対し、ハングマンズノットは締め込むときにラインが痛むといったデメリットもありますが、ノットが抜けてしまうことは無く平均して強い強度が一定に得られる安定感と、天候に関係なくいつでも失敗なく成功させることができるといった点があります。
パロマーノットとハングマンズノットの見分け方
分かりづらいですが完成形にも少し個性が出ています。ハングマンズノットは遠心力を使ってグルグルと巻き付けていく感覚になります。パロマーノットは玉止めのように主に輪を作り、その中にラインをくぐらせていくというかたちがメインです。しっかり結び目を確認したい時には最初に太い紐などでやってみると大きく差が出ているのが分かります。
慣れてくれば両方使用も可能に
異なる結び方ですがそこまでの差がないので、自分に合った結び方をチョイスしやすいです。またどちらか一方ではなくワイヤーベイトやプラグなどといった巻いていく釣りでは使用ルアーをハングマンズノット にし、それ以外での時にはパロマーノットに替えて楽しむといった、そのシーンに合わせて使用する方も少なくありません。
パロマーノットの結び方とコツをご紹介!
幅広いジャンルに人気があり、一度使って馴染んでくると使い続けたくなる方もいるほど簡単で扱いも良く強さにも自信のあるこのパロマーノットは釣り人からも人気の声が多く聞かれます。実際どのような結び方なのか、自分でしっかりとできるのか、初めての方でもすぐに分かるとても簡単な結び方でおすすめなので、詳しくご紹介していきましょう。