銀ヒラスって?実は知られていない日本で食べれる美味しい魚

銀ヒラスは、唐揚げや竜田揚げにすると、同じ揚げ物でもフライとはまた違った味わいを楽しむことができます。銀ヒラスは身が淡白なので、鶏のから揚げを作る時のように、事前にしっかり下味をつけてから、揚げることがポイントです。衣を小麦粉にすればしっとりした唐揚げに、片栗粉にすればサクッとした竜田揚げになります。

銀ヒラスのおすすめレシピ③アレンジ料理

料理が苦手な人でも安心

銀ヒラスの調理方法は、焼く、揚げるだけではありません。煮込み料理や、パエリアの具として使ったり、おやつやおつまみとしてフィッシュアンドチップスのようにしてみたりと、銀ヒラスはさまざまな料理にアレンジできます。みなさんも、いろいろ工夫して銀ヒラスのオリジナルレシピを作ってみてはいかがでしょうか。

銀ヒラスで注意すべきこと

魚介類と水銀

良質な栄養素をたくさん含んだお魚は健康な食生活を送るうえで欠かせない食材です。特に栄養をたくさん必要とする妊婦さんはお魚をたくさん食べるとよい、と言われてきましたが、魚介類の中には食物連鎖によって体内に水銀を蓄積しているものがあり、特定の魚介類を偏って多く食べることで、この水銀が胎児に悪い影響を与える可能性が指摘されるようになってきました。

日本の基準では銀ヒラスは安全?

水銀による胎児への健康被害を防ぐため、厚生労働省では「妊婦への魚介類の摂取と水銀に関する注意事項」を発表し注意喚起を促しています。妊婦さんが食べても大丈夫な基準量として例えば、キンメダイは週に80gまで、ミナミマグロは週に160gまでといったように、いくつかの魚介類について注意するよう呼びかけられています。ただ幸いなことに銀ヒラスは、この基準の中では注意すべき魚介類とされていません。

海外では注意の対象

日本では現在、注意の対象になっていない銀ヒラスですが、海外ではそうでない場合があります。例えばオーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)では、妊娠中の女性はシルバーワレフ(銀ヒラス)の摂取量を週に450g程度にした方がよいと推奨しています。450gというと切り身4~5枚分になり、海外では銀ヒラスの消費量が日本より多いからこその推奨なのですが、日本でも気になる方は注意した方がよいでしょう。

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