アオリイカの釣り方②ウキ釣り
ウキ釣りは、ウキを使いアジに掛け針を忍ばせてイカを釣る方法です。エギングと異なり、生きた餌を使っていることから、エギングより成果が出やすく、初心者向けの釣り方と言えます。ウキの浮き沈みから、イカの動きを推測して釣ることに楽しさがあります。
釣り方を動画でチェック
文字での解説がメインの動画ですが、ウキ釣りのやり方について詳細で、初心者でも分かりやすい解説がなされています。動画の内容を要約すると、ウキ釣りでの釣り方の手順は以下のようになります。
まず、仕掛けにアジを付けて投げ、イカのいそうな場所に自由に泳がせます。イカが近くに現れるとアジが逃げ惑い、ウキが浮いたり沈んだりします(前アタリ)。その後、本アタリがあるとウキが斜めに沈んでいきます。
30秒~2分程度の時間帯を目安に待って、竿先からのイカの重みを確かめて、竿を寝かせて仕掛けの針を合わせます。
この釣り方の仕掛けを紹介
ウキ釣りの仕掛けは、主にウキ、エサとなる活きアジを掛ける掛け針、イカを釣るための掛け針で構成されます。仕掛けの絡まり防止のため、ウキの下にはカラマン棒を装着します。夜釣りの場合は、電気ウキや専用の電池も必要になってきます。
仕掛(イカ針)の種類は、主にハリス式と天秤式があります。一般的とされるのはハリス式ですが、天秤式は「合わせ」を入れる必要がない分初心者向けと言えるので、初めての場合は天秤式がオススメです。
この釣り方に必要な道具
ウキ釣りに必要なタックルは、ロッド、リール、ライン、ウキ止め、ウキ、シモリ玉、カラマン棒、オモリ、サルカン、仕掛(イカ針)です。ロッドは長さは5m前後・硬さは2号前後のもの、リールは2500~3000番のスピニングリール、ラインは3号前後のナイロンライン(100m以上)、ウキは3~5号の浮力の高いもの、イカ針は初心者には天秤式がオススメです。
アオリイカの釣り方②ヤエン釣り
ヤエン釣りとは、生きたアジを自由に泳がせ、イカに十分食べさせたところで、後からヤエンと呼ばれる掛け針を投入し、引っ掛けて釣る方法です。この釣り方も生き餌を使うためアタリが多く、大型のアオリイカが抱く確率もエギングより高いのでハマる人も多いです。
釣り方を動画でチェック
活きアジを付けた仕掛けをキャストした後は、イカがアジに抱き着くまでは竿が上に向かないように置き、ドラグを緩めた状態で待ちます。イカがアジに抱き着いたら安全な場所まで持っていこうとするので、ラインが出っ放しになりドラグ音が続きます。イカはアジを捕まえると2、3分程度かけてその頭を食べるので、焦らずその時間帯に至るまで待ちます。
そうすると、イカは執着して竿で引っ張っても離さなくなるので、ヤエン投入角度(45度)になるまで、イカをゆっくり引き寄せます。適した角度になったら、ヤエンを投入します。ヤエンがイカに到達して手応えを感じたら、竿を大きく立てて合わせます。上の動画ではイカが乗ってからヤエンを仕掛けて釣り上げるまでの過程が撮影されています。
この釣り方の仕掛けを紹介
ヤエン釣りでは、アジのしっぽの付け根に直接ラインを結び付けるか、ラインの先端に針を付けてアジのゼイゴ(棘状の鱗)に針を刺して、自由に泳がせます。下の動画では、春の大型アオリイカ対策として、ゼイゴに針を刺すだけでは身切れしてしまうということで、更に尻尾にラインを巻き付けることが勧められています。
この釣り方に必要な道具
ヤエン釣りに必要なタックルは、ロッド、リール、ライン、ハリ、ヤエンストッパー、ヤエンです。ロッドは1.5号で4.5m以上の磯竿、リールは2500番前後のヤエン専用リール、ラインは1.5号前後のフロロカーボンライン、ハリはチヌバリ2号がオススメです。
ヤエンには挟み式ヤエン、フッカーヤエン、オカサンヤエンといった種類があります。初心者には挟み式ヤエンがオススメです。これは針掛かりが難しいとされるヤエン釣りにおいて、針掛かりを確実にさせるために開発されたヤエンであり、挟み式ヤエンを使って釣果が上がったという声が多いです。