鯉について知ろう
鯉の生息地・生態・餌
鯉は、日本やアメリカ、アフリカ、ユーラシア大陸、ヨーロッパ、アジアに広く生息しています。体長は1mを超える鯉もいます。餌は、雑食性でプランクトン、甲殻類、昆虫、水草、小魚など、何でも食べます。環境適応力も高くは、水が汚れていても住むことができて、生命力と繁殖力も強い魚です。鯉は、食用にしたり、品種改良で錦鯉として改良され鑑賞用でも人気です。
鯉の性格は
鯉は、大人しくて人懐っこい性格です。また、鯉は餌をくれる飼い主などの顔や仕草を覚えます。また、同種間での争いもしないので混泳が可能です。環境に適応する力が非常に高いため、飼育する場所の大きさに合わせて成長します。
鯉は寿命が長い魚
鯉は様々な種類がある
鯉の種類には、ドイツ鯉(鱗が極端に少ない鯉)、緋鯉、緋鯉が品種改良された錦鯉、黒鯉など、いろんなバリエーションの鯉がいます。中国、アメリカ、ユーラシア大陸など日本以外各地に鯉がいます。
鯉の種類の違い
鯉には、様々な種類がいますが、「品種の違い」、「色の違い」の2通りの分け方があります。品種の違いは、鯉、フナ、金魚などが縁が近いです。錦鯉は、固定品種とバリエーションで、全100種類以上にも及びます。26種類は、固定品種です。それ以外はバリエーションです。
錦鯉の種類①
紅白は赤と白を鑑賞する
白の肌に赤い緋模様があるものです。赤以外色合いを持っていないのがポイントです。赤と白の組み合わせを鑑賞します。赤は特に濃い方が好まれます。模様は好みがあります。この種から、品種が増えました。
大正三色は黒のツヤを持つ
紅白に黒い模様が入ったものです。白い肌、赤い模様、黒の模様から三色です。大正時代に産まれて、昔は、「三毛」と書いていました。現在は、「三色」が名前の由来です。黒が漆黒の輝きがあるのがポイントです。
昭和三色は生まれた時は黒色
黒、赤、白の3模様です。昭和時代に作出されて産まれて、三色をもつため、名前の由来になりました。産まれた時は、黒です。赤と白が後で模様としてでます。墨の力強さがポイントです。
丹頂は日の丸が人気
丹頂は、白地上に丸い緋斑が頭部の上に1個ある品種の錦鯉です。丹頂の丸い緋斑模様が日の丸に似ているため、国内でも海外でも人気が高い品種です。優良品種は、緋斑の形が丸く、目元に被らない大きな鯉がいいとされています。
白写りは写りものの一種
白い肌に黒い墨もようが入ったものをいいます。黄模様は、別の品種ですが、墨の共通点から、同じ写りものとまとめられています。似ている模様には九紋龍がいます。
錦鯉の種類②
浅黄は青いウロコを持つ
体表が青系のウロコでおおわれています。ウロコのまわりは薄い色になって、全体の体色がぼやけてみえています。成長すると、体色の変化が派手になり、特徴が見栄えするようになります。
秋水はドイツ種と浅黄の特徴を持つ
体表が青のウロコでおおわれた浅黄が、ウロコの少ないドイツ種と交配して産まれた品種ですので、両方の特徴を見ることができます。青が浮かぶウロコのない地肌上に、緋斑がくっきり見えます。
藍衣は網目の藍色を持つ
藍衣は、紅白の緋斑の中の藍色が、ウロコが網目模様の染め方から、衣が名前に付いています。網目濃く、ウロコごとに並んで、緋が濃いものが喜ばれる品種です。「五色浅黄」と名づけられた品種と「紅白」を交配して産まれました。
プラチナは白くて豪華さを持つ
プラチナは、冬のゲレンデです。白くて厚い豪華な品種の錦鯉です。ダイヤプラチナは、プラチナの地肌上にウロコからダイヤモンドの素晴らしい輝きを感じます。飼育しやすいのも魅力的です。
山吹黄金は黄色一色のみ
黄金系に黄鯉を交配させた品種です。その色合いが名前の由来です。濃い色合いが良いものです。光無地で、人気です。ドイツ種にもいます。黄色のみで他の模様はないです。
錦鯉の品種③
九紋龍は伝説からの名前を持つ
ドイツ鯉です。白地に墨の模様を持ちます。うつり種との違いは、模様の造りが伝説の九紋竜の名前の由来です。黒の模様は、動きます。全く別の鯉にみせる特徴があります。
烏鯉はカラスのように黒い
カラス鯉です。名前の通りに真っ黒の鯉のことです。漆黒のような黒さが人気のポイントです。また、黒い鯉のことを一般的に差すこともあります。別名でも、黒鯉ともいいます。
金昭和は輝くウロコを持つ
輝きのあるウロコを持っているのがポイントです。黄金と昭和三色が交配して産まれた品種です。レッドではなく、オレンジに見えるのが金昭和です。バランスが、黒とオレンジ、輝きがあれば良い鯉です。
秋翠は青とウロコを持つ
浅黄のドイツ種です。体のブルーから、名前がつけられました。ブルーと鱗がポイントです。ウロコの乱れ大小そろったものが良い鯉です。一番最初に産まれたドイツ種の錦鯉です。