釣りで大切な潮の見方|大潮って何?

月が正面に来ると引力がもっとも強くなるので、地球上の海面が持ち上がります。この時海面を見ている地点では、潮が最も満ちた状態になっています。この潮が最も満ちて高い状態がいわゆる「満潮」です。

干潮は潮が最も引いている時

月は地球の周りをまわってるので正面から離れていきます。満潮時から見て地球の直角に位置する時が、月の引力が一番弱まる時です。この時海面を見ている地点では、潮が最も引いた状態になっています。これを「干潮」と呼びます。

釣りで大切な潮の見方|満潮と干潮の水位

潮の満ち引きはだいたい半日周期で繰り返していますが、水位は満潮時は高くなり干潮時には低くなります。ただ水位はいつも同じではなく、月と太陽の位置で変わってきます。季節によっても違うということなので要チェックになります。

満潮と干潮は時期によって水位が変わる

太陽と月との位相関係で潮の高さが決まるので、当然日数につれて水位が変わることになります。日数による満潮と干潮の水位の違いは、大潮から中潮、小潮、長潮、若潮と呼び分けられています。一般的に「潮回り」と呼ばれるものです。

水位が変わるメカニズム

太陽と月の引力で引き起こされる潮汐ですが、同様に水位の変化もおこります。潮位の変化が大きくなるのは大潮で、最も小さいのが小潮です。新月と満月の頃合いに大潮となり、下弦の月や上弦の月の頃合いには小潮になります。その間が中潮です。

釣りで大切な潮の見方|大潮について

干潮時と満潮時の潮位の変化が最大の時が大潮です。潮位差が大きいということなので、それはそのまま潮の動きの幅が大きいということになります。通常の干満と違い、大潮の日には潮の流れる速度が早くなることもあります。

夜釣りの場合は同じ大潮でも満月と新月で違いがあります。満月の時は月明かりがあるので、魚の警戒心が上がり釣果が出にくいとされます。逆に新月のような月が出ていない状態の大潮の時の方が釣果が出るとも言われています。

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