グレってどんな魚?磯の王者の生態から料理までご紹介

旬のグレは脂の乗りが良く、どんな調理法でも美味しく食べられます。血液サラサラ効果が期待できるEPAや、脳に良いとされるDHAが含まれ栄養価も抜群です。ビタミンB12、ビタミンB2などビタミンミネラルも豊富です。この章では、グレを美味しく食べるためのおすすめ調理法を解説します。

美味しい調理法①刺身

冬のグレは臭みがなく、刺身で食べるのがグレ本来の美味しさを楽しむには一番です。ウロコを引き頭を落としますが、内臓は生臭さの原因になるため傷つけずに取り出します。背骨に包丁を入れ、3枚におろします。腹骨と中骨を取り、2枚の身を4枚にします。

皮に包丁をあてる感覚で皮を引き、右から左に斜めに包丁を入れて薄造りにすれば完成です。余った皮は湯引きして臭みを取れば、おつまみにも最適です。

美味しい調理法②煮つけ

【煮汁の調味料:酒240cc、醤油大さじ2、みりん大さじ2、砂糖大さじ2、生姜2~3枚】内臓とえらを取って魚の両面に切れ目を入れてから流水で洗い流します。鍋を強火で沸騰させ投入した酒のアルコール分を飛ばし、魚を入れて落し蓋をかぶせて煮つけます。

2分弱煮てから作った煮汁をかけ、中火で仕上げていきます。魚の表面に綺麗なテリ感が出てきたら完成です。

美味しい調理方③焼き魚

【調味料:塩 適量、胡椒 適量、サラダ油 適量、バター10g、醤油 小さじ2、レモン1/2個】グレをまず3枚におろして下処理します。グレに塩と胡椒をふり、軽く下味をつけます。フライパンで両面焼き、仕上げにバターを入れて焦げないように溶かし、醤油で味付けします。最後にレモンを絞るとさっぱり頂けておすすめです。

グレをとことん楽しみましょう

グレは駆け引きの面白さと強い引きで、磯釣りの王様として人気の魚です。冬場は旬の時期で釣り人達も多く釣り場に向かいます。しかし、磯は足場も悪く滑りやすいため危険が多く、ライフジャケットなどの十分な準備が必須です。クロダイやイシダイなどの贅沢な外道たちとの出会い魅力です。

臭みが気になるグレも、内臓などの処理に気を付ければ、栄養価も高く美味しく頂けます。釣って食べて、グレの魅力を十分に満喫しましょう!

グレ釣り仕掛けの特徴をおさらいするにはこちらの記事をご覧下さい