ホッケをおいしく食べよう
日本国内では茨城県から北の地域に生息しており、北海道で獲れるホッケは特に有名です。干物を焼いて食べるのが一番代表的な食べ方で、大きいものほど脂が乗っておりジューシーに焼き上がります。
ホッケはとてもおいしい魚
春と初冬が漁獲の時期で、白身魚で食べやすいのが特徴です。鮮魚店やスーパーでは、国内産やアメリカ産などを中心に、みりん干しや骨を抜いた食べやすいものなども売られています。
生のホッケは、フライや煮付け、つみれ汁にするのがおすすめで、活〆のものは刺身でもおいしく食べられます。
ホッケは誰でも簡単においしく焼くことができる
ホッケを焼くことは難しいことではなく、家にある調理器具で簡単においしく焼けます。焼く時間が長過ぎると固い口あたりになるので注意が必要ですが、焼き方のコツがわかるとさらにおいしくなります。
ホッケをおいしく食べる焼き方|下準備
ホッケを焼いておいしく食べるためには、仕上がりに差が付く下準備があります。スーパーなどの特売セールで売られているホッケの干物でも、ふっくらと香ばしく焼けるポイントを覚えておきましょう。
ホッケの焼き方下準備編:グリルなどは温めておく
魚焼きグリルなどの庫内は、ホッケを入れる前に強火でしっかりと熱しておきます。キッチンタオルに油か酢をしみ込ませて、焼き網に薄く塗ってから焼くと、皮が網にくっついてしまうことを防いでくれます。
ホッケの焼き方下準備編:焼く前にホッケを洗おう
ボウルなどに50℃位のお湯を入れ、ホッケを浸して身が崩れないように指でさっと洗い、キッチンペーパーで水気を切って焼きます。お湯で洗うことで水分が含まれて、生臭みの原因になる酸化物も浮いてくるので、ツヤがありふっくらと焼き上がります。
ホッケの焼き方下準備編:皮は最後に焼く
ホッケを焼く時は、まずはホッケの身のほうから焼いて皮は後に焼くことがポイントです。先に皮を焼いてしまうと、身からうま味となる脂が網の下に落ちていき、うま味も薄くなるので注意が必要です。
ホッケをおいしく食べる焼き方|グリル
グリルでホッケを焼く場合は、火加減をよく確認しながら短時間で焼くことがポイントです。冷凍されたホッケを使う場合は、必ず冷蔵庫で5~6時間かけて自然解凍をしてから焼くようにましょう。
ホッケの焼き方グリル編①強火で外を焼く
まずはホッケの身にほんのりと焼き色が付くまで、2分ほど強火で焼きます。最初に強火で焼くことで身のうま味を閉じ込め、裏返して皮を焼いていく時に、脂と水分などが網の下に流れ落ちるのを防いでふっくらと仕上がります。
ホッケの焼き方グリル編②中火で中に火を通す
火加減を少し弱め中火で5~6分ほどかけて、焼き色が付くまで焼いていきます。皮を焼く時に身にも火が通るので、7割くらい火が通った状態で大丈夫です。両面焼きの場合は、この後に弱火でさらに2~3分焼いて仕上げます。
ホッケの焼き方グリル編③皮の面を焼く
ホッケを裏返して、皮がパリッと焼けるまで2~3分中火で焼きます。皮は焦げ目が付く程度に香ばしく焼くほうがおいしいですが、火加減が強過ぎるとすぐに焼け焦げてしまうので、焼き色が付いてきたかどうかを目で確認しましょう。
ホッケの焼き方グリル編④皿に移してアルミホイルで包む
焼いたホッケを皿に移したらすぐにアルミホイルで包み、グリルに戻して余熱で5~6分蒸し焼きにします。身が厚めのホッケを焼く場合でも、そのように余熱で蒸し焼きにすることで、生焼けになることなくふっくらと仕上がります。
ホッケをおいしく食べる焼き方|フライパン
家にグリルがなくても、フライパンを使うとホッケをおいしく焼くことができます。魚焼きグリルを使うよりも洗いものが少なくなるので、忙しい時や手間をかけずにおいしく魚を焼きたい時にはおすすめです。
ホッケの焼き方フライパン編①酒とみりんを入れる
フライパンでホッケを焼く前に、酒やみりんを大さじ1杯程度ずつ全体に振りかけておくと、身がふっくらとして柔らかい食感に仕上がります。霧吹きなどに酒とみりんを混ぜたものを入れておき、ホッケに吹きかけるのも便利な方法です。
ホッケの焼き方フライパン編②身のほうから焼いていく
フライパンの大きさに合うように包丁やキッチンバサミでホッケを切っておき、しっかりと予熱をしておいたフライパンで、身を下にして中火で5分ほど焼きます。蒸し焼きにしてふっくらと柔らかく仕上げるために必ずフタをしておきましょう。
ホッケの焼き方フライパン編③皮のほうを焼く
身を焼いたホッケを裏返したら、弱火と中火の間にして、皮にこんがりと焼き色がつくまで2~3分ほど焼いていきます。身を焼く時よりは少し弱い火加減にしておくことで、焼き過ぎずにおいしく仕上げることができます。