ハクレンとはどんな魚?外来種ならではの食べ方と料理をご紹介!

実際にハクレンのジャンプの様子をご覧ください。遠目で見てもなかなかなりかダイナミックな大ジャンプに驚かされますが、近くで見るとさらに凄まじいまでの迫力がありますね。

ハクレンの食べ方

食卓ではまず見ることのない、珍しい魚のハクレン。日本では鯉を日常の食材としてみる人はなかなか居ませんが、中国では現代でも家庭料理などで食されるポピュラーな魚です。ハクレンの食べ方や美味しいおすすめ料理をご紹介しましょう。

ハクレンは食べることができる魚

中国原産のハクレンは、日本では限られた地域でのみ釣ることが出来る中々レアな魚です。市場に流通しているわけではない為、食べられる魚なの?と思う人も居ますが、もちろん食べることが出来ます。むしろ、釣りあげた者のみが食べられる特別な魚とも言えます。一匹のサイズが大きいので、一匹釣るだけでも様々な料理の食材にすることが出来ます。

ハクレンの味はおいしくて人気

ハクレンの見た目からは中々想像し辛いですが、ハクレンは非常に味の良いおいしい魚で、食べるのが楽しみでハクレン釣りにハマる人も少なくありません。ハクレンの味によく似ているといわれるのはブリです。甘味のある脂がしっかりとのり、弾力のあるプリプリとした噛み応えがあります。ハクレンの皮にはたっぷりのゼラチン質が含まれているので、スープや煮込み料理の出汁に使用してもとても上質でコクのある味になります。

ハクレンの主な料理

ハクレンは小骨が多く、そのままでは中々食べづらい魚です。人気の料理としては、小骨ごと食べられる唐揚げや、骨が柔らかくなるまで煮込みスープのように食べる鯉こく、ブリのような腹身の洗いや、魚の身を丸ごと入れて炊いたいばら飯などが挙げられます。

ハクレンの食べ方|捌き方

大物サイズだと1mを軽々超えてしまうほどに成長するハクレン。大きい魚だと捌くのに少しためらってしまう部分があります。しかし、コツさえ掴めば素人でも十分太刀打ちできる魚です。一つづつ捌き方を見ていきましょう。

ハクレンの捌き方を知ろう

ハクレンの身体の作りは鯉と酷似しています。大きさは変わっても基本的な構造は変わりません。ハクレンも鯉同様に、死ぬと強い臭みが出てきてしまいます。腹身の洗いなど生で食べたい場合は出来るだけ手早く捌くことが大切です。かなりの大型サイズの魚になるので、捌く時はブリなどの大型の魚の捌き方を参考にすると捌きやすいです。

ハクレンを捌く手順

まず、エラを開いて包丁を入れていき、頭を切り落とします。次に尾の方から頭の方へと包丁を入れていき、内臓を取り出していきます。内臓を取り出します。この時、魚の身に苦みや毒素が付着してしまう為、胆嚢を傷つけないようにしっかりと注意を払って取り出してください。

ヒレを切り落としていき、短時間で捌ききる為にも、うろこは剥がさずに捌いていきます。その後中骨に沿って包丁を入れていき、身を切り離していけば、ハクレンを3枚におろすことが出来ます。

捌き方を丁寧にレクチャーしている動画もあるので、こちらも是非参考にしてみて下さい。(動画はブリですが、基本は同じです。)

ハクレンのおすすめ料理その①|ハクレンの腹身の洗い

鯉の料理としても有名な腹身の洗いですが、ハクレンで作ってもとても美味しいです。濃厚な脂の旨味と食べ応えのある弾力には、ハクレン料理の中で最もおいしい食べ方と言う人も多い特におすすめのメニューです。

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