ハクレンとはどんな魚?外来種ならではの食べ方と料理をご紹介!

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ハクレンを煮込んでいる間に比較的大きめな小骨が身から離れてくるので、先に取り除いておくと、ご飯と合わせた際食べやすくなります。どんなに取り除いても多少の小骨は残ってしまいます。食べやすくするためにもしっかりと煮込んで柔らかくしておきましょう。山椒や七味で辛みや香りを足すのも味の深みが増すのでおすすめです。

ハクレンのおすすめ料理その④|ハクレンの魚頭湯

日本ではまず食卓に並ばない魚なのであまり馴染みがありませんが、中国ではハクレンは家庭料理などの食材で用いられています。代表的な中国の家庭料理である魚頭湯は、食べられる部分や出汁のしっかりでるハクレンがぴったりの食材です。ハクレンの頭を丸ごと使った豪快で濃厚なスープは、一度食べるとやみつきです。

ハクレンの魚頭湯|特徴

ハクレンの骨から染み出した濃厚な出汁とゼラチン質の効果で、まるでポタージュのような舌ざわりの滑らかなスープに仕上がります。

現地で作られるようにチンゲン菜を入れるのももちろん美味しいですが、白菜やもやしなどの野菜を加えてもスープとしっかり絡んでさらに味を楽しめます。ご飯を加えて雑炊のようにしたり、中華麺を入れてラーメンのようにする食べ方も人気です。

ハクレンのおすすめ料理その⑤|ハクレンの水煮魚

とにかく沢山含まれている小骨を食べやすく、かつ美味しく食べる方法として、揚げる、煮込む調理法がよく用いられます。中国の家庭料理でも有名な四川名物の鍋料理、水煮魚はハクレンの欠点も美味しく食べられるうってつけの料理です。

ハクレンの水煮魚|特徴

ぶつ切りにした魚を唐辛子、花椒をたっぷりと入れて煮込む四川鍋料理の水煮魚。たっぷりの香辛料で煮込まれているので爆発的な辛さに口が痺れることもあります。

しかし、辛いだけではなく、ガツンと辛みが来た後に魚の旨味と香辛料の香りが鼻を抜けていく感覚は病みつきになってしまいます。しっかりと煮込むおかげでハクレンに含まれる大量の小骨も柔らかくなり、身と共に食べることが出来ます。

ハクレン釣りに挑戦してみよう

ハクレンは日本の市場には出回っていない為、日常の食卓にはまず並ぶことのないです。基本的に、釣り上げた場合のみ食べることが出来る魚です。食べることももちろんですが、ハクレン釣りは釣り好きには堪らない楽しみの一つです。

ハクレンは場合によってはとても大型のものと遭遇することも多々あります。釣りの駆け引き、釣り上げた際の達成感はかなり楽しいです。

ハクレンの主な生息地は東北から九州

元々は中国が原産のハクレン。日本には明治初期に食用目的で初めて持ち込まれました。しかし小骨が多く、濃厚な脂が日本料理にはあまりなじめなかったため、河川へと流され野生化してしまいました。

今現在では東北から九州にかけての河川で釣ることが出来ます。特にハクレン釣りで有名な場所は関東地方を流れる大型河川の利根川です。他にも関東地方だと江戸川、関西だと、滋賀県の淀川が有名です。

ハクレンの産卵期の釣りは禁止

ハクレンは中国以外では外来種なので、国によっては駆除対象に指定されているところもある魚です。しかし、日本では限られた環境でしか繁殖することが出来ないので、保護対象の魚とされています。

利根川周辺の河川ではハクレンの産卵期は禁漁期間が設けられている為、この時期での釣りは厳禁とされています。ハクレンの産卵した卵が定着できる環境が限られていること、鳥などの生き物に卵が食べられてしまい、無事に成長できる個体が少ないことが理由に挙げられます。

ハクレンはかなり大きく成長する魚

ハクレンでよく釣り上げるサイズだと、50cm~1m程で、比較的大型の魚です。特に大きなサイズだと、1.3mを超えるものもあり、小学校高学年の子供と同じくらいの大きさもあります。総重量約30キロとかなりの重さの個体も居ます。釣り上げる際は少し大変で一苦労ですが、釣れた時の達成感はひとしおです。

ハクレン釣りは大きく分けて2種類ある

集団で行動し、群れを作る魚のハクレン。仲間が捕食している音を聞くと、直ぐに捕食へと向かう習性があります。この習性を利用すると、ハクレンはとても簡単に吊り上げる事が出来ます。初心者にも釣りを十分楽しめる魚です。

ハクレンは餌釣りとルアー釣り両方で楽しめる魚

ハクレン釣りでは、エサを撒いて集まってきたところにキャストして吊り上げる方法がよく用いられます。自分の釣りやすいポイントを撒き餌で作り、魚が集まったところにキャストし喰いつかせます。そして、ハクレン釣りの主流は2種類あり、それが餌釣りとルアー釣りです。それぞれの特徴を一つずつ説明していきます。

ハクレンを餌釣りする場合

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餌釣りのメリットはなんといっても喰いつきがよいので、初心者でも簡単に釣れることです。ウキの沈み方を見て釣り上げる方法なので、引きのポイントがわかりやすいです。

ハクレンは喰いついてから引きが始まるまでが非常に早く、ヒットしてからすぐに掴み引き上げるタイミングが非常に重要になってきます。その点、餌釣りは初心者でもタイミングを掴みやすいので、まずは餌釣りから挑戦してみて下さい。

ハクレンをルアー釣りする場合

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ルアーを用いて釣る場合は、ヒットした後に逃げられにくいというメリットがあります。大型のサイズが多く重量の多いハクレンがしっかり噛みつくと、ルアーの種類によってはしっかりとフックがかかると殆どの場合簡単には外れなくなります。

そして、ハクレンは変わった習性を持ち、動くものを見つけると突進していきます。その習性を利用し、ルアーを操作してやると、向こうから掛かってきてくれるのでヒットを狙い易いです。

ハクレンまっしぐらの釣り餌

餌釣りの場合はもちろんですが、ルアー釣りの場合でもハクレンを集めるためには撒き餌を行う必要があります。集団で動く、動いてるものに突進するとはいっても、どんな餌でも喰いついてくれるわけではありません。しかし、ハクレンが絶対に喰いつく餌があるんです。

ハクレンの大好物の餌はマッシュポテト

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実はハクレンはマッシュポテトがかなりの大好物なんです。マッシュポテトで撒き餌をすると、次々に餌を入れた場所へとハクレンが殺到してきて、入れ食い状態にすることが出来ます。

その理由は、マッシュポテトに使用するジャガイモは植物質の為、植物性プランクトンを主食としているハクレンの餌にはぴったりだからです。マッシュポテトなら、お金もあまりかけずに釣り餌として確保できるので、お手軽なのもうれしいですね。

釣り人にしか食べられない魚、ハクレン料理は一度味わうとやみつき!

昔に中国からやって来たジャンプが得意なちょっと変わった珍魚、ハクレンは、釣りでしか手に入れることが出来ない、まさに釣り人にしか味わえない魚です。刺身はもちろんスープや煮込み料理に使っても美味しいハクレンお是非実際に食べてみて下さい。大物を釣り上げる爽快感と堪らなく美味しいハクレンの魅力に、きっと病みつき!