肉厚なハクレンのしっかりとした弾力と、ブリに近い濃厚で甘味のある油をたっぷりと味わえる腹身の洗い。そのままはもちろんですが、酢味噌を付けて食べるのもツンとした酸味と味噌の甘さも加わり、よりハクレンの旨味を味わえるのでおすすめです。ハクレンの味を楽しみたい人はまず腹身の洗いから食べてみて下さい!
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ハクレンのおすすめ料理その②|ハクレンの鯉こく
鯉料理の代表格ともいえる鯉こく。濃厚なゼラチン質をたっぷりと含むハクレンで作ると、よりコクのあるしっかりとしたスープを抽出することが出来ます。お肌にもいいので、特に女性におすすめのメニューです。
ハクレンの鯉こくの特徴
濃厚な魚の出汁のコクと、味噌の味わいがたっぷり楽しめる鯉こく。川魚特有の生臭さも、日本酒と味噌の風味でカバーできるので泥臭い、生臭いと川魚を敬遠していた人にも是非味わってほしいです。
プルプルとしたハクレンはゼラチン質も豊富。特に浮袋はサイズも大きくプルプルとして歯ごたえもある食感は堪りません。どうしても川魚の匂いが気になってしまう人は、ゼラチン質は少し減ってしまいますが、ハクレンの皮と血合い部分を剥いで調理することで匂いをほぼ軽減出来ます。
ハクレンのおすすめ料理その③|ハクレンのいばら飯(鯉飯)
いばら飯とは、ぶつ切りにした鯉を煮込んだものをお米と一緒に炊き上げた炊き込みご飯のような料理です。岐阜県の郷土料理の鯉飯の別名で、小骨が多く混ぜ込んであるので「いばら飯」という名前が着きました。小骨が多いが味のいいハクレンもいばら飯にはぴったりの食材です。
ハクレンのいばら飯|特徴
ハクレンの骨や身から染み出す出汁と主に皮の部分に含まれる豊富なゼラチン質がたっぷりと溶け込んだご飯はもっちりとした食感とふんわりと香る出汁の風味がしっかりと活きていてとても美味しいです。
ハクレンを煮込んでいる間に比較的大きめな小骨が身から離れてくるので、先に取り除いておくと、ご飯と合わせた際食べやすくなります。どんなに取り除いても多少の小骨は残ってしまいます。食べやすくするためにもしっかりと煮込んで柔らかくしておきましょう。山椒や七味で辛みや香りを足すのも味の深みが増すのでおすすめです。
ハクレンのおすすめ料理その④|ハクレンの魚頭湯
日本ではまず食卓に並ばない魚なのであまり馴染みがありませんが、中国ではハクレンは家庭料理などの食材で用いられています。代表的な中国の家庭料理である魚頭湯は、食べられる部分や出汁のしっかりでるハクレンがぴったりの食材です。ハクレンの頭を丸ごと使った豪快で濃厚なスープは、一度食べるとやみつきです。
ハクレンの魚頭湯|特徴
ハクレンの骨から染み出した濃厚な出汁とゼラチン質の効果で、まるでポタージュのような舌ざわりの滑らかなスープに仕上がります。
現地で作られるようにチンゲン菜を入れるのももちろん美味しいですが、白菜やもやしなどの野菜を加えてもスープとしっかり絡んでさらに味を楽しめます。ご飯を加えて雑炊のようにしたり、中華麺を入れてラーメンのようにする食べ方も人気です。
ハクレンのおすすめ料理その⑤|ハクレンの水煮魚
とにかく沢山含まれている小骨を食べやすく、かつ美味しく食べる方法として、揚げる、煮込む調理法がよく用いられます。中国の家庭料理でも有名な四川名物の鍋料理、水煮魚はハクレンの欠点も美味しく食べられるうってつけの料理です。