ホウボウの捌き方をご紹介!料理と食べ方も!

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エラの付け根から少しだけ間を空けて包丁を入れると、エラまわりの硬い骨に当たらずに、すんなりと切ることができます。

頭を落とすときの注意点

刃先を垂直に立てて頭を切り落とす際は、卵などの内臓をつぶさないように、中骨に沿った部分まで切るようにしましょう。

ホウボウの捌き方をご紹介④おなかを開く

残った内臓をキレイに取り除くためにお腹に切り込みを入れて、開きます。これにもコツがあるのでしっかりチェックしましょう。ここでの作業を怠ると、生臭くなってしまいますので丁寧に処理します。

おなかを開く

頭側から先ほど切れ目を入れたところに向かって包丁の刃を外側にして腹に刃を差し込み、開いていきます。この時に頭側を手前に引くようにして切ります。

おなかを開くときのポイント

腹に卵があった場合は、破かないよう慎重に卵と腹の間に包丁を入れて、大事に内臓を取り出しましょう。この時に卵と背骨と間の腹膜を引き剥がすように切ると、破かずに綺麗に取り出すことができます。

おなかを開いたら水洗いしよう

お腹を切って開いたら、中に残っている内臓などをしっかり取り除き、流水で洗います。中骨にところどころついている血合いも綺麗に指やブラシなどを使って、流しましょう。水道水で流した後に、3%の塩水に氷を入れたものの中で洗うと、後々の臭みを抑えることができます。洗った後は、キッチンペーパーなどでしっかり水分を拭き取ります。

ホウボウの捌き方をご紹介⑤三枚におろす

ここまで出来たら、後は食べやすく三枚におろすだけです。コツを掴めばどんな魚でもキレイに三枚におろすことができます。慣れないうちは身を破かないように慎重に切っていきましょう。

三枚におろす

お腹の切り口から尻ビレにかけてゆっくり切ります。まずは軽く皮に切り込みを、次は中骨の中間あたりまで切り込みを、最後に背骨に当たるように刃を入れるイメージで切り込みます。次に反対にし、また尾びれから背びれにかけて先ほどと同じ要領で切っていきます。

最後に、尾びれの部分に包丁を入れ、背骨に当たるところまで切り込み、頭側に向かって包丁をねかせて、身を切り落とします。反対側も同じ要領で切り落として、三枚おろしの完成です。

三枚におろすときのポイント

三枚におろす時は、身がコロコロと転がり不安定なので、付近やクッキングペーパーで身を包みながら、下ろすと転がらずに済みます。また、大雑把に身を切ると、綺麗に三枚に下ろせずに、骨側に身がたくさん残ってしまうことがあるので、少しずつ身を引きながら捌きましょう。

三枚におろしたら腹骨をとろう

頭を落とした切り口の方の腹骨に沿って、包丁を差し込み、身から骨を削ぎ落とします。残った骨は、ピンセットや爪楊枝などで丁寧に1本ずつ抜きましょう。取りきれない場合は、思い切って唐揚げにしてしまうのも良しです!

動画も参考にしてみよう

ホウボウの捌き方が動画にされているものがあるので、それを見ながら参考にしてみてください。

ホウボウの料理と食べ方①刺身

おろした魚はそのまま削ぎ切りにして刺身で食べましょう。おすすめの刺身の食べ方をご紹介します。

そのまま味わえる刺身

身は鯛やフグに匹敵するくらい、美味しいとされます。三枚におろしたら、まずは刺身で食べるのがおすすめです。もっちりしていて、一気に食べるよりもフグのように少しずつ食べると、口の中で旨みが広がります。

刺身の食べ方

切り身を薄めの「削ぎ切り」にして食べましょう。薬味は、わさび醤油はもちろん、ポン酢とネギや、大根に唐辛子をすりおろして作る紅葉おろしで食べるのもおすすめです。盛り付けに、カボスなどの柑橘類も一緒に飾ってあげると、ベストです。

ホウボウの料理と食べ方②煮つけ

王道の煮付けです。この煮付け方法を覚えてしまえばどんな魚でも活用できます。特にこの魚は煮付けに向いているのでおすすめです。

煮つけもおいしい

淡白な身は、煮付けにするとさらに美味さを増します。また、よく味がしみ込み、クセがなく食べやすいです。煮崩れもしにくく、身もボリュームがあるので、ホクホクな煮付けに仕上がります。

煮つけの食べ方

鍋に、酒100ml、醤油大3、みりん50ml、砂糖大1、スライス生姜1片分、水を加え、火をつけます。煮だったらエラと内臓を取り除いた身を加えて、落とし蓋をし、煮汁にとろみがつくまで煮詰めます。途中で様子を見て、水を入れたり、汁を救って、魚にかけて十分に味を染み込ませてください。

ホウボウの料理と食べ方③唐揚げ 

何にでも合う唐揚げですが、この魚も唐揚げで簡単に、少ない調味料で美味しく食べることができます。

唐揚げにもぴったり

もちろん唐揚げでも美味しく食べることができます。調理もかなり簡単なので、男性でもお酒のおつまみにスピーディーに作ることができます。やや骨が残っていても、唐揚げにするとポリポリ食べることができるので、骨の除去が億劫な方におすすめの食べ方です。

唐揚げの食べ方

キッチンペーパーでしっかり水分を拭きとった後に、身にまんべんなく塩コショウをふり掛けます。多少なじませたら、そのうえに片栗粉をまぶして、160℃の油でしっかり、カラッと揚げると完成です。仕上げに、切ったレモンをそえて、食べる前にかけるとなお美味しいです。

160度の油の見分け方は、箸を油へ入れて箸の先から細かい泡が出てきた時が目安です。あまり高温になってしまうと、きちんと身まで火が通らなく、食べたときにトロッとする食感になってしまうので、低温でじっくりあげるようにしてください。

ユニークな見た目だけど美味しいホウボウ

見た目が特殊な魚ですが、鯛やフグと同じように美味しく食べられています。捌き方が少し難しいので初めての方は戸惑うかもしれないですが、いろんな料理にして食べてみましょう。

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