アルコールストーブを使ってみよう!使い方からおすすめ、自作方法まで徹底紹介します!

アルコールストーブはキャンプに欠かせないアイテムとなっています。料理はもちろん寒さ対策としても大変重宝し、その活躍の場はアウトドア以外でも多く、持っていて損はないアイテムと言えるでしょう。そんなアルコールストーブの種類、使い方、自作まで詳しくご紹介します!

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家族でキャンプやスノボーにハマっています。いろんなことに挑戦してみたいです。

目次

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アルコールストーブとは

まずはアルコールストーブそのものについて詳しく見ていきましょう。アルコールストーブは具体的にどんなものなのでしょうか。

アルコールを使用する携帯コンロ

アルコールストーブとは、アルコールを使用したストーブなのですが、ストーブというよりは形状はコンロの形をしています。アルコールバーナーとも呼ばれ一般的なカセットコンロよりは小さく、軽量であることから持ち運びがとても楽です。携帯コンロとしてアウトドア以外では緊急時でも大変重宝します。

バリエーション豊富で自作も可能

アルコールストーブにはシンプルなストーブのみのもから、五徳付きのもの、軽量コンパクトを重視した小型のものから、重たい鍋ややかんに対応した丈夫なものなど、種類が多く、最初はどれが良いのか悩んでしまいます。

後程おすすめのアルコールストーブを紹介しますので購入の際の参考にしてください。また自作もできるアルコールストーブの紹介もしていますので、オリジナル感を出したい人は自作にもトライしてみましょう。

アルコールストーブは軽量でコンパクトな面が人気ですが、しっかり料理を楽しみたいという人にはキャンプ用のコンロも検討してみてはいかがでしょうか。

アルコールストーブの燃料

アルコールストーブに使用するアルコールにはいくつか種類があります。燃料用アルコールと、消毒用・無水アルコールです。どの種類がアルコールストーブに適しているのでしょうか。それぞれの特徴を踏まえながら見ていきましょう。

燃料用アルコール

アルコールストーブには基本的に燃料用アルコールを使います。ホームセンターやドラッグストアなど身近なショップで購入でき、また安価なことから手に入れやすいアイテムです。プラスチックボトルに入っており、見た目には薬品ボトルのような形状をしています。

アウトドア専用のショップで購入するとホームセンターよりは割高ですが、引火性のアルコールを持ち運ぶことを踏まえたしっかりした作りで、アルコールストーブに注ぎやすいメリットがあります。

消毒用・無水アルコール

燃料用以外にも消毒用・無水アルコールが使用できます。消毒用アルコールの主成分はエタノールです。消毒用のエタノールは濃度が80%前後と定められているので十分燃料として使えます。無水アルコールは無水エタノールと表記されることも多く、アルコール濃度は99.5%以上あるので引火しやすくアルコールストーブの燃料として使うことができます。

どちらもドラッグストアやホームセンターで購入可能です。使用しても問題はありませんが、火力が弱い上、鍋の底が煤けてしまう事があります。また使用の際は自己責任で使用し、万全の注意を払いましょう。

燃料用アルコールと消毒用・無水アルコールの違い

どちらも燃料として使う事ができますが、アウトドアでは燃料用アルコールが多く使われている明確な違いは価格にあります。消毒用、無水アルコールには酒税(特定アルコールに対する加算税)が掛かっているので燃料用アルコールと比べると割高になります。やはりアルコールストーブを使うのであれば燃料用を使うのか一番安く安心して使えます。

注意すべきはどちらも人体に有害であることです。アルコールと明記はありますが絶対に飲用せず正しい使い方をしましょう。

アルコールストーブの魅力とは

アルコールストーブの人気はどんどん上がってきています。ちょっとコーヒーを楽しみたいときなどにうってつけのアイテムです。その人気の秘密を詳しく見ていきましょう。

軽量コンパクトな携帯性

なんといっても軽量でコンパクト、持ち運びが楽な事が一番の魅力です。素材には真鍮製、チタン製、アルミ製の3種類があります。真鍮製は若干重さを感じることはありますが、チタン製、特にアルミ製に至ってはその軽量さはお墨付きです。

その仕組みはいたってシンプルな作りであり、パーツ類はメスティンと呼ばれるアルミ製の飯盒にすっぽり収まってしまいます。小型のものだと本体自体80g前後のものもありますので、携帯面では最強のアイテムです。

タフで丈夫な故障知らず

アルコールストーブはシンプルな作りのため機械的要素はありません。そのため機械トラブルといったものがほとんどなく、故障といえば経年劣化や破損などで、故障を心配する必要はないでしょう。真鍮製であれば強度が抜群、チタン製であれば熱に強く錆びない、しかも強度があるので丈夫で長持ちします。

アルコール燃料で経済的

アルコール燃料は前述で述べたとおり、消毒用、無水を選択すれば価格は比較的高めですが、一般的な燃料用アルコールであればコストがグッとおされられます。ドラッグストアやホームセンターで購入できるので、キャンプ先で足りなくなった、忘れた、となっても手軽に購入できるので、使い安いアイテムです。

揺らめく静かな炎で盛り上がるムード

アルコールストーブは料理にはもちろん、その炎で暖をとる事も出来ます。燃焼の際の音も静かで、夜や早朝の使用でも周囲に迷惑をかけることがありません。青く揺らめく炎は神秘的なムードを作り上げてくれるので、煌めく炎を見ながらコーヒーを飲むのもまたキャンプの醍醐味でもあります。

アルコールストーブの選び方

アルコールストーブはシンプルなものから高性能なものまで種類が豊富です。何を基準にどの様に選べばよいのでしょうか。

五徳(ゴトク)があるタイプかどうか

五徳(ゴトク)とはコンロに使う部品でやかんや鍋を置くための調理器具です。この五徳は調理する際には必要不可欠なものです。五徳が付属されていなければ別で購入するしかありません。調理目的でないのならシンプルな五徳なしでも良いでしょう。アルコールストーブの使用目的が明確であれば五徳あり、なしどちらのタイプを選択するのかで絞られてきます。

火力調節ができるタイプかどうか

火力調節はやはり調理の際に必要となります。火力調節ができなくても十分活用は出来るのですが、やはり便利さを考えると火力調節がある方が便利ではあります。この調節如何でメニューの幅も広がるでしょう。

消化蓋付きタイプかどうか

アルコールストーブを消化する際に必要なアイテムです。火を消す時に消化蓋を載せて火を消すのですが、この消化蓋が無ければ、燃料のアルコールが切れるまで点火しっぱなしになるデメリットがあるからです、小さなふたなので、重さやコンパクト差は変わりませんので、購入を検討しているのであれば消化蓋つきがおすすめです。

アルコールストーブの使い方

使い方はシンプルで、その手順はたったの3つです。これを覚えておけばいつでもスムーズに使用することができます。アルコールストーブ、燃料、ライターなどの着火道具を準備します。準備が整ったら早速使い方を見ていきましょう。

燃料をいれる

まずはアルコールストーブの蓋をあけ、中に燃料を注ぎます。中蓋が付いている場合はこちらも外します。小さいのでこぼさないように、手につかないように注意しましょう。またメーカーによっては燃焼時間に差がありますので、事前に把握することで燃料の量を決められます。使い切れる量を入れることがポイントとなります。

火をつける

燃料に直接火をつけるのではなく、引火成分が気化していますので口部分に火を近づけるだけで大丈夫です。最初は「ボッ!」と音がするので驚いてしまうかも知れません。

点火直後の炎は小さいため、火がついていないように見えます。この時確認で手を近づけると火傷してしまいますので注意しましょう。炎は徐々に大きくなり目にもわかるようになるので大丈夫です。

火の消し方

火を消す際は口部分に消火蓋を載せるだけです。炎周辺は大変熱くなっていますので、消火蓋に持ち手が付いていなければ、安全を考慮してペンチなどを使って消火蓋をのせましょう。

余った燃料の処理方法

燃料を使い切ってしまえばよいのですが、残ってしまった場合はどのように処理するのでしょうか。

そのまま持ち帰る

十分に冷めたことを確認してしっかり蓋をします。中身がこぼれないように注意して袋に入れて、さらにメスティンなどにいれて持ち帰りましょう。燃料は次回使用できますが、基本的には保存容器ではないためそのままにしておくと劣化が進む可能性があるのでおすすめしません。すぐに使用しないのであれば燃料ボトルへ移しましょう。

ボトルに戻す

十分の冷めたことを確認してアルコールボトルに戻します。この際こぼれないように注意が必要です。そのまま持ち帰るよりはこちらの方が安全な方法です。

おすすめアルコールストーブシンプルタイプ①エバニュー チタンアルコールストーブEBY254

五徳なしのシンプルタイプのおすすめです。五徳がない分コンパクトで軽量な面がポイントです。

まさにシンプルで軽量重視

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アルコールストーブでは有名なブランドエバニューのチタンアルコールストーブです。シンプルで軽量コンパクト、持ち運びは抜群です。五徳がセットされていないので調理目的であれば別途購入が必要です。燃焼時間は燃料30ccで5分、60ccで11分使用できます。火力が強いのでお湯を沸騰させるのには手軽につかえます。
サイズ: 径7.1㎝×高さ4.2㎝×内径3.9㎝
質量: 34g
タンク容量: 70ml
素材: チタンニウム
蓋なし
消火蓋なし
火力調節なし

おすすめ五徳/エバニューチタンゴトクTriveTi EBY253

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エバニューEBY254チタンアルコールストーブに適した五徳です。五徳を使うことで燃焼効率が高まります。アルコールストーブの凹凸にぴったりはまるサイズで軽量なのに安定感抜群です。使用時には組み立てて使い、収納は外してまとめるだけのシンプルさで持ち運びに便利です。
サイズ: 81㎜×40㎜ 厚さ1㎜
素材: チタン
質量: 13g

おすすめアルコールストーブシンプルタイプ②エスビット アルコールバーナーESAB300BR0

エスビット性のシンプルなアルコールストーブです。真鍮製なのでチタンに比べると若干重みはありますが、鮮やかなゴールドで耐久性が高く強度は抜群です。

蓋付きアルコールストーブ

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シンプルだけど長く使える飽きのこない真鍮製です。使えば使うほどに味が出てきます。火力が強く、燃料50mlで600mlの水が10分強で沸きます。消火蓋には長めの持ち手が付いているので消火の際ペンチなどを使わなくても安心です。またフレームレギュレーターと呼ばれる消火蓋付きの蓋は上部をスライドさせることで火力調節が行えます。
原産国: 中国
サイズ収納時: 高さ46㎜×直径74㎜
本体重さ: 92g
タンク容量: 100ml
素材: 真鍮
蓋付き
消火蓋付き
火力調節あり

おすすめアルコールストーブシンプルタイプ③トランギア アルコールバーナーTRB25

スウェーデンの老舗メーカーで人気のブランドです。愛用者も多くアルコールバーナーといえばトランギアと言われるほどの名品が揃っています。

根強い人気のトランギア

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見た目はエスビットのアルコールバーナーに似ていますがこちらは1951年に発売されている老舗メーカーのトップ商品でその形状はほとんど変えていません。エスビットと違うところは消火蓋に持ち手がないところ、火力口の穴の大きさが若干違う事、火力調節に使うフレームレギュレーターに少し厚みがあることです。
原産国: スウェーデン
サイズ収納時: 径7.5㎝×4.5㎝
本体重さ: 110g
素材: 真鍮
蓋付き
消火蓋付き
火力調節あり

TRB25用のシンプル五徳

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中央にアルコールバーナーをおいて使用するシンプルなつくりの五徳です。トランギアの0.9リットルのケトルにすっぽり入る大きさで、ケトルがあればアルコールバーナーと五徳の収納がとても簡単になります。
重量:50g
サイズ:φ9.7×H6.3cm
アルミ製

TRB25用のトライアングルリッドⅡ型

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シンプルな五徳ですが、3枚のプレートを組み合わせているだけなので収納は幅を取らずとてもコンパクトになります。専用の収納ケースが付いていますので持ち運びも安心。組み立て方も簡単です。シンプルな作りなのに安定感があります。
重量:58g
ステンレス製
日本製

便利な燃料ボトル

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燃料用アルコールの中では値段が高いのですが、使い勝手が良いことが最大のポイントです。上部の赤いつまみを押して中身を出す構造で、小さなアルコールボトルでもこぼす心配が格段に減ります。また蓋を外せば中身を詰替えることができるので、これを持っていればあとは安価な燃料を詰替え何度でも使用できるので1本は欲しいアイテムです。サイズは3種類、カラーは2種類あるのでお好みで選ぶことができます。
サイズ: 0.3L、0.5L、1.0L
カラー: レッド、オリーブ
素材: ポリエチレン

おすすめアルコールストーブシンプルタイプ④solostove ソロアルコールバーナー

ソロストーブはアメリカ発のアウトドアストーブを扱っているメーカーであり、軽量、コンパクト、使いやすさを目指して発案されたブランドで、ソロストーブ愛好家はアメリカだけにとどまらず多くのキャンパーたちの心を掴んでいます。

しっかり密閉できるソロアルコールバーナー

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