シリヤケイカの釣り方紹介!生態から釣り方までをご紹介

この記事をかいた人

Array

シリヤケイカの特徴

名前の由来など

シリヤケイカの名前の由来は独特の茶褐色の分泌液がでた時、火焔上に広がりまるで尻が焼けているように見えることから由来しています。

シリヤケイカはコウイカ科になります。コウイカ科にはスミイカ(コウイカ)、カミナリイカ、コブシメ、シリヤケイカなどあります。シリヤケイカはスミイカと姿形が似て墨の量も多く、定着網や底引き網でよく取れます。市場ではスミイカと区別されずに流通されていることも多いです。

スペック

外套長15~18cm、外套幅7~9cm、外套膜はドーム型で、エンペラは外套全体にあります。表面は全体は黒褐色の中に白い斑点があります。裏側は蒼白色です。腕の長さは外套長の半分くらいです。

スミイカとの違いは、スミイカはエンペラに沿って白い線が走っているのと甲の先端に尖った突起がありますが、シリヤケイカはエンペラの縁は銀白色で胴の表面に白い斑点があり、甲の先端から褐色の液をだしています。甲の先端に突起がない為、ハリナシコウイカとも言われています。

シリヤケイカの味

味はコウイカに比べて味は落ちます。そのためか、売り出し価格もコウイカより安いです。身は固めです。刺身で食べる場合は隠し包丁を多めに入れるのが良いみたいです。火を通すと唐揚げとかフライにした場合、肉厚で結構うまいという評判です。

墨の量が多いので、釣り上げたらなるべく墨を吐かないうちにしめて、パスタ、リゾット等に使います。瀬戸内地方では甲がついたまま干しあげた甲付スルメとして作られ、味はケンサキスルメについで美味しいとされています。

シリヤケイカの釣りの時期

シリヤケイカは1年中釣れますが、ベストシーズンは5月から11月までです。その中で春から初夏にかけて産卵し浅場の海藻などに卵を産む為、比較的大きな群れで接岸するので、多く釣れます。7月から9月は釣果は下がります。産卵の終わった親イカが死んでしまうのと、生まれてきた子イカが成長していない為です。9月から11月は水温がシリヤケイカにとって適温になってくるので、ベストなシーズンと同じくらい釣れます。12月から3月は水温が低下かるので釣れにくくなります。

シリヤケイカ生息域

コウイカ科のイカ類は北海道以南の全国各地に分布しています。とくに多く見られるのは太平洋側では房総半島より南、日本海側では富山湾より南です。その他中国南部や韓国沿岸にも生息していますが、基本的には日本近海に生息しています。

シリヤケイカの生態

水深10m~100m程度の砂泥底に棲息しています。産卵期は4月~5月頃。内海に集まって海藻などに1cm位の卵を産卵し、1ケ月程で孵化した子イカは浅場で成長し、水温が低下する時期には深場に移動します。春には浅場へ移動して、産卵します。産卵を終えると死んでしまいます。寿命は1年です。食物は甲殻類、小魚、環状動物,軟体動物などです。

シリヤケイカ釣りの有名ポイント

ゴールデンウイークから梅雨にかけて東京湾に大挙してやってきます。数ある海釣り施設でもエキジク、スッテでお手軽に楽しめます。東京湾に点在する施設、市原の「オリジナル無海鳥施設」、横浜の「大黒海釣り施設」と「本牧海釣り施設」など有名です。

シリヤケイカの釣り方

イカ釣りのポイントは港の中や近くで堤防からでも釣ることができます。シリヤケイカはコウイカと同じで海底付近を好む傾向があります。釣り方はエギジグとスッテ仕掛けの2種類があります。

釣り方① エギング

一般的な仕掛け

出典:釣り百科

イカ釣りはエギと呼ばれる疑似餌でつります。エギは3~4号程度、カラーはピンク、オレンジ、グリーン、ブルーなどあります。ミチイトは感度に優れたPEラインつかいます。シリヤケイカは海底付近を好むので沈下スピードが速いエギを選択します。またエギの鼻先のスナップにナス型オモリをセットすると底どりが容易になって釣りやすくなります。また岸壁にいることが多いので、ロットは短めの6~8フィートで、小型スピニングリールで十分です。

1段シャクリ

沖釣りはキャストした後水面のラインのフケを取ります。着底するとラインの引きが止まります。しばらく経った後竿を素早く振り上げ、アピールします。シャクリとは、素早く竿をあおって、大きくエギを動かすことを言います。エギが跳ね上がることでイカにアピールしますが、イカはエギが沈み込む時に食いつきます。水面のラインの動きをよく見ていて、ラインが走ったり、引っ張られたりした時合わせます。この時リールを巻くより竿を上に跳ね上げるようにしましょう。

2段シャクリ

NEXT 2段シャクリ