アルコールストーブを自作しよう!コーヒー缶から百均素材まで楽々簡単DIY!

350mlサイズのアルミカンで作っても十分コンパクトですが、さらに小さなサイズのアルコールストーブを作ることもできます。ちょっとした火が欲しいときに、とても便利です。この作り方も、ぜひ覚えてみてください。

かわいいストーブを作ってみよう!

用意するのは「ウコンのちから」サイズの缶

作り方自体は、先ほど紹介した「アルミカンを使った作り方」と変わりません。違うのは、用意するものだけす。350mlのアルミ缶の代わりに、「ウコンのちから」サイズの小さなアルミカンを2つ用意しましょう。その後の工程は、先ほど紹介した作り方とまったく同じです。

缶の硬さに注意

ただし「ウコンのちから」の缶は、一般的なアルミカンよりも若干硬くできています。そのため、内筒となる部品Bをホチキスで留める際、針がうまく刺さらないことがあります。そのような場合は、部品Bだけ一般的なアルミカンで作るようにしてください。

アルコールストーブ種類別自作例③|火力調節機能をつけてみよう

アルコールストーブはとても簡単な構造なので、火の強さを変えることはできないのが普通です。火の強さを変える機能を求めるなら、ガスバーナーを使うのが一般的です。それでも少し工夫をすれば、火の強さを変えることができるアルコールストーブの自作が可能になります。

DIYに自信がある人は挑戦しよう!

カーボンフェルトで燃焼芯を作る

ポイントを一言で説明すると、カーボンフェルトで作った燃焼芯を上下できるようにすれば、火の強さを変える機能が実現します。燃焼芯を下げると、外気に触れる面積が小さくなるので火力も小さくなります。逆に燃焼芯を上げると、外気に触れる面積が大きくなり火力も大きくなる、という理屈です。

用意するのはカーボンフェルトと磁石

作りやすくするコツは、なるべく小さな缶を使うことです。小型サイズの自作で紹介した「ウコンのちから」や、似たサイズ・形のコーヒー缶がおすすめです。その中に、カーボンフェルトを丸めて作った燃焼芯を差し込みます。なお、カーボンフェルトはホームセンターで安価に購入できます。

磁石は、100均などで売られている小型マグネットを2つ用意しましょう。燃焼芯には、マグネットを1つ固定しておきます。もう1つのマグネットは、缶の外側からくっつけます。そうすると、缶の外側のマグネットを上下させれば、燃焼芯を上げ下げできるようになります。

アルコールストーブ種類別自作例④|百均で材料を買って作ろう

アルミカンを使って作ると、コーヒー缶やビール缶などの見た目がそのままになってしまうので、少し不格好です。サンドペーパーなどで缶の表面を削れば塗装をはがすこともできますが、それも若干手間がかかります。そこで100均で買えるものを使って、ちょっとお洒落に作りましょう。

ちょっとお洒落に作ってみよう!

100均にある携帯用灰皿を使おう

ここで使うのは、100均で売られている携帯用灰皿です。ブリキ地のデザインなので、アルミ缶よりもちょっとお洒落な見た目になります。まずは灰皿の口の周りに、ジェット孔となる穴を開けます。

それが終わったら、最初に紹介した「基本の作り方」で出てきた「部品A」を作りましょう(これはコーヒーやビールのアルミカンを使います)。灰皿の口の大きさに合わせてホチキスで留め、灰皿の中に差し込みます。これで完成です。

アルコールストーブ種類別自作例⑤|高火力にしてみよう

火が出る穴の数を16個にした一般的なタイプは、固形燃料程度の火力を出せると考えておけば大丈夫です。ただ、使い道によっては、それ以上の火力が必要になる場合もあります。そこで、より高火力のものを作ってみましょう。

炎の穴の大きさと数を工夫しよう

火力を高めるには、火が出る穴の大きさと数を調整します。基本的には、火が出る穴を大きくして数を増やせば、それだけ炎も大きくなると考えられます。1mm程度の穴を16個開けた場合を基準にすると、同じ大きさの穴を24個、36個と増やしていくにしたがって、火力を上げることができます。

そこでまずは、「弱火なら16個」「中火なら24個」「強火なら36個」という要領で、1mm程度のジェット孔を開けましょう。その後燃焼実験をして、思ったよりも火力が低い場合には穴の大きさを大きくするようにしましょう。なお、火力が大きくなると、そのぶん燃焼継続時間が短くなることに注意しましょう。

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