ゴトクとは、加熱する鍋などを乗せておく台のことです。アルコールストーブは構造が単純なので、そのままでは鍋などを乗せることができません。そこで、ゴトクも自分で作ってしまいましょう。ここでは、100均で買えるものを使う方法を紹介します。
五徳でより実用的に!
100均に行くと、ワイヤーネットに引っ掛けて使う、金属製のカゴが売っています(側面がワイヤー状に、底面がメッシュ状になっているタイプです)。このカゴの取っ手部分をカットし、上下をさかさまにしてかぶせれば、ゴトクとして使うことができるのです。商品をほぼそのままの形で代用できるので、とても簡単です。
あると便利!アルコールストーブのパーツ②|風防(風よけ)も作ろう
野外で火を起こすときには、風に悩まされます。特に自作をした場合は、市販の火器に比べると、どうしても風の影響を受けやすくなってしまいます。そこで、風よけのためのパーツを自分で作って、どんな状況でも安心して使えるようにしましょう。
野外の風対策もバッチリ!
味噌汁を作るときに使う「みそこし」を代用すれば、簡易的な風よけができあがります。ステンレス製の棒を2本用意して「みそこし」の口のところに固定すれば、簡単なゴトクにもなります。「みそこし」の中に置いて点火すれば、少々の風が吹いても消えることはありません。
あると便利!アルコールストーブのパーツ③|消火蓋も作ろう
火を消そうとして、息を吹きかけるとかえって危険です。火が燃え上がり、けがや事故の原因となりかねません。そこで必要になるのは、上からかぶせて消火するための「消火蓋」です。そこで、市販の物を少し加工するだけで消火蓋を作る方法を紹介します。
燃料無駄なし安全消火!
もっともおすすめなのは、計量カップを消火蓋として使う方法です。取っ手の部分を使いやすい角度に曲げるだけで、専用の消火蓋に早変わりです。これをかぶせれば、燃料をすべて使い果たすのを待たずに消火することができるので、燃料の節約にもなります。取っ手のおかげで、火傷の心配もありません。
自作アルコールストーブで料理してみよう!
この道具の使い道は、お湯を沸かすことだけではありません。料理にも使うことが十分に可能です。安定した火力を、継続して出すことができるからです。ここでは料理のやり方の一例として、ご飯の炊き方について紹介します。