鮎釣りについて知ろう!仕掛けや道具の選び方をご紹介!

Array

仕付け糸の無い鮎タモです。糸にやさしい平らなフレーム構造になっており、型くずれしにくい2mm目の網(ナイロンマルチフィラメント製)は友釣りで掛けた野鮎を確実にキャッチしてくれます。また、おとり鮎の交換もこのタモを使うとスム-ズにでき、尻手ロープを取りつける穴は大変重宝です。

鮎釣りの道具を確認しよう!仕掛け

鮎の友釣りの仕掛けは、おとり鮎を使うということで、ある種、特殊なものです。構造がどうなっているのかをしっかり理解しておくことが大切です。

鮎釣りの仕掛けの構造

この釣りの仕掛けは、天上糸、水中糸、ハナカン仕掛け、掛けバリの4つによる構造になっています。特に水中糸の素材はいろいろありますが、初めは柔軟性があり、扱いやすいナイロンラインがおすすめです。トラブルとしてライン切れなどがありますので、初心者は、全体的に太めを選ぶと良いでしょう。回数を重ね慣れてきたところで水切れの良い細いものも使ってみてください。

鮎釣り初心者は完全仕掛けがおすすめ

掛け針を除き天上糸・水中糸・ハナカン仕掛けを一つにまとめたものを完全仕掛けと言います。初心者におすすめの仕掛けで、市販のものもありますので、これと掛け針(イカリ針)を繋ぎ、竿に取りつければすぐに釣りができます。

鮎釣りにおすすめの仕掛け

おすすめ仕掛け「カツイチ(KATSUICHI) KS-105 ナイロン水中糸完全仕掛 6.5-0.3 」

出典:Amazon

ナイロン水中糸:0.3
天上糸:1.0
ハナカン:6.5
中ハリス:1.2
サカサ:4

価格:¥ 864(2018年12月17日)

竿の穂先にセットして掛けバリをつけるだけ友釣りができるナイロン完全仕掛けです。編み付けの撥水する移動目印や扱い安いしなやかなナイロン製の水中糸(4.8m)、最大5mまで調整ができる天上糸がついており、7.5から9.5mの鮎竿に対応できるようになっています。

おすすめ仕掛け「OWNER(オーナー) SR-46 天糸移動完全仕掛 フロロ水中糸仕様 0.25号 」

出典:Amazon

号数:0.25号
チタンチューブ鼻かん:6.0号
白一体サカサ:2.0号

価格:¥ 696 (2018年12月17日)

イカリ(掛けバリ)をつけるだけで釣りができる、ビギナ-からベテランまで使えてだれでも納得のいく完全仕掛けです。また、着脱は簡単で視認性よく強度があり感度もよく、水中糸は根ズレに強く、あみ込み目印やチタンチューブ製の鼻かんなどがセットされていることも魅力です。

鮎釣りの道具を確認しよう!エサ

鮎の友釣りでは、餌の代わりにおとり鮎(オトリ)を使います。最初は数匹購入しておき、釣り場に持って行きますが、活きのよさが釣りに大きく影響しますので、オトリの選択とその活きのよさを保つ工夫が必要です。

鮎釣りはおとりエサを使用する

鮎釣り(友釣り)は、おとりエサとして生きた鮎(養殖)を使用します。この釣りは、野鮎が縄張りを持ち守るという習性を利用して縄張りに侵入してきたオトリを追い払おうと体当たりをしてきたタイミングでアワセを入れ引っ掛けて釣る釣法です。オトリの善し悪しが釣果に大きく影響しますので、その選び方は大切です。

釣りのおとりエサの選び方

まず、泳いでいるオトリを上から見て体の色が黒っぽい魚に目をつけ、特に鼻先部分を見て傷ついてないものを選びます。長い期間、水槽で飼われている魚は、その壁に鼻を打って傷つき白く変色していたり、血で赤く滲んでいたりしています。このようなものは長く売れ残っていたり痩せていて元気がなかったりしているので注意しましょう。

鮎釣りにはおとり缶があると便利!

オトリを購入したらおとり缶に入れて釣り場に持って行くと便利です。ただオトリの数や運搬する時間によりオトリ缶に入れる水量は変える必要があります。養殖もの2尾ぐらいだったら水は少なめで、20Lオトリ缶なら1/3程度の水を入れると良いです。1時間以上かかる釣り場に行く場合は水を満タンにして、エア-ポンプを使用し魚が酸欠状態にならないようにしましょう。

鮎の釣り方をご紹介

「鮎を釣るなら石を釣れ」の言葉のとおり、鮎は石やその周りを縄張りにする習性を持っています。河川の石の前後や両側、その周辺におとりが自然体で泳いでいくよう誘導していき、目印を真正面に見てアタリを待ちます。

下の動画を参考にして釣り方の基本的なことを理解しましょう。

鮎の釣り方

おとり鮎の動きを見ると、竿で引っぱられている方向とは逆方向に泳ごうとします。流水をうまく利用して、水中糸自体にかかる抵抗によりオトリを泳がせながら操作します。上流の方向に泳がせたければ、水中糸をたるませます。水の流れの抵抗が大きくなるように竿操作すれば、上流に行きます。このような竿操作で泳ぎ方が変わっていきます。

鮎の釣り方のコツ

鮎釣りのコツとしてまず大切なことは、オトリは長く使っていると当然弱るので、釣れない時で10~15分毎を目安にしてオトリを変えて、その体力回復を図りましょう。さらにコツとして押さえておきたいことは、おとりに使う鮎のセッテイングです。初心者が最も苦労するところです。手を水でよく冷やしてからオトリを握ってください。

その方法は、まず親指と人差し指で鮎の目を隠すように握ります。少しだけ力を入れるのは小指だけにして、何よりも優しく握ることが大切です。前方には親指と人差し指、後方には小指があるので、前後どちらも行けない状態をつくります。そしてハナカンを素早く通して、掛けバリの位置を確認して、サカバリを皮をすくうように打つようにしましょう。

鮎釣りを楽しもう!

鮎の友釣りについて、どういう釣りなのかを述べてきましたが、釣りを始めてから釣行の回数を重ねるごとに釣りの醍醐味を味わえると思います。また、伝統の釣りということもあり、その奥深さも感じられると思います。ぜひ体感してみてください。

当然のことですが、事前に可能な限り釣り場の情報を集めて、鮎のいる川で釣りをすることをおすすめします。広大な河川の中から釣れる場所を自分の力で探すのは大変です。禁漁の期間やそのエリア、入漁券とオトリの販売所などを事前に知っておいてください。釣行の前に近くの釣具屋などで情報を集めると良いでしょう。鮎釣りステ-ションの情報のチェックも忘れずに!

鮎釣りに関する記事はこちら