からすみはボラの卵巣を塩漬けにし乾燥させたもので非常に美味で高価な食材です。からすみ作りは上級者向けではありますが、ボラを釣り上げたら是非作ってほしいです。濃厚でクリーミーな美味しさは例えようがない美味しさです。
ボラのからすみのレシピ
ボラのからすみ作りは血抜きがとっても大切です。全ての欠陥に血管に針を刺し丁寧に血抜きをやってください。血が残っていると雑味の原因になり見た目も悪くなってしまいます。三大珍味を自分で作る!ハードルは高いですがチャレンジする価値はあります。
- 卵巣の血管に針を数か所刺す
- 太い血管から細い血管まで全て指す
- 氷水に浸し冷蔵庫で1日寝かし血抜きをする
- 水気を取り天然塩をまぶし1日冷蔵庫へ
- 出てきた水を捨て更に塩を追加
- 塩を追加し上下を入れ替え1週間以上寝かす
- 1週間でカチカチになる
- 1日間水で塩抜き
- 日本酒に1週間付ける
- 2週間から3週間干す
- 表面の脂や水分を取りカビが生えないように表面に酒を塗る
Contents
ボラを美味しく食べるには下処理が大切
ボラを美味しく食べるには、新鮮なうちに頭と内臓を取り出すことが大切です。そのままにしておくと匂いの原因に。またエサと一緒に海底の泥を飲み込むのでお腹の中はよく洗ってください。美味しく食べるには匂いの原因を取り除くことが大切です。
ボラの釣り方の基礎知識
ボラは雑食性で何でも食べる魚です。汽水域に多く生息しているので、海釣り公園や波止などの堤防から狙うことが出来ます。40㎝を超える大物が釣れることもあり、竿がギュッとしなりビンビンとボラの躍動感が伝わってくるから釣り応えは格別です。また、釣りの時期としてはボラに脂が乗る冬がおすすめです。
ボラの代表的な釣り方
ボラの代表的な釣り方には、ウキ釣りとルアー釣りがあります。ウキ釣りは磯竿と呼ばれる長めの竿にウキを付けエサの付いた針でボラを狙います。ルアー釣りの場合はペンシルルアーやソフトルアーのワームを疑似餌にして釣ることが出来ます。
ボラの釣り方|ウキ釣り
ボラのウキ釣りは磯竿にスピニングリールを付けます。ウキは視認性の良い長めの棒ウキを使用します。ボラを寄せるためのコマセを撒くと釣果アップにつながります。コマセはサビキ釣りに使用するアミエビを使います。
ボラの釣り方|ルアー釣り
ボラは魚体が大きくても小さなおちょぼ口です。大きなルアーを使うとあたりはあるのにフッキングまで持ち込めません。ルアーの動かし方はダダ巻きが基本です。様子を見ながらスローにしたり早く巻いたりと調整します。
ボラ釣りのエサはオキアミが主流
ボラはオキアミが大好物。オキアミにとてもよく食いついてきます。どこのエサ屋さんでもオキアミは購入可能です。海釣りの万能餌であるイソメ類にも好反応を示しますが、小さな口でエサだけを持っていくので使わない方が無難です。
ボラ釣りにおすすめの道具
堤防から狙うボラ釣りのロッドやリール、ラインを説明します。ボラ釣りは専門の竿やリールが無いので、どんな釣り用の道具を流用したら楽しくて釣りやすいのかを中心に説明します。狙い方はウキ釣りとルアー釣りです。
ボラ釣りのタックル|ウキ釣り
ウキ釣りに使うタックルは、4~5.3mの磯竿、スピニングリールが必要です。ラインの先に結ぶ仕掛けは、長めの棒ウキ、ハリスと針。この仕掛けはすべてセットになった、ウキ釣り仕掛けセットが売っているのでそれを使うと便利です。
ボラ釣りのロッド
ロッドは4m~5.3m程度の磯竿を使います。磯竿は竿先が柔らかな竿でチヌやグレを狙うこともできる竿です。竿の強さを表す号数は1号~2号。1号は柔らかな竿先でとてもエキサイティングなやり取りが可能です。2号なら少し大きなオモリを付けたりサビキ釣りにも使えます。
ボラ釣りのリール
ボラ釣りのリールはスピニングリールを使います。スピニングリールには大きさを表す番手があり、3000番程度の中型リールを使います。2000番台の小型リールでも可能ですが、ボラは重たいので巻き上げるのが少し大変になります。
ボラ釣りのライン
ボラ釣りのラインはナイロンラインを使います。ナイロンラインは柔らかく適度なコシもあり使いやすいラインです。ラインの号数は2号から3号です。2号より細いラインを使うとラインが途中で切れてしまう「ラインブレイク」になります。
堤防釣りを楽しもう!簡単に出来る仕掛けを解説した記事はコチラ
ボラ釣りのタックル|ルアー釣り
ボラが普段食べているものはコケやプランクトンやエビ等と言われています。魚食性が強い訳ではありません。イソメが産卵するバチヌケの時期にはイソメを模したワームで数釣りを楽しめるチャンスです。
ボラ釣りのロッド
バチヌケを狙ったボラ釣りの場合は一般的なシーバス狙いのロッドを使います。長さは9ft前後が扱いやすいです。クラスは汎用性が高くターゲットを選ばないライトクラスかミディアムクラスです。
ボラ釣りのリール
リールはスピニングリールの3000番クラスを使います。ベイトリールも可能ですがキャスティングでバックラッシュが起こりやすくビギナーには扱いにくいです。釣り場で思わぬトラブルを避けるために最初はスピニングがおすすめです。
ボラ釣りのライン
ラインはPEラインを使います。PEラインの最大の特長は、キャスティングをした時の飛びやすさと、伸縮率が小さく伸びが少ないことです。ラインが伸びないから魚のあたりがダイレクトに伝わり小さなあたりも見逃しにくいです。
ボラ釣りは意外と面白い!大物を釣って美味しく食べよう
ボラは外道として嫌われる傾向の強い魚。でも巨大に成長して丸々と太った魚体は強烈な引きで釣り応えは格別です。一言でいえば釣ってて楽しい!のです。そして綺麗な海で釣ったボラは臭くないし食べても美味しい。道具だって簡単です。次回の釣りのターゲットはボラにしてみませんか!きっと楽しい釣行になります。