貝殻を持ったタコ?タコブネの生態と特徴をご紹介

暖かい地域の深海に住んでいるコウモリダコ。名前はタコですが、実はタコの祖先である貝から、タコ・イカに分かれる前の姿のまま、昔からいるのではないかと考えられています。うさぎの耳のような大きなヒレと、「タコ」なのに10本ある腕の間には膜がはっており、なかなか不思議な見た目。天敵に遭遇すると強く光ったり、光る粘液(発光雲)を出して追い払いますが、それでもだめだと腕を裏返して丸まってしまうのです。

ヒョウモンダコ

猛毒のタコと名高いヒョウモンダコは、フグの毒と同じテトロドトキシンを唾液に持っています。体長は約10㎝ほど、派手なヒョウ柄と尖った頭で一見可愛らしく思えますが、噛みつかれると死の危険もあります。刺激を受けると体の色が非常に鮮やかになり、その姿は猛毒生物そのもの。暖かい海の浅い場所に生息しているので、もし見かけても絶対に触らないようにしましょう。

タコにまつわる雑学

生でも加熱してもその歯ごたえが特徴のタコ。実は体の90%が筋肉でできていると言われています。そんなタコの知能は非常に高く、腕の一本一本に脳のような働きをする”神経脳”があるために1本1本全く違う動きができるのです。そしてタコは8本の腕があると言われますが、最近の研究では腕が6本で脚が2本であるということがわかりました。2本の脚を移動に使い、6本の腕で食事や周囲を調べたりしています。そうして腕を使う際、右利きや左利きのタコがいて、なんと両利きのタコもいるということがわかっています。

タコブネのまとめ

今回はタコブネについてご紹介させていただきました。珍しく、中々お目にかかることのできないタコブネ。知名度がまだまだ低いため、知っていればきっと驚かれるでしょう。