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カニを釣ったら
カニが釣れた場合は、なるべく早く上げたほうが良いでしょう。カニは非常に鮮度が落ちやすい生き物なので、死んでしまうと途端に味が落ちてしまいます。また、生きている間にもストレスがかかると味が悪くなってしまいますので、釣り上げたらなるべくリラックスした状態で生かしておきましょう。釣り上げたら、バケツでのキープは避け、メッシュの袋に入れて海中につりさげるのが良いでしょう。可能ならば持ち帰る際もエアポンプで生かしておき、家についたら手早く調理することがおいしく食べるコツです。
食べられないカニ
カニの一部には筋肉や内臓に毒をもっており食べられない種類が存在します。中毒症状だけでなく、最悪の場合死に至ることもある強力な毒なので、以下の写真で特徴をしっかり把握してからカニ釣りに臨むようにしましょう。
スベスベマンジュウガニ
体がすべすべで饅頭のように丸い形が特徴です。
関東から九州の暖かい地域に生息しており、筋肉に毒をもつため食べられません。
ウモレオウギガニ
南西諸島を中心とした温かい島に生息するカニです。ただし、和歌山県でも生息が確認されているため、釣れることはほとんどないでしょうが、注意が必要です。カニ類の中では最強の毒をもつといわれています。
ツブヒラアシオウギガニ
インド洋から西太平洋の暖かい地域に生息しているとされますが、日本でもこのカニを食べたことによる死亡事例が報告されています。
カニ釣りをする際の注意
釣り初心者でも比較的気軽に取り組めるカニ釣りですが、絡ませて獲るというその性質上、磯場で使うと根掛りする可能性が高くなります。一度仕掛けを海底に残してしまうとカニを捕獲し続けてしまうので、糸は絶対に切れないような太いものを使用し、仮に根掛かりしたとしても回収できるようロープなどの用意は必ずしておきましょう。マナーをしっかり守って気持ち良いカニ釣りを心がけるようにしましょう。