釣り自体は非常に簡単です。しかしエサにかかったときの引きがとても強いです。そのためロッドにはジギングロッドという強い力に耐えられる丈夫なロッドを使い、リールには巻き取りの力が強い両軸リールを使います。タックルについては、次の大見出しから詳しく紹介していきます。
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コブダイ釣りのおすすめロッドを紹介
先ほどのコブダイ釣りのタックルの中見出しで書きましたが、ジギングロッドという言葉が出てきました。このロッドはブリやカンパチなどの大型青物を釣るために使われるロッドのことです。大物をターゲットにしたロッドなので耐久性も十分あります。コブダイを釣るときにはおすすめです。
DAIWA「ジグキャスター」
全長が3mを超えていますが取り回しがいいロッドで、長い時間釣りをしていても疲れをにくい設計がされています。スペックは【全長】3.20m。【仕舞寸法】165cm。【自重】300g。【キャストウェイト】50〜120g。【価格】2018年12月24日時点で¥1,0440。
シマノ「ソルティーアドバンス」
先ほど紹介したモデルより短く重量も軽いロッドですが、しっかりとしたパワーがあります。スペックは【全長】1.91m。【仕舞寸法】143.4cm。【自重】122g。【キャストウェイト】MAX150g。【価格】2018年12月24日時点で¥8,570。
コブダイ釣りのおすすめリールを紹介
コブダイを釣るには両軸リールがおすすめです。特徴は、糸を巻き取るスプール部分がリールの内側にあるリールで、リールの中には大型のギアが組み合わさって使われているので強い力で巻き取ることができます。この記事でもリールを2種類紹介しますが、さらに詳しいリールについてはこちらの記事を参考にしてください。
カストキング「Whitemax」
真鍮製のギアを使っており耐久性に優れています。スペックは【巻き取り長さ】80cm。【ギア比】5.3:1。【自重】213g。【最大ドラグ力】8kg。【標準糸巻き量】0.26mm/180m、0.28mm/150m、0.30mm/110m。【価格】2018年12月24日時点で¥4,752。
シマノ「グラップラー」
巻き心地が非常に滑らかなでリールです。スペックは【巻き取り長さ】84cm。【ギア比】6.2。【自重】325g。【最大ドラグ力】7.0kg。【標準糸巻き量】2号ー380m、3号ー250m、4号ー190m。【価格】2018年12月24日時点で¥23,495。
コブダイ釣りのおすすめラインを紹介
コブダイを釣る場合、ラインはPEラインがおすすめです。PEラインは他の材質のラインと比べて強度が高いので、コブダイのような大型な魚でも十分に対応することができます。PEラインは5号くらいのものを用意しておくと安心できます。
KUROSAWA「XーCORE」
PEラインは編み込みが不均等な部分があると、急激な力がかかったときにその部分から強度が落ちていきラインブレイクしてしまいますが、こちらのPEラインは独自の方法でできる限り編み込みのムラをなくしたものなので、急激な力を分散させてラインを長持ちさせてくれます。
Warknife「X4」
こちらのラインはライントリートメントやフッ素コートスプレーを使用することで耐久性を高めているラインです。劣化しにくいために長い期間使い続けることができます。ライン自体ほとんど伸びたいため感度が高いです。
コブダイ釣りのおすすめフックを紹介
コブダイは引きがかなり強いです。なのでロッドとラインだけでは不十分です。フックもコブダイに耐えられるものでなければ、フックを曲げられてしまいます。とは言ってもコブダイ専用のフックはないので、イシダイをターゲットとして作られたフックを使いましょう。
がまかつ「シングルフック」
こちらのフックの先端は貫通力を向上させる作りになっており、魚の口に確実に刺さってくれる設計です。さらにコンパクトな設計をしているのでフックごとの魚に飲ませることができ、剛性や強度が高くなっているので、大きなの力がかかっても耐えることができます。
OWNER「手研石鯛フック」
こちらのフックは、大物を想定して作られているので強度は強いです。さらにパッケージの裏にはフックと糸の結び方が2種類記載しているので、初心者の人にもわかりやすく、しっかりとフックを取り付けることができるでしょう。
釣ったコブダイを料理しよう
コブダイの仕掛け、エサについて紹介してきました。せっかくなので釣った後についての楽しみである料理についても見ていきましょう。珍しいというわけではありませんが入荷する量は少ないので、釣ることができたなら、味わうことができるチャンスです。
コブダイの調理方法
入荷量の少ないコブダイは調理方法の幅は広く、生食はもちろんのこと、他にも揚げ物や煮物、ソテー、汁物などがあります。コブダイのレシピを紹介の大見出しで紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
コブダイの旬
コブダイ釣りの時期と時間の中見出しで、コブダイは1年を通して釣ることができ、春以外がシーズンであることを紹介していますが、その中でも、特に冬には脂が乗っていて、とてもおいしく食べることができます。
コブダイの味は?
コブダイは大きければ大きいほどおいしく食べることができます。コブダイの身は白くて新鮮であれば、身に透明感があり、クセは少なくて食べやすく、食感はもちもちしています。反対の季節である夏は脂の乗りがよくなく、臭みもあるので夏に食べることはあまりおすすめできません。
コブダイのレシピを紹介
コブダイの調理方法の中見出しで色々な料理を挙げました。数が多いため、全ての料理をこの記事の中で紹介することはできませんので、刺身、揚げ物、兜煮、ムニエルの4つの料理のレシピを紹介していきます。
コブダイの刺身
まずは刺身から紹介していきましょう。刺身のレシピといっても簡単に言ってしまえば、コブダイを切って皿に盛り付けるだけなのですが、それだけだと紹介にならないので、もう少し詳しく見ていきましょう。
①コブダイの鱗を取ります。②コブダイを3枚に下ろします。③コブダイの皮を引きながら剥ぎ取ります。④包丁を斜めに寝かせてコブダイの身を薄く切ります。⑤切った身をお皿に盛りつけて完成です。
コブダイの揚げ物
①コブダイの身は水分をしっかり取っておきます。②薄力粉、卵、パン粉の順番で衣をつけていきます。③油の温度が170℃になったら、コブダイの身を揚げていきます。④衣がきつね色になるまで揚げたら、お好みのソースをかけて完成です。
コブダイの兜煮
①鱗を取り50℃のお湯につけて臭みを取る。②醤油・酒・みりん(全て50cc)、生姜スライスを入れて沸騰させます。③コブダイの頭を入れて落し蓋をし、中火で15分煮ます。④落し蓋を取り、強火にして煮汁をすくってコブダイの頭にかけます。⑤とろみがついたら完成です。
コブダイのムニエル
①切り身の全面に塩と胡椒をまぶします。②切り身に小麦粉をまぶします。③フライパンにバターを熱します。④フライパンに切り身を入れ、中火で半分以上火が通るまで待ちます。⑤切り身を裏返して、弱火で完全に火が通るまで加熱して完成です。
コブダイは恐いけど楽しみもたくさん!
コブダイの生態、特徴、釣りや料理について見ていきました。見た目は非常に恐い魚ですが、メスが性転換をしてオスになるという面白い魚だったり、身近に釣ることができる意外な一面があったり、料理の幅が広く楽しみの多い魚であったり、いろいろなことがわかりましたね。
もしコブダイに出会う機会があったり、釣りや料理をするチャンスがあったりしたら、ぜひそのチャンスを掴み取ってください。実際に目で見たときの感じ方や釣りの楽しみ、料理の楽しみを体験することができます。