イソメとは?付け方や保存方法と相性のいい釣りもご紹介!

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これは頭部付近に針を刺すだけの方法で、傷も最低限で済むため弱りが少なく、ありのままの動きをするという利点があり魚が食いつきやすいですが、ただ針を通すだけなので外れたり切れたりしやすいのが欠点です。

外れにくい通し刺し

これは針の形に合わせて頭部付近から胴体に針の深いところまで刺し込んでいきます。針先は状況によってですが基本は出します。刺す時は頭部に直接刺すのを避け少し下の方から入れるのがコツです。そうすることで弱りにくくなります。

臭いで誘う縫い刺し

これは頭部付近を一刺しし、そのまま体を曲げて同じ針に刺し、それを数回繰り返すやり方です。外れにくくなるという利点があります。何度も刺すことで体液が多く出て臭いで獲物を誘うことができますが、弱りやすいので状況をみて付け替えたりする必要もあります。

大物を狙える房掛け

これは何等分かにちぎった身かもしくはそのままの数匹を一つの針に刺す付け方です。エサが小さいときなどに、大きく見えるため中型から大型の魚の食いつきやすさが上がります。

イソメの入手方法

入手方法はいくつかあるため入手難易度は高くありません。それぞれの入手方法に利点や欠点があるので自分に合った方法で入手しましょう。

釣具店で購入する

一番安心な釣具店へ行き買うという方法です。釣りの直前等に釣具店へ行き購入することで良質で鮮度のいいまま使うことができるという利点があります。大抵は扱っていますがないお店もあるため事前に調べておいた方が良いです。

現地で捕まえる

天然のイソメを捕まえるという手段もあります。海水が浸みた岩の多い砂場に生息しているため海辺や砂浜へ行けば天然ものを捕まえることができます。

捕まえ方は、砂にある小さい穴を見つけスコップで掘り起こすだけです。注意点としては、すぐに掘り起こさないと奥の方へ引っ込んでしまうため可能な限り一度に奥深くまで掘り起こすことが必要になります。生命力が高いため掘り起こしたときに体がちぎれてもエサとして使用することは可能です。費用はかかりませんが労力はかかります。

イソメの入手方法:自動販売機で購入する 

釣具店の近くに釣りエサ専用の自動販売機があることがあります。お店がやってなくても24時間買うことができ、パック詰めされていて保冷もされているため鮮度も悪くないという利点があります。

イソメの保存方法

買いすぎてしまったり、その日に使いきれずに残ってしまったものを海に戻してしまうのはもったいないです。正しい保存をすれば次の釣りでも使用することができる場合もあります。いくつか保存方法をご紹介していきますので状況に合った方法で正しく保存しましょう。

イソメの保存方法:砂の中で保存する 

乾燥を避け適度な温度を保てば保存できるため、海水の浸った砂や木くずに入れておけばある程度保存することが可能です。注意点はしっかり海水が浸みてないと乾燥してしまうという点です。

イソメの保存方法:常温で保存する

冷やさずに常温での保存も可能ですが気温の高い夏は不可能です。冬でも暖房がきいていると弱ったり死んだりしてしまいます。一週間ほど持ちます。

イソメの保存方法:冷蔵庫で保存する

冷蔵庫での保存は気温関係なくより長い時間鮮度を保つことができる保存方法です。長くて2週間生き残ったという報告があります。冷やしすぎると逆に弱くなってしまうので注意が必要です。

釣りの最中は日陰やクーラーボックスで保存しよう!

釣りをしている間は直射日光を避け、夏場などの特に暑い日にはクーラーボックスにタオルで包んだ保冷剤と一緒に入れ、冷やしすぎないように注意しながら保存すると良いです。

パワーイソメとは

生きているのには触れない人や抵抗があるという人でも使うことができるでしょう。人工ですが、限りなく生きているものに寄せられていてすごい性能になっています。生餌がダメという人にはとても利点の多い商品ですので詳しく見ていきましょう。

パワーイソメとはイソメを模した疑似餌のこと

人の手によって作られたもので、違いは動かないのと体液が出ないということくらいです。臭いは生きたものとは少し違った臭いのエキスが塗られています。自然を考えた素材で作られているため生物への害がなく、また使用中に外れても環境への負担もありません。

虫が苦手な方でも安心して使用できる

男性もそうですが、特に女性や子供の中には生餌への抵抗がある方も多いかと思います。形はイソメそのものですが動きもないですし体液もでません。少しリアルなおもちゃだと思えば抵抗なく使うことができるでしょう。ただ臭いを付けるエキスが塗られているため触ると手につくことがあるため注意が必要です。

通し刺しがおすすめ

生きたものと同じ感覚で針につけ使用しても問題はありませんが、おすすめは通し刺しです。付け方の項目で解説したように、頭から刺し針の深いところまで体を差し込む付け方です。頭を避ける必要もなく動きがないため容易に付けることができます。

イソメを使用した釣り

ここまで付け方や狙える魚をご紹介してきましたが、最後に相性のいい釣り方をご紹介していきます。この釣り方ひとつでも狙える魚は変わってくるので覚えておくと役に立つかと思います。

イソメと相性が良い釣り:ウキ釣り仕掛け

普段しない方でも耳にしたことがあるであろう、釣りの中でも有名な方法です。この釣り方の特徴は獲物がかかったときにウキが沈むので一目でわかるという利点があります。万能ロッドと光るウキを用いればシーバスが狙え、小さめの磯竿で棒ウキを用いればアジを狙うことができます。アジを狙うときはエサを小さめにち切り通し刺しにすると良いです。

イソメと相性が良い釣り:胴付き仕掛け

針数本の最下に錘をつけるだけの仕掛けで、特徴としては海底の魚を狙えるというところです。カサゴやメバルを始め他にも数種類の魚がかかります。シーバスロッドやバスロッドの長すぎない竿で、リールはシマノの2000~3000番、針はownerの胴突メバル3本のもの、錘は3~10号がおすすめで、付け方は通し刺しが良いです。

イソメと相性が良い釣り:サビキ仕掛け

胴付き仕掛けとつくりは似ていて、違いは針の数が多いというのと、カゴを付けその中にコマセを入れ水中にまき散らして魚を誘う点です。針には小さな疑似餌のようなものを付け魚に食いつかせるというのが一般的ですが、生餌を使うと食いつきが良くなります。磯竿に2500番スピニングリール、2~3号のナイロン道糸にスキンサビキを竿と同じくらいの長さにカットして付けるのがおすすめです。

イソメで海釣りをしよう

ここまで様々なことをご紹介してきましたが、興味を持っていただけたでしょうか?付け方や保存方法をぜひ参考にしていただけたら幸いです。

見た目が少しグロテスクで抵抗がある人も少なくないと思います。普段ルアー釣りばかりの人でもたまに生餌を使い釣りをしてみると気分転換になるかと思います。エサ釣りにはエサ釣りの奥深さもありますし、この記事を見て少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

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