暖房器具の燃料を専門として販売している燃料店でしたら、プロパンガスや灯油などの商品の他に薪も扱っている場合があります。近場の燃料店に連絡してみて、薪の在庫があるか確認してみるとよいでしょう。個人で薪を大量に使用する際には、ホームセンターで買うよりも割安で仕入れることができるのでお得です。
Amazonなど通販サイトで
インターネット上の取引で薪を購入し、自宅まで郵送してもらえます。実店舗販売の場合にはできるだけ近場にある店舗から送付してもらう方が送料の節約になります。距離が遠いと、薪自体の値段よりもむしろ送料の方が高くなってしまうという場合が出てくるため、できるだけ近場で、かつ一度の購入量も多めの方におすすめです。
森林組合などで
森林組合などで間伐した材木を引き取りに行くことができます。一般的に、欲しい樹種や量を予め連絡しておく必要があります。サイズがそろっていて、かつ地域によって手に入る樹種もそろっているということがメリットです。ただし、個人向けに販売していないという森林組合も多いため、少量の薪の購入はできない場合があります。
現地で拾う薪
薪を現地のキャンプ場で使う分だけ拾って使用するというのもアリですね。木々が落ちているような森林が近くにあるキャンプ場を選ぶようにしましょう。この場合は、キャンプ場や山、森林の管理者に許可を得てから薪を拾うようにしましょう。大・中・小とそれぞれのサイズを必要分ずつ分けて集めると、その後の焚火の作業がスムーズです。
メイン用
基本的に、メインで使う薪の樹種としては、カシやナラのような燃焼時の熱量が多く、火持ちの良いものがおすすめです。火付けには向かないので、火種用の薪を別に用意して、火が安定したら後から加えるようにしましょう。
料理をする際には、勢いよく燃え盛っている状態よりも、火が上がらない「熾火」の状態の方が断然火力が調整しやすく扱いやすいため、広葉樹の薪がおすすめです。
焚火は基本的に小さな火から大きな火へと段階的に調整するものです。予め薪の大きさをそろえて拾っておき、火の大きさに合わせて順次必要な分量をくべるようにしましょう。
火種用
着火用する際の焚き付けに使う燃料としては、松の葉や松ぼっくりのように油脂を含んでいるものが最適です。マツの葉はしっかりと茶色くなっているものを選びましょう。枯れ葉や枯れ枝、麻ひものように手軽に手に入るものも火種として使うことができるので便利です。
火種用に使う薪は、マツやスギなどの針葉樹系を使います。皮が付いたままの状態、あるいは表面が水でぬれている状態ですと燃えにくいので、鉈やナイフなどを使って皮をそいだり、毛羽立たせておくと酸素をうまく取り込みスムーズに燃焼させることができます。
ただし、現地で手に入れるものは乾燥の度合いが不ぞろいになりがちです。そのため、最初慣れるまでは手こずることが多いでしょうが、慣れれば自然の着火剤として経済的に使うことができます。
焚火の道具①:必須のメインアイテム
アウトドアで焚火をするとなったら、まず第一に必要なアイテムが焚火台です。それから、調理を楽しむ場合には、焚火スタンドや焚火テーブルのようなアイテムも必須になります。調理をしないという場合でも、お湯を沸かしたり熱したものを置いたりするのに何かと必要になるアイテムですので後者の2つもしっかりと揃えて焚火に臨みたいですね。
焚火台
最近は直火禁止のキャンプ場が多いため、焚火を楽しみたいと思うならば焚火台は必須のアイテムです。アウトドアメーカーによって、酸素を効率的に取り入れたり、風の影響を受けにくくしたりするような工夫もさまざまに取り入れられているため、選ぶ際には参考にするとよいでしょう。
ユニフレーム ファイアスタンド2
スペック
- 使用時サイズ:400*400*300mm
- 収納時サイズ:60*570mm
- 重量 :490g
- 材質 :特殊耐熱鋼FCHW2、ステンレス
畳むと非常にコンパクトに収納することができるため、ソロキャンプでも活躍させることができる焚火台です。メッシュ状の網になっているため風通しがよく、効率よく薪を燃焼させることができます。
スノーピーク 焚火台
スペック
- 使用時サイズ:270*270*210mm
- 収納時サイズ:350*410*25mm
- 重量 :1.8㎏
- 材質 :ステンレス
開いてセットするだけという非常に簡単な設営でありながら焚火の火力にも負けない耐久性があります。焚火を楽しむためのオプションも充実している、スノーピークの人気アイテムです。スノーピークと並ぶアウトドア用品メーカーであるコールマンの焚き火台についてはこちらの記事でも紹介しています。
焚火スタンド
無骨なデザインのものが多く、キャンプサイトをかっこよく飾ってくれる焚火スタンドは、焚火キャンプでの定番アイテムですよね。ダッチオーブンなどの重量のある調理器具も安定して保持できる焚火スタンドは使い勝手も抜群です。
ペトロマックス 焚火台 ファイヤーアンカー
スペック
- 材質 :スチール
- サイズ:地上高83.5cm
- 重量 :6.7㎏
高さの調節が簡単にできるアンカー部分は、ダッチオーブンなどを先端のフックにかけることによりストレスがかかり、しっかりと止まる仕組みです。シンプルなデザインながら十分な耐荷重性能があります。
キャンプマニア ファイアハンガー
スペック
- 材質 :鉄
- サイズ:地上高100cm
- 重量 :2.18㎏
アンカーが支柱から垂直になるように設計されているため安定性が高いです。無骨なデザインが男心をくすぐるアイテムです。
焚火テーブル
ダッチオーブンなどを使って調理をした際には、熱くなった器具をそのまま載せられる焚火テーブルがあると便利です。比較的地上高が低めのものが多いので、焚火キャンプでそのままダイニングテーブルとして使うこともできるので、1つは持っておくのがおすすめです。
ユニフレーム 焚火テーブル
スペック
- 使用時サイズ:55*55*37cm
- 収納時サイズ:55*35*2.5cm
- 重量 :2.8㎏
- 材質 :ステンレス
洗練されたシンプルなデザインと機能性・収納性に優れたアイテムです。ダッチオーブンなど加熱した器具もそのまま置くことができ、耐荷重50㎏なので重量のあるアイテムでも安心です。
スノーピーク 焚火MYテーブル
スペック
- 使用時サイズ:49.6*33.2*40cm
- 収納時サイズ:45*33*7.8cm
- 重量 :2.9㎏
- 材質 :ステンレス、アルミ合金
アツアツのダッチオーブンなどを乗せても問題ない耐荷重と耐熱性能を持つ焚火テーブルです。サイトのハンギングスペースに小物を掛けたりステンレストレーを下段にセットすることも可能。機能性の高いアイテムです。
焚火の道具②:便利なサブアイテム
メインのアイテムがそろって入れば最低限焚火を楽しむことは可能ですが、やはり、せっかく手間をかけて焚火をするのだから、最大限楽しみたいですよね。焚火を使って料理などをする場合には、しっかりとアイテムをそろえておくとストレスも溜まらず、アウトドアを楽しむことができます。
焚火グリル
焚火と言ったらやっぱりBBQですよね。お肉や野菜の焼けるにおいと音を聞いているだけで満たされた気分になります。アウトドアならではの炭火の遠赤外線で焼いた食材は格別の味です。そんなBBQをはじめアウトドア料理を手軽に楽しむための焚火グリルもぜひ買いそろえましょう。
笑‘s コンパクト焚火グリルB-6君
スペック
- 使用時サイズ:215*122*165mm
- 収納時サイズ:181*122*18mm
- 重量 :500g
ソロでの利用に便利なコンパクトサイズの焚火グリルです。折りたたむことで厚さ18mmの極薄になるので収納性抜群です。グリルとして必要なアイテムが一気にそろうのでおすすめです。
ロゴス ピラミッドグリル
スペック
- 使用時サイズ:190*190*150mm
- 収納時サイズ:240*185*35mm
- 重量 :1.0㎏
10秒あれば組み立てできるお手軽な焚火グリルです。安定感のある頑丈なつくりをしているため、ダッチオーブンの料理にもしっかり対応できます。標準装備されているポーチで持ち運びも楽々です。