イトウが幻の魚と呼ばれる理由とは?味や美味しい料理を徹底調査

ただただ全長が大きくて希少な魚であるだけでなく、歯も鋭いものを持っているようです。ルアーでイトウを狙って釣りをしてみたところ、たくさんの歯形を付けられてしまったということがあるようです。もし釣りをする時には十二分に注意しましょう。

イトウってどんな味なの?

釣ったとしてもリリースが推奨されているイトウも、もし死んでしまっているのであれば釣って食べることもできます。幻と名高いイトウの味はどんな評価を得ているのでしょうか。味についてみていきます。

川のトロと呼ばれている

希少な魚であるのにふさわしいというべきなのか、味は川のトロとも呼ばれているようです。サケ科の魚でありながら味としては似ているわけではなく、後述するようにそこまで癖の強くない味をしているようです。

淡白でコリコリしている

実際に食べてみると味は淡泊で、食感はコリコリとしているのが特徴的なようです。そして骨自体が柔らかいのでそれに悩まされるようなこともなく、軟骨のように柔らかいので食べやすいようです。

イトウの捌き方

食べた時の味は前述した通りですが、丸々一匹のイトウを捌くときにはどんな手順で裁いてていくのでしょうか。普通の魚とそこまで違いはしませんが、大きさがあるだけに捌くだけでも手間がかかってしまいます。

頭と鱗を取り除く

具体的な捌く時の手順ですが、まず食べることのない不要な部分を取り除いていきます。細かい場所は包丁で取っていき、表面の鱗を落としていきつつ必要のない鱗が取り除けたら次は頭も胴体から切り離しておきます。

内蔵を出して洗う

鱗と頭を取り除けたら、次に取り出す部分は内蔵です。下腹部に包丁を入れて開き、内臓を取り出せる状態にしたら頭部と一緒に出して外と内側を水で洗っておきます。綺麗にできたら下準備は完了です。

三枚におろす

そして食べることになる身の部分ですが、基本的には一般的な三枚おろしが推奨されます。腹部から中骨へ包丁を入れ、続いて背中から中骨へと包丁を入れて1枚目の身を剥がします。反対側も同じようにおろせれば三枚おろしの完成です。

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