北海道で釣れるこまいとは?美味しい食べ方5選!珍味を釣り方から捌き方まで解説!

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一夜干しの作り方を動画で詳しく説明していきます。(動画は別の魚ですが参考になります。)干し網とこまいがあれば誰でも簡単に作れます。魚を干す場所は、家の中では部屋が魚臭くなってしまうのでベランダなどの屋外で干すことをお勧めします。失敗しないコツは色々とありますが、「夜露にあてない」「風通しの良いところで干す」「汚れを綺麗に落として干す」ことです。

こまいの美味しい食べ方5選!

こまいは一夜干し以外にも煮付けや天ぷら、唐揚げなど美味しい食べ方が沢山あります。料理方法も簡単なものが多く、こまいさえあれば誰でも手軽に料理できます。ここからは、こまいを美味しく頂くための料理方法をいくつか紹介していきますので、こまいが手に入った際はぜひ料理されてください。

こまいの煮つけ

材料の「水200cc」「酒100cc」「薄口醤油大さじ4」「本みりん大さじ2」「砂糖大さじ2.5」「生姜チューブ3cmほど」を鍋に入れ煮立たせます。捌いたこまいを5匹ほど鍋に入れ、アルミホイルなどで落し蓋をし、時々様子を見ながら煮汁をかけます。20分ほど煮たら完成です。こまいの量を見て、調味液の分量は変えてください。

こまいのフライ

こまいを三枚におろし、皮を引きます。キッチンペーパーで軽く押さえ、水気を取ります。身の両面に軽く塩コショウを振ります。こまいを小麦粉、溶き卵、パン粉の順に付けていき、油で揚げながらきつね色になったら完成です。そのままでも美味ですが、ソースやタルタルソースをつけて食べるのもお勧めです。

こまいの天ぷら

こまいのフライと同じく、こまいは三枚おろしにします。キッチンペーパーで水気を取り、身の両面に塩コショウを振ります。その後、適量の天ぷら粉を付け油で揚げていきます。油の温度は170℃くらいが目安です。程よく色がついてきたら完成です。揚げ終わったらお皿に盛り、お好みで塩などをかけて熱いうちに食べましょう。

こまいのチーズ焼き

まず、頭、腹わた、ウロコを取ったこまいを油で軽く揚げていきます。油をよく切ったこまいを耐熱皿に乗せ、その上にこまいから落ちない程度のとろけるチーズをかけます。魚グリルでチーズがプツプツとなるまで弱火でじっくり焼いていきます。チーズに焼き目がついたらお皿に盛り、醤油をちょっと垂らして完成です。

こまいの唐揚げ

頭、腹わた、ウロコを取ったこまいはキッチンペーパーで水気を取っておきます。全体に片栗粉をまぶしていき、油で揚げていきます。揚げている時に気泡が出なくなるまで、しっかりと揚げれば完成です。しっかり揚げると骨まで食べられるものもあります。しっかり揚げても身はふっくらとしているため、とても美味しいです。

こまいは卵も食べられる

こまいは産卵期に釣ると卵を持っていることが多く、そのまま捨てるのは勿体ないです。こまいの卵は「こまいこ」と呼ばれ、醤油漬けや煮付など色々な料理方法があり非常に美味しく頂ける食材です。料理方法を紹介しますので、こまいの卵が手に入った際には、ぜひ美味しく料理してください。

こまい卵の醤油漬け

お腹から卵を取り出します。卵のまわりに付いている血管をつまんで血抜きを行います。この時、卵の袋をを破かないように注意しましょう。適当な容器(ビンなど)に血抜きしたこまいの卵を入れて、ニンニク一欠片、醤油、酒少量を入れて漬け込みます。1週間ほど漬け込んだら食べ頃です。漬け込みすぎるとしょっぱくなるので気をつけましょう。

こまいこ(たらこ風)

こまいの卵をたらこ風に料理します。水で洗った卵を濃度15%ほどの塩水に1日漬け、取り出します。容器の下にキッチンペーパーを敷き、漬けた卵を乗せます。その上から更にキッチンペーパーを被せ、軽く押し込み冷蔵庫で保管します。1日おきにキッチンペーパーを取り替え、1週間ほどで完成となります。

こまいの卵の佃煮

鍋で「水400cc」を沸かし、こまいの卵をお好みの量入れ5分程度茹でます。そこに「醤油大さじ3」「砂糖大さじ2」「みりん大さじ2」「はちみつ大さじ2」「切り昆布お好み量」を入れ、水気が少なくなりまで煮詰めて完成です。こまいの卵の量によって調味液の分量は変えてください。

こまいの釣り方

こまいの釣り方について紹介していきます。港や防波堤など色々なところでこまいは釣れます。また、群れで行動するため大量に釣れる場合もあります。釣れる時間帯は、こませが夜行性ですので、夜になります。ですので、釣りに行く場合は夕まずめ〜夜に行くことをお勧めします。冬に釣る場合はとても寒いので防寒対策をしっかりしましょう。

穴釣りでの釣り方

こまいは穴釣りで釣る方法がメインとなります。ドリルで湖や河川に穴を開け、そこから仕掛けを海中に落としていきます。竿はワカサギ穴釣り用の短い竿で問題ありません。仕掛けは市販されている穴釣り用仕掛けを使えばとても簡単です。餌は主にイソメを使って釣ります。氷が薄い場合は割れる危険もあるため注意しましょう。

港での釣り方

港内ではサビキ釣りで釣る方法もあります。夕方から夜に釣りますので、こまいに目立つように仕掛けは蓄光タイプを選びます。市販で売られているアジ用のサビキ仕掛けを使えば問題ありません。後は、竿で大きくしゃくりながらこまいが釣れるのを待ちます。群れがまわってくれば大漁も期待できます。

防波堤での釣り方

投げ釣りで釣る方法が一般的です。タックルは20号ほどの重りを投げられるものがお勧めです。道糸はPEラインだと凍ってしまう恐れがあるためナイロンが良いです。市販でも投げ釣り用の仕掛けが売ってますので、手軽に釣るのであれば仕掛けをお店で買われることをお勧めします。エサはイソメで、ハリスに夜行パイプなどをつけると効果的です。

こまいの漁法

こまいを捕まえるための漁法は大きく3種類あります。釣りなどではなく網を張って一度に大量のこまいを捕まえます。獲れたこまいは干物や魚肉の練り製品の材料となり、比較的小さいこまいが干物の材料にされます。ここでは、こまいの漁法はどのように行われているか詳しく紹介していきます。

氷下待網漁

湖の上などに張った氷の一部に穴を開けて網を仕掛ける漁法です。チェーンソーで氷に穴を開け網を仕掛けます。翌日網を巻き上げていきます。大変な作業なので、2人以上で量を行います。近年、地球温暖化の影響で氷が張るのが遅くなっており、氷下待網漁のできる回数が減ってきています。それに伴い、こまいの漁獲量も減っているのも事実です。

底建網漁

魚の回遊するルートに網を仕掛けて魚を獲る漁法です。氷下待網漁とは違い、氷の張っていない海で船に乗り行います。底建網漁は垣網で魚を誘導し、網で作られたタマリという部分に魚を集めて獲ります。この漁法ではこまいだけでなくホッケやニシン、カレイなども一緒に獲れる場合もあります。

底引き網漁

袋状の網を水中に入れ、船で引っ張りながら魚を獲っていきます。2本の引網がついた網を海底まで落とし、船を移動させながら網を引っ張ります。この漁法では底建網漁と同じくこまいだけでなく、海底付近にいる魚はなんでも獲ることができます。魚が網にかかってくると非常に重くなるため、底引き網漁にはそれなりの大きさの船が必要になります。

こまいの他にも穴釣りで釣れる魚

説明した通り、こまいは氷に穴を開けて穴釣りで釣る方法が一般的です。実はこまいのほかにも穴釣りで狙える魚がいます。それはワカサギです。とても小ぶりな魚ですが料理方法も沢山あり、釣っても楽しめますし食べても楽しめます。ワカサギの釣り方を詳しく紹介した記事がありますので、ぜひ参考にされてください。