甘鯛の料理方法別レシピ18選!刺身から鱗料理まで一気に紹介!

秋から冬が旬の甘鯛、寒くなってきたこの時期にぜひ食べておきたい魚の一つです。刺身や煮付け、焼き物、そして鱗も食べられるため、調理次第で様々な楽しみ方があり、高級料亭でもよく使われます。今回はそんな甘鯛の厳選したオススメのレシピ18選をご紹介します。

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甘鯛の旬と釣れる地域は?

甘鯛は秋から冬の寒い時期が旬であり、国内では主に西日本エリアで釣ることができますが、東京湾でもよく釣られています。味も良く、様々な食べ方も出来るため近年、様々な料亭で扱われるようになりました。そのため近年は値段が高騰しており、高級魚として扱われている事もよくあります。

甘鯛の釣れる地域

もともとアマダイはインド太平洋の大陸棚海底付近に生息し、海面付近まで浮上することはありません。日本国内では主に西日本の大陸棚を住処としており、新潟辺りの日本海側や九州、四国でも釣ることができます。関東付近では東京湾や駿河湾で釣れることもよくあります。

甘鯛の旬

一般滴にアマダイは秋から冬、10月から4月までの寒い時期が旬で、身がたいへん柔らかくため刺身よりも煮付けや揚げ物として調理されることが多いです。もちろん、刺身など生食も可能で、水分量が多くモチモチとした食感を楽しむことができます。

甘鯛の値段

実は甘鯛はは一般的に高級魚とされている真鯛とは全くの別物で、甘鯛のほうが高価な場合が多く、最近では体長が40cmを超える大物は1万円を軽く超える事もあります。なかでも希少とされるシロアマダイは市場で1キロ辺りの価格が1万円を超えることがほとんどです。

甘鯛【刺身】おすすめレシピ3選!

やはり新鮮な魚は生で食べたくなるもの。まずは、新鮮な甘鯛を使用した刺身系レシピをご紹介、甘鯛はその透明感のある美しい見た目とモチモチとした食感、上品な甘みなど、まさに高級魚として申し分ない味わいを持っています。

甘鯛の昆布締め

甘鯛の上品で淡白な白身は、昆布の旨味がとても良く合います。よくある食べ方として昆布締めがあり、甘鯛の旨味と昆布の旨味のダブルコンボがたまらない一品。手順さえ間違わなければそこまで難しくもなく、とても美味しいのでぜひ挑戦してみてください。

  1. 用意するもの:塩(粗塩)、昆布(身全体を包める大きさのもの)、酒(料理酒よりも、飲めるお酒が望ましい)、キッチンペーパー(もしくはサラシ)、ラップ
  2. 甘鯛を三枚におろし、皮を剥ぐ。
  3. 身の両面にパラパラと塩をふりかけて冷蔵庫で30分〜3時間ほど置きます。これによって余分な水分を抜き、旨味が凝縮されます。
  4. ある程度水分が抜けたら、冷蔵庫から取り出してキッチンペーパー等で身の水分を拭き取ります。こすらずに軽く包む感じで拭き取るようにしましょう。
  5. 続いて切り身を包む昆布を掃除します。流水で洗うのではなく、キッチンペーパーに酒を含ませて軽く拭くようにしましょう。これによって表面のゴミを取り除き、切り身に旨味が移りやすくなります。強く擦ると、かえってゴミが出てしまうため、やさしく軽く拭くようにしましょう。
  6. 掃除が完了した昆布で甘鯛の切り身を、なるべく空気が入らないように優しく包んでラップし、冷蔵庫で30分〜3時間ほど寝かせます。切り身にどれだけ昆布の風味を移すかは個人の好みになるかと思います。甘鯛の旨味をメインにしつつ昆布の旨味も味わいたい場合は短めの時間で取り出すと良いでしょう。
  7. あとは冷蔵庫から取り出し、適当な大きさに切って盛りつければ完成です。醤油や塩、ポン酢など、調味料によって甘みが事なるのも甘鯛の楽しいところだと思います。せっかく新鮮な甘鯛なので、できれば粗塩や柑橘系果汁などでシンプルに味わうのがオススメです。もちろん、わさび醤油やポン酢もしっかりと甘みを感じられる為、複数の味を用意しておくと楽しいかもしれません。好みによって、切る前に皮面をバーナーなどで炙るのも良いです。

甘鯛の松皮造り

甘鯛は皮の部分に旨味が豊富にあり、そこを活かした食べ方がこの松皮造りです。皮を活かすことで、特有のコリコリとした食感を味わうことができ、わさび醤油やポン酢でいただくと甘みが口に広がります。

  1. 用意するもの:氷水(ボウルやバットを準備し、あらかじめ氷水を張っておきましょう。)、キッチンペーパー(もしくはサラシ)、熱湯
  2. 甘鯛を三昧におろし、ウロコを落とす。皮は残します。ウロコだけを落として使います。市販のウロコ落としより、包丁の先を使って丁寧に削るように取るとやりやすいです。
  3. 切り身から余分な小骨を抜きます。小骨取り用の毛抜きも市販されているので、必要であれば揃えると良いです。今後とも魚を調理する機会があれば何かと役立つかと思います。
  4. 湯引きします。切り身の皮面を上にして並べ、熱湯をかけ、すばやく氷水へ投入し身を締めます。このとき、並べた切り身にキッチンペーパーなどを被せたまま熱湯をかけるとまんべんなく処理できるのでオススメです。あまり時間をかけると身が煮えてしまうので手早く行いましょう。
  5. 粗熱が取れた頃にすばやく氷水から引き揚げます。あまり長く氷水へ漬けると、せっかくの旨味が流れ出てしまうので勿体無いため、手早く調理します。
  6. 氷水から取り出した切り身の余分な水分をキッチンペーパーなどで拭き取り、適当な大きさへ切って盛りつけます。わさび醤油やポン酢で食べると奥深い甘みを楽しめます。

甘鯛の塩〆

  

新鮮な魚は美味しいです。釣りたて、水揚げ直後の魚をそのまま捌いて食べると病み付きになることでしょう。しかし、魚の余分な水分を抜き取り、あえて数日ほど寝かせて熟成させることで旨味を凝縮させた食べ方もあります。これを塩締めと言い、その方法をご紹介します。

  1. 用意するもの:塩(粗塩)、キッチンペーパー(もしくはサラシ)、ラップ
  2. 甘鯛を三昧におろし、少し強めに塩を振ります。切り身の重さに対して1パーセント程度の量が良いですが、好みで加減できます。
  3. キッチンペーパー等で全体をくるみ、乾きすぎないようにラップで全体を包んで冷蔵庫へ入れ、3日から1週間ほど置きます。1日1回ほどキッチンペーパーの湿り具合を確認し、濡れているようであれば交換してください。
  4. 日数が経過するごとに水分が抜け、旨味が凝縮されます。衛生面に気をつけながら様子をみて、お好みのタイミングで召し上がれます。塩締めなので、そのままでも味があり美味しくいただけます。わさび醤油やポン酢で刺身として食べるも良し、カルパッチョやマリネにも使えます。

甘鯛【塩焼き・焼き】おすすめレシピ5選! 

高級魚として知られる甘鯛、刺身として食べればとても美味しい魚ですが、焼いてもたいへん美味しい魚です。淡白な身でありながら旨味たっぷり、どんな調理法でも至高の味わいと言えるでしょう。こちらでは焼いて美味しい甘鯛のレシピをご紹介します。

甘鯛の干し物焼き

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