揚げ物の王道といえば唐揚げです。甘鯛は低脂肪で旨味が豊富で、揚げ物にすると身がホクホクフワフワ、衣を上手に作れば外はサクっとした食感が美味しさを際立てます。素材が非常に優秀なため、衣は薄くして素材の味を活かします。
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甘鯛の松笹揚げ
松笠揚げという調理法があります。甘鯛のウロコをのこしたまま揚げることでウロコが立つため「ウロコ揚げ」と呼ばれたり、まるで花びらが開いたような見た目になることから「花揚げ」とも言われています。
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甘鯛のあんかけ
サクサク衣にもっちりホクホクの白身、甘鯛の唐揚げは絶品ですが、さらに一手間を加えることで格段に料理のクオリティが上がります。ここでは甘鯛の唐揚げを使った和風あんかけをご紹介します。
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甘鯛【蒸し物】おすすめレシピ3選!
焼く、煮る、生食、そして蒸し料理はいかかでしょうか。蒸し料理は煮物と少し似ていると思われがちですが、調理法は大きく異なります。蒸し料理は甘鯛の素材の味をそのまま身に残し、しっかりとした味わいの身と他の素材の味付けとの不均一さが美味しさを掻き立てます。
甘鯛の茶碗蒸し
まずは、蒸し料理といえばこれ、茶碗蒸しです。ぷるんとしたたまご出汁に、旨味が詰まった甘鯛の身が上品さを醸し出します。出汁、甘鯛、卵、美味しいものしか入っていません。甘鯛の旨味をより強調するため、甘鯛を数日寝かせて水分を飛ばします。
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甘鯛の酒蒸し
上質な白身魚の甘鯛を酒蒸しにすると、ふわっふわの身と濃厚な旨味が口いっぱいに広がります。箸が止まらなくなること間違いなし、晩酌にもよく合うため、居酒屋などでも重宝されているメニューでもあります。
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甘鯛のさくら葉蒸し
蒸し料理の中で少し変わったメニューをご紹介します。甘鯛のさくら葉蒸し、旨味と上品な口当たりの甘鯛と、さくらの豊かな香りが絶妙なハーモニーを生み出します。見た目もたいへん美しいので、おもてなし料理としても重宝します。
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甘鯛のさばき方講座
基本的な甘鯛の三枚おろし手順をご紹介します。見ていると簡単ですが、いざ初めて自分が魚を捌こうとした時、思うように手順が浮かばず困ってしまう方が多いかと思いますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
さばき方手順
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さばき方動画
甘鯛の干し物の作り方
レシピでもご紹介した甘鯛干物の作り方です。一言で干物といっても、魚によって煮干し、一夜干し、みりん干しなどの種類があり、ある程度のバリエーションを覚えて置くと料理の幅がグッと広がります。ここでは3種類の手順をご紹介します。
甘鯛の塩干し
もっとも基本的な干物は塩干しです。レシピでも紹介していますが、よりシンプルな基本中の基本の手順をここでご紹介させていただきます。干物を理解することで、甘鯛の旨味を最大限に活かしたおいしい料理を作ることができるようになります。
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甘鯛の一夜干し
一夜干しは通常の干物と違い、表面を完全に乾燥させることがなくしっとりとしています。焼いたり、煮たり、旨味が凝縮されていて且つジューシーな味わいを楽しむことができます。その名の通り、一晩で作れるのでぜひ試してください。
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甘鯛のみりん干し
淡白な身と上質な脂、旨味成分を持っている甘鯛は、みりん干しにすると病み付きの味わいになります。軽く焼いて食べるも良し、しっかり目に焼いて食べると、甘鯛の旨味、みりんの甘み、そして香ばしい香りが鼻を抜けてゆき、とても美味しいのでオススメです。
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甘鯛を釣ってみよう!
とても美味しい高級魚の甘鯛、やはり市場で買うと高いため、自分で釣って食べる人もたくさんいます。中には「甘鯛は釣り人の特権!」と言っている人もいるくらいです。では、どうすれば甘鯛は釣れるのか、基本的な釣り方をご紹介いたします。
甘鯛のタックル
基本的に甘鯛は海底に生息し、群れを成さないために釣るのが難しい魚です。水深30メートル以上の深いところにいることが多く、場合によっては水深100メートル以上の深さに住んでいることもあるため、しっかりと準備をしておく必要があります。
ロッドは錘負荷30〜50号、長さ2メートル前後、小さいアタリを取ることができるように7:3がオススメです。100メートルに対応するためには手巻きよりも電動リールのほうが良く、終日持つため軽量ロッドが負担が少なく済みます。
甘鯛の仕掛け
片テンビン仕掛けという仕掛けがオススメです。80号くらいの片テンビンを使用し、仕掛けは2メートル程度の2本バリにします。場合によっては3メートルの3本バリでも良いです。餌は主にオキアミを使用します。通販サイトには完成仕掛けも多くあるため、初心者はそちらを選ぶのも良いです。
甘鯛の釣り方
錘が海底まで着底したら1メートルほど巻き上げ、竿の角度を水平以下で維持します。定期的に緩やかに誘い上げて戻す作業をゆっくり繰り返します。甘鯛のアタリは小さく、コツンとアタリを感じたらゆっくりと合わせ、引いているようであれば電動リールで巻き上げます。
甘鯛を知れば料理が楽しくなる!
高級魚として知られる甘鯛、18種類のレシピをご紹介しました。上品な白身と濃厚な旨味は一度は試したい秋〜冬の味覚です。どうせなら自分で釣ってみて、お気に入りのレシピを試してみても良いと思います。釣りたてならば鮮度抜群ですから、刺身から焼き物、煮物や揚げ物など自由自在です。
また、甘鯛を釣る際は長期戦になることが多いです。そして寒い時期でもありますので厚着をして風邪をひかないように気をつけましょう。苦労して釣った甘鯛は市場で買うものと比べて格段に美味しいはずです。