2点目はテンティピの「ジルコン7cp」です。サイズは幅450cm 高さ270cmとノルディスクのそれよりも幅の広いビッグテントで重量は10.9キロ、収容人数は使用スタイルによって4人から8人までになります。チムニーオープニングという機構が上部にあるので中で薪ストーブなどを使うことができるのが魅力です。
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ノースイーグル「ワンポールテントBIG420」
続いてはノースイーグルの「ワンポールテントBIG420」で、サイズは450×450×300cm、重量11キロでインナールームを吊り下げるタイプなのでテントにもタープにも使うことができます。大きなサイズのベンチレーターがあるので暖房器具も酸欠を心配せずに使えるのが冬向けの理由でしょう。
キャプテンスタッグ「オクタゴン460」
キャプテンスタッグの「オクタゴン460UV」はサイズがフライシートの方は460×460×300cm、インナーテントは450×420×300cmで重量11キロです。ベンチレーションでストーブ等を中で使うことができるのでぽかぽか、かつ7人から8人程度を収容できる広さなのでのびのびとした空間で過ごせるでしょう。
ロゴス「ナバホティピー400」
最後の5点目はロゴス製の「ナバホティピー400」です。使用時サイズは幅400×奥行345×高さ235cm、収納した時は長さ56×幅21×奥行21cmとなり重量が10キロと少々程度です。換気システムがありますので暖房器具を使用可能、防水加工がされているため結露しやすいですが換気を何度もしていれば問題ないでしょう。
テント内で暖房用品を使うには?|テント内暖房の注意点
寒い時期のキャンプでおすすめしたいテントのモデルをここまで10点ほどご紹介していますが、ベンチレーションシステムがあるものならば暖房器具を中で使えるという風にご紹介しています。これは前述のとおり危険を防ぐもので、ここでテントの中で暖房アイテムを使う際の注意するポイントを見ていきましょう。
一酸化炭素中毒に注意しよう!
まず気をつけてほしいのが、一酸化炭素中毒です。これは換気をするシステムが無いテントの中で燃料を使用するガスランタンや薪ストーブやらを使っているとどんどん酸素を使い続けて一酸化炭素を生み出し、危険な状態になってしまうからです。そうならないようにテントの換気システムについては十分留意しましょう。
電源を確保しておこう!
暖房アイテムといってもストーブなどのようなものだけではなく、電気を使った電化製のアイテムだってあるでしょう。こちらなら一酸化炭素中毒の危険もないので安全ですが、それらのアイテムを使うのであればバッテリーを用意して持っていったり、電源を供給できるサイトを使うなどしましょう。
暖房以外の防寒対策も万全に!
暖を取るのが目的のアイテムさえ揃えておけば冬キャンプは万全というわけではありません。例えば寒冷地仕様の寝袋やインナーマット、地面からの冷たさを防ぐためのコットなどを用意しておくとより寒さの心配をしないで暖かい環境で寝たりすることができます。考えうる限りの防寒対策をして臨みましょう。
おすすめテント内暖房用品5選
冬用におすすめできるテントをワンポールテントとポップアップ系のテントでご紹介しましたので、ここからは前述しました通りそれ以外でそろえておきたい、テント内でも使用することができる暖房のためのアイテムを5つほどご紹介していきましょう。
安全のため火を使わない暖房を選ぼう
これも前述しましたが、もしテントの中で暖をとるためのアイテムを使うのであればできる限り火を使うことのない、電化製のものを使うことをおすすめします。もしベンチレーションのないテントでは危険しかありませんし、電気ヒーターや電気式毛布で十分に暖まれるからです。家にあるものを使っても良いでしょう。
DOD「キャンピングマット」
まず1点目にご紹介する暖房アイテムはDODの「キャンピングマット」です。マットは冬でなくとも敷く必須ともいえるアイテムですが、このマットはバルブを緩めることで直ぐ展開でき初心者にもやさしいモデルです。112×180cmと2人分程度のサイズで軽量なので、バイクに乗せるのも難しくないでしょう。
山善「小さくたためるカーペット」
続いては暖まれる電気式カーペットです。縦横176㎝の2畳分のサイズで、暖める場所を前面か右左のどちらかのみにすることができます。自分で電源になるバッテリーを持っていくか、AC電源が付いているキャンプサイトを使うのであればこれを利用して足元から暖まれるようにすることをおすすめします。
パナソニック「電気かけ式毛布」
カーペットと一緒に就寝時に使用する毛布も電気式の暖房アイテムを利用すると暖まって寝ることができます。パナソニックの電気式毛布は敷いて使っても掛け毛布に使っても良いモデルで、サイズが大きいのでこれ1つでホットカーペットにもできます。暖かさは8段階で変えることができるようになっています。
BRUNO「コンパクトセラミックファンヒーター」
カーペットなどだけでなく電気式のヒーターを持っていくのも有効な暖房手段です。BRUNOの「コンパクトセラミックファンヒーター」はサイズが21.5×14.5×16.5cm、重量2キロ少しと軽量でデザインも目を引くものになっています。また電源を入れたら10秒で暖房を効かせられる即効性も持っています。
コールマン「トレイルヘッドコット」
最後はコールマンの「トレイルヘッドコット」です。いくらマットなどを敷いていたいとしても冬に地面に寝転がって寝ると事の他下から冷たさが伝わってきます。そうならないようにするのがコットというアイテムで、持ち運びができるベッドのように使うことができこの上で寝袋を使って寝ると快適です。
冬キャンプをするなら早めに用意を
最近の冬は地域にもよりますがそこまでたくさんの雪が積もるということは少ないので、キャンプに行くとしても普段街中に住んでいる方は少しばかり油断が生まれてしまうかもしれません。しかし冬のアウトドアを舐めてはならず、しっかりした準備を早めに行っておくことをおすすめします。
もし生活している地域に雪が降ったり路面が凍っていたりしなくとも、山に近いキャンプ場へ行く間には想像を超えて雪があったりしている可能性が十分にあり得ます。更に途中の道が凍ってしまっていて滑るとキャンプどころではなくなってしまいますので、車等はスタッドレスのタイヤなどに変えておきましょう。
出発はお早めに
冬キャンプを計画しているのであれば、なるべく早めにでかけて日が昇っている間に目的のキャンプサイトにつくことをおすすめします。ご存じのとおり冬は日照時間が短めで暗くなればそれだけでも危険、さらに前述の路面凍結もしやすくなるので余裕を持った計画をして出かけるようにしておきましょう。
冬用アイテムの選び方など
最後に、冬用のアイテムを選ぶ際にどんなものを使うべきなのか、その選び方などについてご紹介して締めにしましょう。寒い時期ということでどれだけ暖まれるのかを第一に考える基準となるでしょうが、通常のキャンプ以上にアイテムを使うことになるのでそれぞれ適切なものを選びましょう。
屋外用の暖房アイテムは頑丈なもので
今までご紹介したテントの中で使うことのできる電気ストーブなど以外にも、外で多少なりとも暖を取ることができるアイテムも持っていくでしょう。例えば醍醐味たる焚き火台などがそれに当たりますが、寒い中でも使うことができるよう頑丈で使い続けられるようなモデルを擁しましょう。
冬仕様のアイテムを
他の季節でキャンプを経験されたことのある方は同じ用途で使えそうなものがあったとしても、用心して冬仕様のものを使うようにしておいてほしいです。例えば今回紹介したテントのようなベンチレーションがあるモデルでも良いですし、部屋が2つある2ルームテントも寒い空気を入れることが無いのでおすすめです。
暖かテントで冬キャンプを楽しもう
寒い冬の時期に使うテントの選び方おすすめしたいモデル、それに加えて使ってほしい暖房アイテムなどもご紹介しました。冒頭でも述べました通り冬にキャンプをするなんてハードルが高いと思われている方も少なくないでしょう。事実対策をしなければまともに生活をすることも難しくなります。
しかし裏を返せばその対策をしっかりしたものを講じておけばたとえ気温が氷点下になりえる時期でもサイトでの宿泊は十分に可能であるということです。ご紹介したテント、防寒具を使うことで冬にしか味わえない魅力も体験できますので、最大限自分が必要だと思うアイテムを合わせて使い冬キャンプを満喫してください。