バイオライトについて知ろう
アウトドアな方ならご存知の方も少なくはないと思いますが、バイオライト(BioLite)というのは商品ではなくブランドです。中にはご存じない方もいらっしゃると思いますので、まずはこのブランドが取り扱う商品の特徴と、どういったコンセプトなのかを見ていきましょう。
コンセプトのEnergyEverywhrereとは?
日本語に直訳すると、どこでもエネルギーと言う意味の英語で、その意味の通り様々な状況下で活躍する商品がラインナップされています。主に屋外での使用が想定されていて、その場で自然の力を借りてエネルギーを作ることができるものなど、アウトドアの幅が広がるものが多いです。
焚き火で発電するユニークな技術
自然にある木の枝や太陽の光を効率的に電気に変換し充電機や調理器具として使用することができるという、機能的でありながら他にない少し変わったアイテムが取り扱われています。環境に気を使いつつ、アウトドア活動の助けになるようなアイテムが多くラインナップされています。
バイトライト「キャンプストーブ2」とは?
バイオライトというブランドを知っていただきましたが、中でも特にユニークで、かつ機能的で便利なアイテムがあるので、概要やスペックなどを詳しくご紹介していきます。
キャンプストーブ2ってなに?
その名前の通りキャンプなどの屋外で活躍するストーブです。特徴は送風機が搭載ているという点で、焚火をした際に発生する熱が電気に変換され、それを動力にしファンが回ることで強い火を保つことができます。名前に2がついているように前のモデルがあり、それよりも機能が向上しています。
スペックや性能について
大きさが高さ21cm直径約13cmで重さが935gと、キャンプで荷物が多い状態でも持ち運びがしやすいサイズになっています。火力は、燃焼状況によりますが1Lの水が4分半で沸騰するくらいで、発電能力は3Wです。
円筒状のストーブ部分に長方形の送風機部分がくっついた見た目をしていて、この送風機の部分にUSBコネクタがあり付属品のライトやUSB充電できる電子機器の充電が可能となっています。2600mAhのリチウムバッテリーが搭載されていて、火が消えてもUSBコネクタからの電気供給は可能です。
バイオライト「キャンプストーブ2」の仕組みと特徴
高機能だということは分かっていただけたかと思いますが、その高機能がどういった仕組みで動いているのか、またこのアイテムの他と違う特徴はなにかをあわせてご紹介していきます。仕組みと特徴を知ることで、このアイテムをよりより使いこなせるかと思います。では見ていきましょう。
焚き火の熱から電気を作る
正確には焚火の熱が熱電子ジェネレータを通り電気が作られます。大きな火を作るまでが大変と思う方もいるかもしれませんが、送風機にはバッテリーが搭載されているので、事前に充電をしておけば発電前でも使うことができるため比較的容易に大きな火をおこすことができます。
高火力の焚き火ができる
石油製品を使わずに高火力を出せるのがこの商品の魅力の一つです。発電した電気の一部でファンが回転し風を送り続けるため、炎は強火力を維持することができます。円筒状のストーブの内部で焚火をするため自然の風からの影響を受けにくく、それも安定した強火力へと繋がっています。
野外で電源供給できる
発電された電気のうち一部は送風機に使用されますが残りはバッテリーに蓄電されます。スマートフォンなどの携帯電話をUSBで接続すれば充電することができますし、ライトを接続をすれば辺りを照らすこともできます。アウトドアに限らず災害時にも、自然の燃料で電気が使えたら心強いです。
バイオライト「キャンプストーブ2」のデザイン
この魅力の一つとして可愛い見た目が挙げられます。機能性だけを求めた商品ではなく、見た目のデザインが良くおしゃれで写真にも映えます。そんな魅力の一つを見ていきましょう。
可愛いデザイン
アウトドアのアイテムには全体が金属製で機能性だけが求められたアイテムが多いですが、バイオライトの商品はオレンジ色がアクセントとして使われていることが多く、そのデザインも人気の一つとなっています。また金属部分も機能性を追求しつつも独特な形をしていて、惹かれる要素の一つかと思います。
バイオライト「キャンプストーブ2」の使用方法
高機能ゆえに使用難度が高そうな印象を持ってしまった方もいるかもしれませんが、事前にしっかりと準備し使用方法を理解すれば簡単に安全に使うことができます。火を扱う商品なので、注意するべきことなども一緒に見ていきましょう。
事前に準備するもの
本体はもちろんですが、商品に付属しているような着火剤とUSBケーブルやUSB接続で作動する機械など、そして燃える物が必要になります。燃えるものは現地で調達も可能ですが、市販の薪やペレットを準備しておくと便利です。調理をする予定がある場合は、別売りのバイオライト グリルも必要なので忘れず準備しましょう。
点火と使用方法
それでは実際の使用方法の紹介です。装置を立てる際の黄色い足がストーブ部分と送風機部分を固定する箇所になっています。足は3本なので平らなところに設置して点火をしましょう。事前に準備した燃えるものを先に入れ、火をつけた着火剤を中に投入します。火が燃料に移り始めたら、送風機の前面にあるボタンを押すと風が送り込まれます。
送風機には三つのインジケータが表示されていて、左から発電量、風力、蓄電量となっています。起動した状態でボタンを押すことで4段階で調節が可能なので、発電量や調理時の火力を上げたいときは風力を強くしたり燃料を増やすと良いです。終了したいときはボタン長押しで止まります。
動画で実際に見てみよう
文章だけではなかなかイメージがわかないかと思ういますので実際に使っている動画を見てみましょう。どんな着火剤や燃料を準備すればいいのかもわかりやすいかと思います。
バイオライト「キャンプストーブ2」を長く使うために
万能な商品ではありますが、機械が搭載していることやストーブという性質上、使える場所や状況には制限が出てしまいます。また使用後には掃除や手入れも必要になります。安全に長く使用するためにも設置する際の注意点を見ていきましょう。
設置の際の注意
まず場所ですが、火を扱うため屋外に限ります。足場が安定していれば直火禁止でも可能ですが、火気厳禁の場合は屋外であっても使用不可です。また環境によっても注意が必要な場合があります。風が強い場合はバッテリーを風上にし火が当たらないようにしたり、雨が強い場合は故障の危険があるため使用できません。
使用後の掃除
バッテリー部分とストーブ部分で掃除の仕方が変わるので注意しましょう。まずバッテリー部分ですが水洗いはできませんので、しっかりと水気をとった濡れ雑巾で汚れを拭きます。次にストーブ部分ですが、こちらは水洗いが可能なのでスポンジやブラシで汚れを取り除きましょう。
バイオライト「キャンプストーブ2」の活用例
使用方法がわかったところで、次はこの機能を活用しより便利なアウトドア活動をすることができるので、その具体例をいくつかご紹介していきます。こんな活用方法があるということを知っていただき、ぜひ自分なりに応用してみてください。
携帯電話の充電
キャンプの中には電源が使えないところもあります。そんなときに一番困るのが携帯電話の充電かと思います。iPhoneやスマートフォンはUSBから充電することができますので、iPhoneならLightningケーブルを、スマートフォンならMicroUSBケーブルを持参しましょう。