オニダルマオコゼには猛毒が!刺されたときの対処方法や料理をご紹介!

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オニダルマオコゼの鍋はアラで出しを取った後に白身を具材にして食べるのがおすすめです。温めることで身がしまりふわふわの美味しい白身になります。他の魚では捨ててしまうような胃と肝臓は鍋に入れると胃はコリコリした食感に肝臓は濃厚な味わいが楽しめます。

オニダルマオコゼの唐揚げ

刺身と鍋には皮を使用するのはおすすめしませんが、唐揚げにはおすすめします。鶏肉に似た風味で、食感は鶏のよりも弾力があります。鶏肉よりも食感を楽しみたいという方におすすめです。刺身や鍋にはない美味しさがあるのでぜひ作ってみてください。

オニダルマオコゼの捌き方

安全に食べるためにも捌き方を知っておくといいでしょう。オニダルマオコゼには毒針がある分、他の魚と比べて少し特殊になります。正しい方法を学ばないと棘が刺さってしまうので注意が必要です。そして高級魚を自宅で安全に食べましょう。

捌く前にしっかりと準備!

オニダルマオコゼが取れたら捌く前にまず締めましょう。オニダルマオコゼの締め方は眉間の間に包丁を垂直に刺します。この時に気を付けるのが毒のある背びれです。オニダルマオコゼの皮は非常に硬いので、背びれが手に刺さらないように細心の注意をしましょう。

背中の針を切る

まず初めに1番危険な背中の毒針をハサミやニッパーで切り落とします。包丁で背びれの根元から削ぎ落しても大丈夫です。鋭い棘が刺さらないようにハサミで切り落とすのが1番安全だと言えるでしょう。

そして、刺された時の対処方法と同じように55度以上のお湯につけておくと毒を少し和らげることができるます。背びれを取ることができたら、念のためお湯につけておくと捨てる時も安心でしょう。

血抜きと皮を剥ぐ

毒針が取れたら、エラを取って血抜きをしましょう。エラの中に包丁を入れると体の中にもエラがあるので中身もしっかり確認してください。オニダルマオコゼの皮自体は硬いですが、鱗という鱗はないので簡単に取れます。

三枚におろす

皮が剥けたら三枚におろしましょう。おろし方は基本的な魚と一緒です。中心の骨に沿って上下の身を取っていきます。三枚におろすと綺麗な白身が出てきます。三枚におろせたら好きなように調理してオニダルマオコゼを食べましょう。

捌き方を動画でも紹介

言葉の説明だけでは分かり辛い部分があると思うので、分かりやすい動画を紹介します。オニダルマオコゼの捌き方は毒針があり、細心の注意が必要になります。そこで、毒針の部分だけでも動画を参考にしてください。

この動画を見るとオニダルマオコゼの皮の硬さや頭を切り落とす様子が分かるのでおすすめです。動画を見ると皆さんが背びれの毒針にとても注意していることが分かります。ぜひ参考にしてください。

オニダルマオコゼの釣り方

ここまでオニダルマオコゼについてご紹介してきましたが、ここからはその釣り方について説明いていきます。じっと動かずに待つタイプなので、見つけることが出来れば比較的簡単に釣ることができるでしょう。おすすめの3つの釣り方を紹介していきます。

ルアーフィッシング

これは動かずに待って小魚などを食べて生活するという習性を利用した釣りです。勘違いして食いつくことが多いです。基本的にこの釣り方は、海底で砂に埋もれているところを狙います。ポイントとしては、錘をつけて海底までルアーを沈め少しづつ動かすことで生きている小魚のように見せかけることです。

餌釣り

針にアジやサバの切り身を付け海底に沈めます。海底についたら、海底から1m前後を目安に上げ下げをすることで興味をひきます。普段はじっとしているオニダルマオコゼですが、1度暴れだしたら毒針もあり危険ですのでネットや甲板にあげて落ち着くまで見守りましょう。

網でとる

網でとる場合は浅瀬にいるオニダルマオコゼを狙います。浅瀬では岩や珊瑚に擬態してることが多いので岩場で漁をするといいでしょう。そして一気に広範囲を探れるので、この3つの釣りの方法の中で1番釣果が期待できるでしょう。

ルアーフィッシングでおすすめのルアー

ルアーフィッシングで釣るとなるとルアーが重要です。しかし、生活している場所を見極めて行わないと釣果が期待できないので少し難易度が高いです。生活している場所を見極めて、いかに本物に見せられるかがポイントです。そこでおすすめのルアーを紹介していきます。

おすすめのルアー:シュリンプワーム

出典:楽天

この商品はリアルなエビの動きを追求してできたルアーです。また、蛍光タイプになっているため夜間は発光し魚の興味をひきます。竿を上げ下げすることで生きたエビを演出し釣果が期待できます。

おすすめのルアー:メバダートワーム

出典:楽天

この商品は小魚を再現することに力を注いでおり、特に背びれや尾びれにこだわっています。小魚特有の細かい波の動きをルアーが行うようにし岩場で獲物を待ち構えているオニダルマオコゼの興味を引きます。

オニダルマオコゼとオニオコゼの違い

似た魚にオニオコゼという魚がいます。見た目は本当に似ていて差が分からないくらいなので比べてみましょう。オニオコゼも背びれに毒針を持っているので注意は必要ですが強さ的には劣ります。今までの画像とこれからの画像を見比べてみてください。

大きさの違い

こちらの画像がオニオコゼの写真です。見た目はほぼ変わりないと言っていいでしょう。しかし、大きさがオニダルマオコゼと違ってきます。オニダルマオコゼは全長40㎝程度で、オニオコゼは大きくても29㎝程度です。小さいオニダルマオコゼと思っていたら実はオニオコゼだったという場合もあります。

毒の違い

こちらの画像もオニオコゼです。オニダルマオコゼの毒は、すでにご紹介した通り神経毒ですが、オニオコゼの毒はオニダルマオコゼよりは弱い毒になります。刺されたら患部が腫れ激しい痛みが起こります。オニダルマオコよりは弱い毒ですが、タンパク質の毒なのでアナフィラキシーショックを起こす可能性があります。

アナフィラキシーショックを起こすと死に至る可能性があるので自分で判断せず、医療機関を受診しましょう。刺された後の対処方法は記事の最初に紹介したようにお湯で患部を温めることが大事です。

生息地域の違い

オニオコゼも擬態が得意です。しかし、生息地域が違います。オニオコゼは太平洋より南の太平洋、新潟県より南の日本海、東シナ海ので生活しています。暖かい海が好き、海底に住んでいるという部分は共通しています。

オニダルマオコゼのような猛毒の魚

オニダルマオコゼは、背びれにストナストキシンという猛毒を持っています。この毒は神経毒なので刺されると時間の経過と共に動けなくなる可能性があります。その他にも海には毒を持つ魚がたくさんいるので紹介します。

猛毒な魚:クサフグ

見た目は小さくかわいいクサフグですが、フグの仲間ということもありもちろん毒を持っています。フグは元々毒がない魚ですが、エサを食べるごとに体内に毒を貯めていく生態です。フグは調理師免許を持った人に調理をお願いするようにしましょう。

猛毒な魚:ブダイ

ブダイの中には毒を持つ種類もいるので注意が必要です。パリトキシン内様毒という種類の毒です。最悪死に至る毒なので注意が必要です。この魚も最初は毒は持っておらず様々な物を食べていく中で体内に毒を貯めていきます。内臓は食べない方がいいでしょう。

猛毒な魚:アラ

美味しいと言われるアラですが、毒を持つ棘があります。背びれに13本、前鰓蓋骨に1本棘があります。釣りあげた時や調理するときは細心の注意をしましょう。刺されると刺された部分が腫れ上がります。

オニダルマオコゼの毒に気を付けて美味しく食べよう!

いかがでしたでしょうか。オニダルマオコゼはその毒にさえ気を付けて、釣って捌くことができたらとても美味しく食べられる高級魚です。岩や珊瑚には気を付けて釣りをしてください。そして、様々な調理方法で楽しめるオニダルマオコゼをぜひ食べてみてください。

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