焚き火台は何のためのアイテム?
焚き火台はキャンプで火を燃やすためのアイテムです。キャンプ初心者の方にはバーベキューグリルと何が違うの?と思われるかもしれませんが、薪を炊いて火を起こすには性能、機能、見た目とやっぱり焚き火台が最高!ぜひ焚き火台でキャンプを盛り上げてください。
焚き火台は安全に焚き火を楽しむための必須アイテム
焚き火の目的は大きく分けて3つあります。暗闇の中での灯取り、暖を取る寒さ対策、調理の燃料です。野焼きなら地面に石を積み上げて野趣あふれる焚き火も可能でしょうが、昨今は焚き火に許可が必要な時代です。安全に焚き火を行い、近隣の住人や環境に配慮するためにも焚き火台は必須のアイテムです。
オートキャンプ場は直火が禁止!
都会に住んでいるとバーベキューやキャンプのアウトドアに憧れを持つ方は多いです。今年こそは!と思っているビギナーの方に注意してほしいのが直火禁止という事!多くのオートキャンプ場では直火が禁止され、バーベキューコンロや焚き火台が無いと火をおこすことが出来ません。
焚き火台で広がるキャンプの醍醐味
焚き火は「ぬくもり」を感じるだけではなく精神的に安らかな気分になります。火を眺めているとなんだか落ち着く。そんな気分になったことがある方も多いはずです。科学的には1/fという「ゆらぎ」があり、小川のせせらぎや木漏れ日の自然環境に多く見られるゆらぎです。
焚き火のヒーリング効果はうつ病にも効く!
現代社会ではうつ病予備軍が急増していると言われます。焚火のヒーリング効果はそんな「心」の疲れをリフレッシュする効果も大。方法はいたって簡単でただぼんやりと炎を見つめるだけ。気持ちを落ち着けたい時や、心が乾いたときに、気の置けない仲間と焚き火を囲むのはとっても良いリラックス効果を得られます。
バーベキューと焚き火は違うものと理解しよう
バーベキューと焚き火はどちらも火を中心にしたコミユニケーションの場です。バーベキューは大勢の仲間で料理を囲みワイワイと楽しむことが出来ます。一方の焚き火は、少人数でゆっくりと語り合うのに適しています。木のはぜる音、焚き火の香り、揺らめく炎、自然の中で日常から解放された特別な時間の流れを楽しんでください。
焚き火台の比較ポイントを詳しく知ろう
よし焚き火台を買うぞ!そう思って商品を見ても目移りしてどれを買っていいのかわからない方も多いでしょう。せっかく買ったのに「しっまた。これは失敗だ」となったら最低。そこで焚き火台を選ぶときに検討するべき5つのポイントを紹介します。下記の5項目をチェックして自分に合った焚き火台がどんなものなのかイメージしてください。
比較ポイント① 燃料に何を使うか
焚き火の燃料は基本的に薪です。薪で火を起こしたほうが大きな炎になり、暖を取るにも、灯を取るのにも適しています。しかし、薪は煙が出る、火の粉が飛び出すというデメリットも。そして薪が入る中型以上の焚き火台が必要になります。コンパクト性に重点を置く方や、嵩張るから薪は車に積みたくない方は炭を燃料にするのも良い方法です。
中型は35㎝以上を目安にいしよう
大人気のスノーピークの焚き火台を参考にすると、サイズはL、M、Sと3種類あります。中型のMサイズは縦横35㎝です。Mサイズは2人から4人を対象にしています。薪を寝かして入れることが出来ます。はみ出すことはありません。
小型は25㎝以内が使い易い
ソロキャンパーで焚き火台を使う方が増えています。山の上だったりツーリングだったりシチュエーションは様々です。ソロといっても2人以上でも当然OK。薪は重くて大きな荷物になるものです。そんなあなたは炭や枯れ木を燃料にするのがおすすめ。炭なら小型の焚き火台で楽しめます。
ソロでも薪を使いたいなら薄型がいい
ソロでも薪を使いたい人もいるでしょう。そんな要望に応えた薄型モデルも多数あります。幅は大きくてもノートのように薄くて軽いのです。特殊な耐熱クロスを使用した布の上で火を炊くモデルが多く、ザックの中にも納まります。
モノラル ワイヤーヤーフレーム
上記商品が特殊クロスを使用した焚き火台です。モノラル製で重量は900gです。広げたときのサイズは36㎝あり、畳めば37㎝の筒状になります。少人数のグループで休憩中にカバンの中からさっとコレを登場させたら、その場のヒーローになれるかもしれません。
- 薪を燃料にするなら「中型以上の焚き火台を」
- ソロでも薪を使うには「薄型を選ぼう」
- 炭を燃料にするなら「小型の焚き火台でもOK」
比較ポイント② ソロで使うか大人数で使うか
焚き火を囲む人数は、焚火台選びの重要な要点です。ソロキャンパーとファミリー向けではやっぱり商品が違います。実はソロで使う焚き火台はとても人気で沢山の商品が出ています。重さも1㎏を着るような軽量タイプもあります。大きさの目安はソロが25㎝以内。ファミリー4人で使うなら45㎝を目安にするとよいでしょう。
大人数で使う時の選び方は耐久性と大きさ
大人数で焚き火台を使う時の選び方のポイントは耐久性と大きさです。この際ですから、重さや持ち運びやすさは選択から外して、思いっきり薪を炊いて火柱をあげられるしっかりしたタイプを選びましょう。初心者さんだったらファイヤーデスクタイプは洗練されて見た目もかっこよくシンプルでおすすめです。
コールマン ファイヤーデスク
ファイヤーデスクは上の画像のようなタイプです。コールマンの商品で販売価格は楽天で8000円前後です。薪を燃やすためにとってもシンプルに作られています。湾曲したお皿の上で火を炊くので火の粉が下に落ちることもありません。(販売価格は2019年1月上旬現在)
ソロで使う焚き火台はメーカーによって様々
上記商品は笑’sb-6という商品です。なんと重量は500gの超軽量タイプ。更に折りたたむと18㎜とうい薄さになってしまいます。手前に窓がついていて、そこから薪をくべることが出来るという優れもの。価格は楽天で約5000円。(販売価格は2019年1月上旬現在)
- ソロ~2人向けの焚き火台「コンパクトで収納重視」
- 4人以上の焚き火台なら「約45㎝以上で大きさ重視」
比較ポイント③ バーベキューコンロとして使えるか
キャンプは何かと荷物が嵩張ります。車の中はクーラーボックス、テント、バーベキューコンロにと荷物は山盛り。更に焚き火台を積むとなると悩む方も多いはず。そんな方にはバーベキューコンロと焚き火台の1台2役がおすすめ。焚き火台は網を乗せればバーベキューコンロとしても使えます。
焚き火台をバーベキューコンロにするメリット
焚き火台をバーベキューコンロにするメリットは、荷物が少なくなるだけではありません。明るいうちはバーベキュー用のコンロとして使用し、暗くなってきたら焚き火台にします。焚火台にはバーベキューに使った炭が残っているので火おこしの必要がありません。
焚き火台とバーベキューコンロを分けるメリット
焚き火台とバーベキューコンロを分けて使うメリットもあります。キャンプの醍醐味は料理にあります。さまざまなキャンプ料理が紹介され素敵な画像がインスタに盛りだくさんです。そこで使ってみたいのがダッチオーブン。焚火台を別にすれば時間を掛けた料理のコンロとして利用できます。火力を大きくすることも簡単です。
- 焚き火台とバーベキューコンロは1台2役でコンパクト
- こだわりの料理には焚き火台が便利
比較ポイント④ コンパクトに収納できるか
収納は重要なポイントです。車に積んだ時も、自宅に保管するときもスペースには限りがあります。各メーカーは折りたたみの方法にとても工夫を凝らしています。平らに畳めるものや、お弁当の様な箱の底を押し広げるタイプなどです。商品スペックには収納時の大きさが記載されているので必ず確認を!
ドッペルギャンガー秘密のグリルちゃん
上記商品はドッペルギャンガー秘密のグリルちゃんという商品です。コンパクトで少人数用なのですが、収納方法がユニークです。火床がお風呂の蓋のようにクルクルと巻けるタイプ。収納サイズは長さ30㎝幅7㎝と超コンパクトでジーンズの後ろポケットに突っ込めるサイズです。
キャプテンスタッグ イージーファイアベース
上記商品はキャプテンスタッグのイージーファイヤーグリル。見たとおりにファイヤーデスクが折りたためるというアイデア商品。設営時の寸法は260×75mmです。収納すると170×50mmというサイズに圧縮されます。
- 収納サイズはとても大切!
- 収納サイズを確認する
比較ポイント⑤ どんなオプションパーツが使えるか
オプションパーツはステーキグリル、囲炉裏台、トライポッド、など焚き火を盛り上げるパーツが沢山あります。使い勝手をよくするコツは、メーカーを揃えること。贔屓にするメーカーがあると思いますので、同じロゴマークのパーツで揃えてみてはいかがでしょうか。
有名メーカーはオプションが豊富
焚き火台を販売するメーカーには、誰でも知っているような有名メーカーがあります。コールマンやスノーピークです。そういった所はパーツがとても豊富です。オプションで焚き火台周りを充実させたい方は、有名メーカーの焚き火台を選ぶとよいでしょう。
- 好きなメーカーで揃える
- パーツの有無を確認する
焚き火台を徹底比較!ロゴス編
ロゴスは、登山からマリン用品まで手掛けるアウトドアブランド。Enjoy Outing!をキーワードに様々な商品をラインナップしています。もちろん見た目も素敵で機能性にも拘った焚き火台がラインナップ。ビギナーからベテランまでが満足できる商品が販売されています。
ロゴス焚き火台① LOGOS the ピラミッドTAKIBI
ロゴスの焚き火ピラミッドグリルです。サイズはコンパクトからXLまであります。商品名にもあるように逆ピラミッドの様な深さがあるのが特徴で安定して薪を炊くことが出来ます。組み立ては6つのパーツで約10秒!という簡単さです。そしてペタペタと畳むことが出来て付属のバックの中に収納できます。
丈夫な設計でダッチオーブンもOKです
ピラミッドTAKIBIは折りたたみ式ですが設計はとても丈夫です。重たいダッチオーブンを置いても全然平気です。もちろん灰受けもついているので燃えかすが落ちて芝生を痛めることもありません。焼き網は標準装備なのでバーベキューもOKです。
設営サイズ | 収納サイズ | 重量 | 人数 | |
XL | 幅54cm | 52.5×52.5×32㎝ | 5.4㎏ | 4~6人 |
L | 幅39㎝ | 42×26.5×7.5cm | 3.1kg | 3~5人 |
M | 幅36㎝ | 35×19.5×7cm | 2.2kg | 2~4人 |
コンパクト | 幅19㎝ | 24×18.5×3.5cm | 1.0kg | 1~2人 |
焚火ピラミッドグリルEVO
ピラミッドグリルにはオプションも様々に用意されています。その中でもおすすめなのがピラミッドグリルEVO。これは極厚の鉄板でとっても美味しくお肉が焼けると評判です。高級鉄板焼きのお店に負けないステーキが焼けます。炭火ならではの外はカリッと香ばしく中身はジューシーなレアな仕上がり。もちろん海鮮を焼いても絶品!
ロゴス焚き火台② LOGOS KAGARIBI
LOGOS KAGARIBIは焚き火台が立ち上がるタイプです。地面から近いロータイプの焚き火台が多い中で高い位置にある画期的なタイプです。大人数で立食の様な形でバーベキューを楽しむスタイルに活躍します。バーベキューコンロと1台2役で使う時も背が高いと使い易く便利です。もちろんダッチオーブンにも対応します。
足をたためばロータイプとしても使える
KAGARIBIは足をたためばロータイプとしても使えます。もちろんLOGOSならではの幅広いオプションも使えるので楽しみはとっても広がります。その中でも特におすすめなのは囲炉裏です。焚き火をぐるりと囲んだ囲炉裏は焚き火を至福の時へとワンランクアップしてくれます。
設営サイズ | 収納サイズ | 重量 | 人数 | |
XL | 幅57×奥53×高76/28cm | 53×49×11.5㎝ | 9.2㎏ | 4~6人 |
L | 幅46×奥42×高66/29cm | 42×41×12cm | 6.3kg | 3~5人 |
ロゴス焚き火台③ LOGOS the KAMADO
LOGOS the KAMADOは多機能型調理器具です。調理することを目的に設計された焚き火台で、ピザを焼いたり、焼き芋を作ったりできます。そして凄いのが同時にダッチオーブンを使える点です。かまどのような形をした上部に10インチのダッチオーブンがセットできるのです!
ダッチオーブンを使いたい方には超おすすめ!
ダッチオーブンを使って料理を作りたい!そんな願望を持っている方は多いです。ただし、バーベキューでは火を確保するのが難しいです。お肉を焼きたい男性から焚き火をしたい子供までいます。そこで活躍するのがKAMADOです。
ピザが美味しく焼ける!
バーベキューでピザを焼くとビックリするくらいに美味しくできます。パリッとした皮に、ほのかに感じ入る木の香が大人の味わいです。ただし、それは美味しく焼けたらの話。ピザを焼くのって結構難しいのが本当のところです。実はKAMADOはピザ焼き名人。オーブンのように熱が循環してピザが美味しく焼けるのです。
LOGOS the KAMADOの使い方
KAMADOは足を延ばすこともできます。足を延ばしてかまど部分を外せばバーベキュー使用に早変わり。更に、かまどを外したままで焚き火台にも利用できます。基本性能をしっかり押さえて+αで楽しみが広がるのがKAMADOの魅力です。KAMADOでは下記のような使い方ができます。
- オーブン料理
- 鍋料理
- 鍋とオーブンを同時に使う
- ダッチオーブン
- 焚き火台
- バーべキューコンロ
設営サイズ | 収納サイズ | 重量 | 人数 | |
KAMADO | 51.5×51×57cm | 48.5×39×12.5cm | 8.5kg | 3人~ |
焚き火台を徹底比較!コールマン編
キャンプ用品で最も人気のあるブランドの一つコールマン。1901年ランタンの製造からその歴史がスタートしました。現在ではアウトドア用品全般で絶大な信用を築き上げた押しも押されぬ大ブランドです。アウトドア初心者の方はコールマンを購入すれば大きな外れはありません。
コールマン焚き火台① ステンレスファイアープレイス
ファイヤープレイスは重量が5.7㎏と重量感があるタイプです。その分細部までしっかりと作り込まれた頑丈さがあります。見た目はごつごつしていかにもワイルドで男性的という印象。標準装備で焼き網もついておりバーベキューコンロとして1台2役としても使えます。
ファイヤープレイスはカッコいい
ファイヤープレイスの特長を一言で言い表せばかっこいいです。井桁に組まれたボディーはクラス最長の深さを持ち沢山の薪を入れても全然大丈夫です。これは360度から酸素を取り込むことが出来る燃焼効率の高さがなせる業です。井桁組のボディーは単なる見せかけだけでは無いのです。
畳んでもあまり小さくならない!
ファイヤープレイスを購入する方は収納時のサイズはしっかり確認してください!基本的に骨組みが太くしっかりとしたボディーなので畳んでもあまり小さくなりません。サイズは幅41.5×奥30.5×高さ15.5cmです。 小さな隙間にスッと入るサイズではありません。
設営サイズ | 収納サイズ | 重量 | 人数 | |
ファイアープレイス | 41.5×46.5×34.5cm | 41.5×30.5×15.5cm | 5.7kg | 4~6人 |
コールマン焚き火台③ ファイアーディスク
コールマンファイヤーディスクはとってもシンプルな焚き火台です。ステンレス製のお皿に薪を積み上げ火をつける!設営時間は土台を広げてお皿を乗せるだけ。何と3秒で完成というスピードです。ステンレス製で大人数でも対応でき大きさです。大人が5人以上いるならファイヤーデスクは一押しです。
コールマンファイヤーディスクのいい所はココ
ファイヤーディスクは空気の通りが良いので火が付きやすくビギナーの方にも簡単です。そして直火が禁止のキャンプ場でも受け皿式ではないので、小さくなった炭が落ちることはありません。また、面倒な片付けが手間いらず。お皿を洗うだけだからかたずけが楽ちんなんです。
ファイアーディスクの収納は大きいけど薄い
ファイヤーディスクはお皿の部分は畳めないので60㎝という大きさのままです。やや収納に心配があるサイズです。しかし、厚みは10㎝しかないので車の隙間や、倉庫のデットスペースに入るサイズかもしれません。購入の際はどこに仕舞っておくかも検討してください。
焼き網は標準装備
焼き網は標準で装備されています。炭を入れればバーベキューコンロとしても利用できます。耐荷重が30㎏もあるのでダッチオーブンを乗せてもびくともしません。ダッチオーブンを乗せる時は別売りのダッチオーブンスタンドを使うか、トライポッドで吊り下げます。