カマツカは飼育できるの?飼育方法や注意点、混泳におすすめの魚も徹底解説!

鮮魚店やスーパーなどで食材として並べられていることは稀です。昔は琵琶湖周辺では高値で取引もされていましたが現在はその滋賀県や別の産地にもなっている福岡県でも店頭で見かけることはほぼ無いに等しいのが現状です。加工品でも売られていません。イチから調理したいとなると自分で捕獲するのが一番の近道といえます。

寄生虫に注意する

調理する際には寄生虫に十分な注意が必要です。間違って食べると重大な事故を引き起こしかねません。火を通してあげることで死滅するので刺身で食べない限りは問題ありませんが、それでも不安という人は家庭用冷凍庫で2〜3日冷凍したものを解凍して調理してください。冷凍でも寄生虫は死滅するのでより安心して食べることができます。

カマツカの美味しい食べ方

カマツカの白身はキスのようで別名「カワギス」という名前も付いているほどです。調理のバリエーションはあまり多くありませんがカマツカの代表的な食べ方をご紹介します。ぜひ手に入れたら調理して味わってみてください。

塩焼き

もっとも手軽に味わえる塩焼きは入門に最適です。ふっくらとしたクセのない白身はキスのようでカマツカが「カワギス」とも呼ばれるその訳を存分に理解することができます。素焼きもいいですが、塩や醤油で少し味を入れてから焼くと身が引き締まりまた違った食感を味わえます。肝は苦味があり日本酒のアテに最高です。

唐揚げ

ウロコ取りを怠ると硬いウロコが口に残ってしまうので必ず下処理します。内臓をとったら塩・こしょうで下味をつけて片栗粉をまぶして揚げます。クセのない白身魚なので強めに下味をつけてあげるのがポイントです。また生姜醤油などに漬けると強めの下味が染み込み濃い味好きな人にはおすすめです。揚げ時間よっては中骨も食べられます。

天ぷら

キスの天ぷらのように上品な味わいに仕上がります。下味の方法は唐揚げ同様に塩・こしょうを使いますが最後に塩や天つゆを使うことを考えて唐揚げほど強くなくても構いません。丸ごとでも構いませんが食感や見た目を上品に仕上げたいときは開いてから揚げるとそれらしくなります。熱の通りのバランスも開きの方がベストです。

煮付け

煮付けも簡単に作ることができます。ウロコと内臓の処理をしたら鍋に水を入れ酒、砂糖、醤油、塩で煮込むだけ。あっという間にできてしまいます。風味付けに輪切りにスライスした生姜を入れてあげるとまた違った風味を楽しめます。じっくり水分を飛ばすように煮込んで甘露煮に仕上げてもおいしく食べることができます。

刺身

刺身で食べることが可能です。ただし寄生虫がいる恐れがあるので調理する際は必ず冷凍処理をしてから刺身にするようにします。また湯引きも同様に一度凍らせてから調理することが肝心です。川魚特有の臭いも少なく弾力のある身を味わうことができます。淡白なので濃厚な刺身醤油を使うと味の絡みもよくなります。

カマツカとよく似たツチフキって?

よくカマツカに似た魚でツチフキという魚の名前を目にします。生息場所も似ているため捕獲の際に網にかかっていたなんてこともあり判別に迷う魚です。確かに一見よく似ているのですが見分け方さえ掴めば両者の違いは一目瞭然です。

カマツカとの見分けのコツ

ツチフキはカマツカと見た目がそっくりです。しかし注意深く観察するとツチフキの方がヒゲが短いのがわかります。生息する場所も異なりツチフキは川底が砂泥地の場所に生息しています。砂泥と砂礫が入り混じる場所ではどちらも生息していることもあるのでヒゲの長短を目安に見分けます。

カマツカのことをもっと知ろう!

デリケートで飼育には一定の注意が必要なカマツカですが愛らしい馬面の風貌や砂に潜ってしまうユニークな仕草など近くで鑑賞してみたくなる一面も持ち合わせたとても魅力的な魚です。また釣り上げたときはぜひ調理して貴重な機会を味わってみてください。カマツカについてはこちらの記事も参考してみてください。

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