フックが外れて、魚が逃げてしまう場合もあります。心配な時は、フックを2つ掛けにしておく事をオススメします。また、堤防の角や岩場などとの摩擦で、ロープが擦れて切れてしまうこともあります。ロープと接地面の間にタオルなどを敷いておくと摩擦を和らげることが出来ます。
ストリンガーの使用に向いている場所とは?
堤防
岩場などゴツゴツしている場所だと、ストリンガー が引っ掛かってしまいますが、堤防は形状がフラットな分その心配がありません。また、堤防釣りはポイントに着くまでに、長距離を歩く場合も少なくありません。大物用の大きなクーラーボックスを持ってポイントまで歩くのは大変。その点、ストリンガーなら軽量ですので、堤防の先端まで行くとしても負担がありません。
サーフ
魚がギリギリ泳げる浅瀬に繋いでおけば、繋ぐ時も回収する時も簡単。せっかく釣った魚が、他の魚やタコなどに食べられている、という悲しい出来事も稀にありますが、サーフであれば見通しがいいので見張りもし易いでしょう。また岩場が殆ど無いので、ストリンガーのロープが擦り切れる心配もありません。
ストリンガーに不向きな場所とは?
磯場
ゴツゴツとした岩場が多い磯場では、ストリンガーのロープが擦り切れてしまう恐れがあります。ワイヤーにすれば耐久性があるので、擦り切れる心配は減りますが、波が高い日は岩場の隙間などに入り込んで魚が回収出来なくなる場合もありますので、磯場ではクーラボックスなどに魚を保管する方が良いでしょう。
漁港内
漁港内は、堤防と同じようにフラットな作りにはなっていますので、一見使い易いように見えます。ですが、港には多くの船が停泊し、ロープで繋がれていますので、ストリンガーが潮に流された時にロープや船に絡まってしまう可能性があります。漁師の方のスカリが沈めてある場合もありますし、仕事の邪魔になることもありますので、使用は控えた方がいいかもしれません。
ストリンガーの正しい使用方法とは?
それでは、使い方について順を追ってご説明します。正しく使用いただかないと怪我をしたり、魚を傷付けてしまったり、魚が流されてしまったりする恐れもあります。正しく使って、新鮮な魚を沢山家に持ち帰って下さいね。
ロープを固定する
まずはロープを固定しましょう。岩場だとロープが擦り切れてしまう可能性がありますので、出来ればピットや電灯の柱など突起のない素材のものが良いでしょう。潮の満ち引きを計算して、ロープは数メートル長めに垂らしておきましょう。
魚をフックに固定する
魚の顎部分にフックを刺して固定します。歯が鋭く尖っている魚もいますので、固定する際には注意して下さい。小型の魚など、顎が柔らかいものだと外れてしまったりする場合もあるので、あまり向きません。ある程度の大きさで顎に強度がある魚に対して使うようにしましょう。