ホッケの旬の時期は?産地によって異なる脂が乗る時期・季節毎の釣りのポイントもご紹介!

ただし、分類上はあくまで真ホッケですので、沿岸でとれた真ホッケを根ホッケとして販売し、プレミア感を演出する販売戦略もあることには注意が必要。購入を検討する場合には、しっかりとしたサイズがあり、脂がのったものを選ぶようにしましょう。

ホッケ釣りに行こう!それぞれの季節ごとにポイントを整理

北海道では釣りのターゲットとして非常に人気のある魚、ホッケ。釣ることのできるサイズの目安は大体30~40cmほどといわれていますが、運が良ければ60cmを超える大物を釣ることもできます。アイナメヤソイと同様にロックフィッシュですので、引きも十分に楽しむことができ、釣った後もおいしく食べることができます。

ホッケ釣りのキーワードは産卵期

釣りに出かける際の時期を見極めるためには、産卵期を基準に考えるとよいです。ホッケ釣りに向いているシーズンは9月~翌5月にかけての時期です。秋~冬にかけて、ホッケの産卵前後の時期と被るこの期間はいわゆる”荒食い”の時期ですので、ホッケが大挙して接岸します。

普段は水深100前後を回遊するホッケの群れが比較的浅い岩礁帯に大挙して押し寄せるため、沿岸部や堤防からでもターゲットとして狙うことが可能です。したがって、この産卵期前後の時期がホッケ釣りを楽しむためのベストの時期です。

産卵前

この時期は、ホッケが消耗の激しい産卵に備えて、養分を蓄えているところです。餌を豊富に食べて十分に肥えるので、脂をたっぷり蓄えた子持ちの抱卵ホッケを釣ることもできる時期です。

産卵後

産卵後の春ボッケはいわゆる”荒食い”と言われる時期で、産卵で消耗した体力を回復するために浅瀬に群れをなして寄ってくるため、堤防や磯から釣りを楽しむことができます。

ホッケの習性を知ろう!

北日本の幅広い海域にで水揚げされているホッケは、水深およそ100m前後の岩礁帯および沖合の海域を住みかとしています。ほかの根魚と大きく異なる点は、サバやアジなどの青物に匹敵する回遊範囲の広さと、群れで行動するという2点です。

そのため、ほかの根魚のように気軽に釣ることはできません。ホッケを効率よく釣るには、ホッケがえさを求めて沿岸によって来るタイミングを知ること。そして、常に最新の情報を集めて、ポイントを絞って狙うことが重要です。

また、産卵の時期にはオスが餌をとらずに卵を守るという習性をもっているため、その時期は超過を上げるのが難しくなってきます。

9月~翌2月:秋~冬

この時期はホッケが複数回に分けて産卵を行う時期です。比較的浅いエリアをホッケが回遊するようになりますので、岸や堤防からのフィッシングを楽しむことができます。北海道の日本海側なら、10月~12月の時期だと子持ちの抱卵ホッケをターゲットにすることができます。

ただ、産卵の時期はオスが卵を守るという習性上、ホッケが食い渋ることも。子持ちの抱卵ホッケをターゲットとする場合でなければ、12月~2月の時期がベストとなります。

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