手間がかからず手に入れるのが簡単なのが人工飼料のメリットですから最終的に人工飼料に切り替えていければベストでしょう。水槽に慣れてきたと感じたら少量ずつ人工飼料を与えてみて食いつきや食べ残しなどをよく観察し少しずつ生き餌から人工飼料へ切り替えていきます。
ハオコゼのような毒のあるオコゼ
ハオコゼはカサゴ目ハオコゼ科に分類されているとお伝えしたようにオコゼの仲間ですが、オコゼ科にはハオコゼ以外にもいくつかのオコゼが分類されており、ハオコゼと同じように毒をもつオコゼがいます。
オニダルマオコゼ
まさにオニのような顔をしたオニダルマオコゼもハオコゼと同じく肉食性で、魚を待ち伏せして捕食し、大きいものだと人の顔ほどの大きさがあります。オニダルマオコゼも背ビレに太くて強いトゲの中にタンパク質由来の猛毒(ストナストキシン/stonustoxin)を持っておりこの毒性は刺毒魚の中でもかなり強いものです。
恐ろしいことにオニダルマオコゼ1匹の個体が体に持っている毒で大人4人を死に至らしめるのに十分だとも言われており、磯遊びや浅瀬で泳いでいる際に気づかずにオニダルマオコゼを踏んでしまい刺される事故が国内外問わず多くあります。
こちらにオニダルマオコゼについて詳しくまとまった記事がありますので興味のある方はご覧ください。
オニオコゼ
オニオコゼも体長30センチほどになり、オニダルマオコゼにように岩の様なごつごつした見た目をしていて、トサカのような背ビレにあるトゲに強い毒も持ってますがオニダルマオコゼほどの毒性はありません。
とはいっても強い毒ですのでハオコゼ、オニダルマオコゼ同様に取り扱いには十分気を付けましょう。高級魚として古くは西日本、今では関東でも人気の魚です。刺身、唐揚げ、椀物など「おこぜ料理」として確立されているほどです。
オニオコゼについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。