ブラックバスには色々な種類がいる
ブラックバス釣りで必ずといっていいほど出てくる「ブラックバス」ですが、様々な種類があるんです。そもそもブラックバスとは、スズキ目サンフィッシュ科オオクチバス属の淡水魚になり、北米が原産の肉食魚で大きいものだと70cmを超える魚になります。
スモールマウスバス
スモールマウスバスとは、その名前の通り、「口の小さなバス」のことになります。見た目の特徴は、虎のような柄(横縞模様)があります。また魚体も幅が他のバスより広い傾向があるので見た目で見分けることができます。サイズが大きいものは降格が目の後ろまで開かないということも特徴です。
ラージマウスバス
こちらも名前の通り、「口が大きなバス」になります。目の後ろ足りから、尾びれまで波を打つような模様があります。またサイズが大きくなると、口角が目の後ろまで大きくなるのが特徴です。30~50cmが一般的なサイズですが、大きいものでは70cmを超えるものもいます。
フロリダバス
フロリダバスは、ブラックバスの中でも最も大型のバスといわれています。大きなブラックバスを狙っている人は必ず知っている程有名なバスになります。舌に歯がないや背ビレが分かれているといった特徴があります。また鱗の枚数が70枚以上あり、ラージマウスバスは鱗が69枚以下となっています。
ブラックバスが日本へ来たのは?
今ではブラックバス釣りと人気になっていますが、なぜ日本にやってきたのでしょうか。初めに日本へブラックバスが来たのは、実業家「赤星鉄馬」がアメリカ、カリフォルニア州からオオクチバスを持ち帰り、芦ノ湖へ約90匹放流したのが始まりとされています。
何故日本へ来たのかというと、まず一番は食用、釣りの対象魚として養殖が簡単な魚ということで、日本政府の許可の下行われた試みでした。ただし、オオクチバスはカリフォルニア州では自然分布していないので、別の場所で採取されたものがカリフォルニア州を経由して移入されたと考えられています。
ブラックバスの習性
ブラックバスには様々な習性があります。習性を知っておけばブラックバス釣りにもいいヒントになるので、知っておいて損はありません。普段見ている魚とは違った習性もあるので、ブラックバスの習性についてご紹介していきます。
ブラックバスは何でも食べてしまう
ブラックバスは、悪食として知られており、なんでも食べてしまう魚です。魚はもちろん、エビやカニなどの甲殻類、昆虫、カエル、その他に水鳥や蛇なども食べてしまいます。動くものなら何でも食べるそうです。
ブラックバスのオスは子守をする
ブラックバスは春に卵を産み、その卵をオスが守るという習性があります。産卵した周辺では、卵や稚魚を狙う魚も多いため、卵に近づいてきた魚を威嚇して追い払ったり捕食したりします。また稚魚がある程度大きくなり、独り立ちしていくと大切に育てた自分の稚魚たちを、誤って食べてしまうこともあるのです。
ブラックバスの釣り方
ブラックバスの釣り方は、主に針に餌を付けて釣る「餌釣り」と餌の代わりに魚の模型に針がついたルアー釣りの2種類あります。餌釣りよりルアー釣りのほうが人気ですが、餌釣りのほうが簡単に釣れたりすることがあります。餌釣りとルアー釣りの両方をご紹介します。
餌釣り
ブラックバスは、動いているものを捕食する習性があるため、ルアーより生きている餌を使用することで、ブラックバスが簡単に釣れてしまいます。まずブラックバス釣りをしてどうしてもブラックバスを釣りあげたい!という方はまず餌釣りから始めてみましょう。
ルアー釣り
ルアー釣りに使われるルアーは「ハードルアー」と「ソフトルアー」の2種類あり、ハードルアーはプラスチックや金属のボディに針が3つくっついているトレイブルフックがついているタイプで、ソフトルアーはワームとも呼ばれ、ゴム素材でできておりミミズや小魚のような動きを出すことができます。
ブラックバスが釣れる時期は?
ブラックバスは基本的に1年中釣ることはできます。ですが生き物なので、活発に動く時期もあれば動かない時期があります。また時間帯でも動いている、動いていない時間もあるのでどういった時期が動いているのかをご紹介します。
春のバス釣り(3月~5月)
ブラックバスの産卵時期は春になります。なので春のブラックバスは、産卵のために浅瀬に出てきたり、体力をつけるために餌をたくさん食べにきたりするので、バス釣りには最も最適な時期といえます。
春のバス釣りに適した時間帯
春のブラックバス釣りは9時~17時頃が適した時間帯といえます。この時期は春一番など日中の気温が上がることが多いのと、風がブラックバスの警戒心を弱めてくれることもあり日中が比較的釣りやすいと言えます。
夏のバス釣り(6月~8月)
夏場はブラックバスにとって夏バテの時期になります。水温が高いと水深の深いところや日陰など水温が低いところでじっとしていることが多いです。その為、日中ではなく水温が下がる夜にバス釣りをすることをおすすめします。
夏のバス釣りに適した時間帯
夏になると活動時間にも変化があります。夏の水温は日中の時間帯は上昇するため、水温が下がる夕方から明け方にかけて、活動時間が変わります。そのためブラックバスを釣りあげたい場合は夕方から明け方の水温が低い時間帯に挑戦しましょう。
秋のバス釣り(9月~11月)
秋になると夏ほど水温も高くならず、ブラックバスにとって過ごしやすい時期になり、餌を探しに広範囲に泳いでいきます。また冬に備えて餌をため込むので、ブラックバスにアピールできるルアーで攻めると釣りやすいでしょう。
秋のバス釣りに適した時間帯
基本的に夏に比べて水温が下がっているので日中でも釣ることはできますが、夕方や早朝の時間帯も狙える時間でもあります。その日の天気によって差があるので、あらかじめ天気予報などで気温や水温を確認して狙いに行くと良いでしょう。
冬のバス釣り(12月~2月)
冬は気温がぐんと低くなるので、水温も低くなります。ブラックバスも寒いと動きが鈍くなるので、比較的水温が安定しているところでじっとしていることが多いです。暖かい水が流れ込んでいる場所があったりするポイントでは動いていることもあります。
冬のバス釣りに適した時間帯
冬の時期は一日通して寒い日なので、その中でも気温が一番高い時間、14時頃がおすすめと言えます。天気も良く晴れた日で、気温もできるだけ高い日を選びましょう。寒い日に狙ってもブラックバスは動いていないことが多いのでおすすめできません。
ブラックバスの釣り方【餌釣り編】
餌釣りは、ミミズやエビなど生きた餌を使用することで、ブラックバスが簡単に釣ることができます。ルアーだとどうしても初心者では扱うのが難しかったり、小さな子供には鋭い針が刺さってしまったりと、不安なことも多いのでそういう時に餌釣りですると安心です。
タックル
タックルとは「ロッド(釣竿)」「リール」「ライン(釣り糸)」「ルアー」これらを総称したものを言います。餌釣りの場合、ルアーではなく餌になります。釣具店でいきなりすべての道具をそろえるのは難しいので、すべてがセットになったものを選ぶと良いでしょう。
おすすめのロッド①
シマノスピニングロッドルアーマチックS86MLです。タイプはスピニングです。入門者にも選びやすい色分けされたタグが付いています。全長2.59m、仕舞寸法133.3m、重さ145gです。ラインはPE0.6~1.5号、ナイロン4~6Ibになっており価格は7,000円前後です。
おすすめのロッド②
ダイワバスロッドベイトバスX662MBです。タイプはバスロッドベイトになります。全長1.98m、仕舞寸法103cm、ラインはナイロン8~16Ibとなっています。価格は7,000円前後となっています。バス釣りだけでなく様々な釣りに対応しています。
おすすめのロッド③
プロマリンPGバスレンジャー602S-MLです。ルアー竿となっており、全長1.80m、仕舞寸法94cm、重さ142gです。ラインは5~10Ibとなっており、価格は1,660円です。比較的安価なので手軽に始める方にはおすすめとなっています。
餌
餌釣りに必要な餌ですが、一般的に使用されているのは皆さんご存知のミミズです。土の中から探し出しても使えますし、釣具店にも販売されているので簡単に購入できます。何故ミミズなのかはその動き方が魅力的だからです。またミミズ以外にもエビやバスの稚魚などを餌にして釣ることもあります。
餌釣りの裏技!ブルーギルで釣る!
餌釣りでの裏技というのは、餌をミミズではなくブルーギルという魚に変えて泳がせて釣るということです。琵琶湖ではこのブルーギルを使って釣ったブラックバスが世界記録になるほど大物が釣れているんです。その重さ、なんと10.12kg、全長73.5cmということでした。
そんな琵琶湖で釣れた世界記録のブラックバスについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
ブラックバスの釣り方【ルアー釣り編】
ルアー釣りとは、餌釣りとは違いルアーを用いてブラックバスを釣る方法になります。ルアーなので生きた餌ではないので、ルアーを海中で生きた魚のように動かし、魚を釣ります。餌釣りと同様タックルを使用してブラックバスを釣りあげましょう。
ロッド(釣竿)
釣竿には「ベイトロッド」と「スピニングロッド」と呼ばれる2種類のタイプがあります。一番の違いはリールの位置が違います。初めてブラックバス釣りをする方やまだ慣れていない方にはスピニングロッドをオススメします。
ベイトロッド
ベイトロッドとは、ベイトリール(両軸にリールがある)用の釣り竿です。リールについては後ほどご紹介します。スピニングロッドとは異なる作りとなっていて、パワーのあるロッドになります。ルアーは10g以上(中量~重量級)のものが向いており、キャスティング(ルアーの投げ方)には多少の慣れが必要です。
リールの取り付け位置がロッドを握った際、上側に来ることで、ライン感度がよくなり、手元までアタリの感覚やルアーがとらえる水の中の情報が伝わりやすくなっています。また重たいルアー使えたり、太いラインの操作を得意とするなど大物を釣る場合はこちらを使用すると良いでしょう。
ベイトロッドのオススメ①
全長2.08m、仕舞寸法109cm、重さ130g、ルアー重量7~21g、適合ライン8~16Ibとなっております。価格も1万円以内で購入できるため、初めての方でも手軽に始めれるおすすめの1本となっております。
ベイトロッドのおすすめ②
全長2.08m、仕舞寸法208cm、重さ115g、ルアー重量5~18g・3/16~5/8oz、適合ライン7~16Ibです。グリップはコルクとダブルアルマイトリングを採用しており、上位モデルに引けを取らない1本となっております。
ベイトロッドのおすすめ③
全長2.08m、仕舞寸法107.2cm、重さ120g、ルアー重さ7~21g、適合ライン10~20Ibとなっております。豪華な仕様で生まれ変わったベーシックモデルとなっており、ベイトロッドタイプの中でも初心者向けの人気モデルとなっており、おすすめの1本です。
スピニングロッド
スピニングロッドはスピニングリール(片軸リール)用の釣り竿。ベイトロッドとは異なる作りになっており、8g以下(軽~中量級)のルアーに向いているため初心者でも扱いやすくなっております。またリールの取り付け位置がロッドを握った際、下側になります。
スピニングロッドの特徴といえば、ガイドが大きいことが挙げられます。ガイドが大きいことで、キャスティングをする際、摩擦の抵抗を少なくし、飛距離を少しでも伸ばすことができます。またスピニングロッドにベイトリールを取り付けることもできますが、不具合などトラブルも起こりうるためおすすめできません。
スピニングロッドのオススメ①
全長2.01m、仕舞寸法103.5cm、重さ105g、ルアー重さ0.9~9g・1/32~5/16oz、適合ライン2~8Ibとなっています。「手軽にバスフィッシングを始められて、長く続けてもらえるロッド」をコンセプトとし誕生したモデルです。初心者でも使いやすく、バス釣り経験者でも納得できるスペックを実現しています。
スピニングロッドのおすすめ②
全長約1.95m、仕舞寸法99.2cm、重さ95g、ルアー重さ3~10g、適合ライン4~8Ibとなっています。バスフィッシングの本場アメリカと日本でテストを繰り返したZODIASが満を持してデビューしたモデルになります。多彩なルアーを駆使する現代のバスフィッシングに呼応すべく生まれた1本です。