巨大深海生物オニイソメ!鋭い歯を待つ恐ろしい見た目とその正体とは!

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侵入を発見したら一刻も早く駆除したい!そんな時は勇気を出してピンセットを使って直接の捕獲を試みましょう。ライブロックの穴から顔を覗かせていることが多いので細かい作業にも対応することができます。千切れてしまうこともありますが仕方ありません。完全体での捕獲を目指すより駆除が最優先です。

オニイソメの侵入を防ぐには

有害な生物の侵入を事前に防ぎたい時は薬剤を使った予防があるのでそちらを紹介します。しかしこの方法はライブロックに付着している微生物をも取り除いてしまったり、2次的な楽しみである「付着している生物との出会いの機会」も失ってしまいます。メリット、デメリットをよく考えて行うようにしましょう。

ライブロックを薬剤で薬浴する

水槽に入れる前に薬浴することによって有害な生物を未然に侵入を防ぐことができます。薬浴は必ず別水槽、またはバケツに入れて行います。薬剤にもさまざまな選択肢がありますが次に紹介するサンゴ用のものがもっとも適しています。

サンゴ用の薬剤を使う

サンゴは水槽へ入れる前に病気や寄生虫の持ち込みを避けるために薬浴が推奨されておりライブロックへも同様の薬剤を使用するのがおすすめです。中でもこちらのコーラルRXProは多くの愛好家が使用している代表的な薬剤です。

薬浴の手順

  1. 水槽、またはバケツに人口海水を用意します。水道水は絶対にダメです。
  2. 海水に対して適切な分量の薬剤を投入します。
  3. ライブロックを入れます。台座がある場合は使用すると底との接触面が解放されるのでおすすめです。
  4. エアレーションをライブロックの下方部に来るように配置し稼動させ30分ほど放置します。
  5. 余裕があればスポイトを使用して穴に海水を注入してみると穴に潜む生物が出て来やすくなります。
  6. 別の水槽、バケツに海水をもう一度準備し、再びエアレーションを稼動させて30分ほど放置します。作業完了です。

ライブロックを薬浴する際の便利アイテム

薬浴はしっかり行わないとその後の水質にも影響を及ぼすので神経を使う作業です。万全な準備をしてから始めなければなりません。バケツや計量カップなど薬浴にかかせないアイテムを紹介します。

バケツ

伸和(SHINWA) コマセバケツ 角10 ナチュラル (N)

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水槽があればそれでも構わないのですが新たに購入するとなるとコストもかかるためバケツをおすすめします。こちらは釣りで使用するコマセ用のバケツです。丈夫で軽量、かつ取っ手も付いているので非常に使いやすいです。

計量カップ

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海水のある一定量に対して使用する薬剤の量は決まっています。計量カップは必須アイテムです。しっかり計量して使用しないと思うような効果が得られないばかりかライブロックにも影響が出てきます。2リットルタイプのものがあると効率よく作業を進めることができます。

シーウォーター

ジェックス 人工海水シーウォーター 25 用

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水道水に混ぜるだけで簡単に海水を作ることができます。塩素中和剤も含まれておりカルキ抜きも同時にやってくれるので手間も省けます。さらに天然海水に含まれる微量な有効成分も含まれているので適切な環境を作ることができます。

比重計

ジェックス 比重計

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人工海水を作った際は比重計で海水濃度を計測すると安心です。濃度が高い場合は生物が死んでしまいます。一方で濃度が低すぎると魚の健康によくありません。ライブロックもさまざまな微生物が付着する生き物のようなものです。適切な環境を作ってあげましょう。

ライブロックの代わりになるもの

オニイソメが混入してしまう可能性があるのならライブロックを使いたくない、そんな人には代用品をおすすめします。レプリカを使う方法や、岩自体をデス状態にしてししまう最終手段を詳しく紹介します。

ライブロックのレプリカを使用する

人口に作られたものですが本物そっくりので見た目も十分に満足できるものが揃っています。色味やサイズなど選択肢にも幅があります。さらには水質環境に最適なバクテリアを付着させてある製品もあります。

デスロックを使用する

ライブロックをデスロック化して使用します。ただしデスロックはあまり販売されていません。自らで作り出すのが一般的です。方法は簡単で塩素に浸けおきしたライブロックをさらに2〜3日乾燥させて完了となります。一切の生物を死滅させるのであまり気持ちのいいものではないですがどうしてもという方にオススメです。

オニイソメの天敵

もはや海の中では向かうところ敵なしではないかと思われるくらい凶暴ですが上には上がいます。こんな荒くれ者に勝てる魚とは一体どんな魚なのでしょう。ここではオニイソメのライバルになる魚を紹介します。

凶暴なオニイソメにも天敵はいる

天敵となる魚に共通していることは1つに凶暴であり貪欲に捕食をする魚であるということ。もう1つには岩礁やサンゴ礁が多い環境に生息しているということがあげられます。カサゴを連想する人もいると思いますが以下の動画の通りカサゴは勝つことができませんでした。

ハタ科の大きい魚

ハタ科の魚は肉食性で貪食です。サンゴ礁や岩礁付近では向かうところ敵なしと言われるほど食物連鎖上は優位な位置に君臨しています。水族館では飼育も容易とされていますが無闇に水槽に入れると他の生物が食べられてしまうということもあるほど凶暴です。高級魚として有名なクエもここに属しています。クエについてはこちらもどうぞ。

攻撃性の高いモンガラカワハギ科の魚

毒を有するため食用としての流通もなくあまり知られていない魚です。気性が荒く、特に産卵期は縄張り意識を高めるのでより暴力的になります。平気で人間にも噛み付いてきます。産卵はサンゴ礁や岩礁に産むため付近にいる邪魔者は徹底的に排除します。幼魚は観賞用にも利用されますが混泳には向きません。

海底の化け物とも呼ばれるオニイソメ

オニイソメの凶暴性や生態についていかがでしたか?海の化け物と呼ばれるに相応しい見た目と捕食の様子を目の当たりにすると恐怖すら覚えますが、一方で個性的な海の生き物の1つとして興味も出てきます。でもアクアリストの方は直接的な被害を被る可能性も十分にあります。現れた際はぜひ記事を参考に対処してみてください。